からめてほしい1
非日常的な日常
コートの下は全裸で歩く。
これは2回目のこと。
一度目は「腑に落ちないこと」というエントリーで書きました。
あれは、まだ那智さんと付き合い出して一年も経たないはじめての冬のこと。
ずっとずっと前からわたしには「見られたい」という性癖があるのはわかっていた。
でも、それをはじめてした数年前は、数%の喜ぶわたしも結果的に濡れてるわたしも自覚してたけど、とにかく必死でどちらかというと「命令に従う」というモチベーションだった。
那智さんのお仕事場までランチに行く。
このお仕事場は、那智さん以外の人もいるから、いつもはランチタイムに外で会うのだけど、この日はたまたま誰もいない日だったので、お仕事場まで来ていいよということになった。
そこで「○○のトイレで全部脱いでコートだけでおいで」と指示されたのだ。
ああ、とうとうその指示をされる日が来た。
待っていたと感じてしまうような胸の高鳴りだ。
数年前よりもずっと自分の欲望に正直になった(正直にならざるを得なかった?)わたし、命令に従い「いやだけど感じる」というものではなく、那智さんに認め てもらって叶えてもらってる、そして、それを那智さんも喜んでると思えて、もう命令ではなく「ふたりにとって必要なこと」と感じてる。
それでも、怖い。
まずひとりで歩くことの怖さを伝える。
「夜の繁華街ではないオフィス街、近くには高級なショップもある場所柄危険性は少ないだろう」
那智さんのお仕事場にその姿で入ることも、那智さんの判断でよしとするなら、わたしはそれを信頼するしかない。
いくつか不安点をクリアにして、その日を向かえる。
「○○のトイレに入ったら電話をかけて、そこでオナニーをしていったら裸になって、それでおいで」
○○の中でも人の少なさそうなトイレを選び入る。
予想は的中で、誰もいない。
よかった…。
電話をかける。
でも、トイレの中は電波が悪くてほとんど通じないかった。
一度トイレから出て、かけ直す。
「じゃあ、しかたないから、電話はいいよ。ひとりでしていったら裸になっておいで。じゃあね、ひとりで楽しみな。」
そう言われて、またトイレへ。
個室に入って、ひとりで触る。
でも、緊張してるのか、いけない。
あきらめて洋服を脱ぐ。
誰も入ってくる気配がないから、その怖さはない。
ニットのワンピースを脱ぎ、下着を取る。
裸に白のガーターストッキングだけになって、上からコートを羽織る。
このコート、そんなに長くないの、膝上なんだ。
だけど、前はダブルになっているから、大丈夫。
後ろのベントをちゃんとめくるとお尻が見えるので、後ろを気をつければいいのだ。
後ろに安全ピンを一箇所だけは許してもらったけど、しなかった。
不自然だということと、したくないと考え直したんだ。
ヒリヒリしたかった。
個室から出る。
ベルトを締め直しマフラーを整える。
鏡に映して危険じゃないか、チェックする。
うん、よほどの強風でないかぎりはお尻は見えないだろう。
だけど、隙間から覗く肌をよく見れば、けっこうなミニだと思われるかな。
ドキドキしてる。
後ろ姿を映して振り返り、ベントの割れ目を手で広げてお尻を見せる。
濃紺のコートから白いガーターベルトと肌があらわになって、その姿にうっとりしてしまう。
ああ、これでこんなに感じるわたし。
これで外を歩くんだ。
いまは、まだ、恐怖より、得も言われぬ高揚と恍惚が勝ってる。
誰にも見せられないけど、ナルシズムがどんどんと満たされて、誰かに見せてしまいたくなるほどだ(絶対見せられないけど!!)
鏡に映して、一瞬自己満足の世界(笑)
でも、これって、それほど長く感じられないのね。
ひとりじゃ、やっぱり物足りない。
早く、那智さんに会いたい、見てもらいたい。
トイレを出た。
そこに接客中の男性と女性客がいた。
人の存在をリアルに感じて、わたしは一気に正気に戻ってしまった。
ここから、那智さんのお仕事場まで階段を下り、外に出て300m。
途中でお昼ご飯も調達しなければならないのだった。
若い男性と年配の女性客の横を静かにすり抜けながら、これを喜んでいた己の性をちょっと恨んだ(笑)
ひとりは怖い、そして、とても寂しい。
どうやって、心を落ち着かせ、無事遂行できるか、別な種類の胸の高鳴りを抑えながら階段を下り、外に出た。
わあ、引っ張っちゃってます!!
すみません、予想外^^;
コートの下は全裸で歩く。
これは2回目のこと。
一度目は「腑に落ちないこと」というエントリーで書きました。
あれは、まだ那智さんと付き合い出して一年も経たないはじめての冬のこと。
ずっとずっと前からわたしには「見られたい」という性癖があるのはわかっていた。
でも、それをはじめてした数年前は、数%の喜ぶわたしも結果的に濡れてるわたしも自覚してたけど、とにかく必死でどちらかというと「命令に従う」というモチベーションだった。
那智さんのお仕事場までランチに行く。
このお仕事場は、那智さん以外の人もいるから、いつもはランチタイムに外で会うのだけど、この日はたまたま誰もいない日だったので、お仕事場まで来ていいよということになった。
そこで「○○のトイレで全部脱いでコートだけでおいで」と指示されたのだ。
ああ、とうとうその指示をされる日が来た。
待っていたと感じてしまうような胸の高鳴りだ。
数年前よりもずっと自分の欲望に正直になった(正直にならざるを得なかった?)わたし、命令に従い「いやだけど感じる」というものではなく、那智さんに認め てもらって叶えてもらってる、そして、それを那智さんも喜んでると思えて、もう命令ではなく「ふたりにとって必要なこと」と感じてる。
それでも、怖い。
まずひとりで歩くことの怖さを伝える。
「夜の繁華街ではないオフィス街、近くには高級なショップもある場所柄危険性は少ないだろう」
那智さんのお仕事場にその姿で入ることも、那智さんの判断でよしとするなら、わたしはそれを信頼するしかない。
いくつか不安点をクリアにして、その日を向かえる。
「○○のトイレに入ったら電話をかけて、そこでオナニーをしていったら裸になって、それでおいで」
○○の中でも人の少なさそうなトイレを選び入る。
予想は的中で、誰もいない。
よかった…。
電話をかける。
でも、トイレの中は電波が悪くてほとんど通じないかった。
一度トイレから出て、かけ直す。
「じゃあ、しかたないから、電話はいいよ。ひとりでしていったら裸になっておいで。じゃあね、ひとりで楽しみな。」
そう言われて、またトイレへ。
個室に入って、ひとりで触る。
でも、緊張してるのか、いけない。
あきらめて洋服を脱ぐ。
誰も入ってくる気配がないから、その怖さはない。
ニットのワンピースを脱ぎ、下着を取る。
裸に白のガーターストッキングだけになって、上からコートを羽織る。
このコート、そんなに長くないの、膝上なんだ。
だけど、前はダブルになっているから、大丈夫。
後ろのベントをちゃんとめくるとお尻が見えるので、後ろを気をつければいいのだ。
後ろに安全ピンを一箇所だけは許してもらったけど、しなかった。
不自然だということと、したくないと考え直したんだ。
ヒリヒリしたかった。
個室から出る。
ベルトを締め直しマフラーを整える。
鏡に映して危険じゃないか、チェックする。
うん、よほどの強風でないかぎりはお尻は見えないだろう。
だけど、隙間から覗く肌をよく見れば、けっこうなミニだと思われるかな。
ドキドキしてる。
後ろ姿を映して振り返り、ベントの割れ目を手で広げてお尻を見せる。
濃紺のコートから白いガーターベルトと肌があらわになって、その姿にうっとりしてしまう。
ああ、これでこんなに感じるわたし。
これで外を歩くんだ。
いまは、まだ、恐怖より、得も言われぬ高揚と恍惚が勝ってる。
誰にも見せられないけど、ナルシズムがどんどんと満たされて、誰かに見せてしまいたくなるほどだ(絶対見せられないけど!!)
鏡に映して、一瞬自己満足の世界(笑)
でも、これって、それほど長く感じられないのね。
ひとりじゃ、やっぱり物足りない。
早く、那智さんに会いたい、見てもらいたい。
トイレを出た。
そこに接客中の男性と女性客がいた。
人の存在をリアルに感じて、わたしは一気に正気に戻ってしまった。
ここから、那智さんのお仕事場まで階段を下り、外に出て300m。
途中でお昼ご飯も調達しなければならないのだった。
若い男性と年配の女性客の横を静かにすり抜けながら、これを喜んでいた己の性をちょっと恨んだ(笑)
ひとりは怖い、そして、とても寂しい。
どうやって、心を落ち着かせ、無事遂行できるか、別な種類の胸の高鳴りを抑えながら階段を下り、外に出た。
わあ、引っ張っちゃってます!!
すみません、予想外^^;
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