いろんな涙2
非日常的な日常
次の涙はビンタだ。
ビンタはいつまでたっても怖い。
それを言ったら、鞭だって怖いのは怖いのだけど鞭の怖さは、純粋な痛みに対する恐怖。
それとは違う怖さなんだ。
多分、かなり力を加減してくれているはずなんだ。
痛い、でも、なるべく痕に残らないように。
腫れたり内出血しない程度に叩くと、痛さはMAXにはできない、だから、自ずと「我慢できる」痛さになる。(それでも腫れる時はあるけど^^;)
我慢できると想定していられるので、純粋な「痛さに対する恐怖」じゃないのね。
じゃあ、なんで怖さに慣れないのだろう。
やっぱり、顔という大事な場所を痛めつけられるからかな。
危ないとき頭を抱えるように、頭部は人の大事な所だものね。
そこに平手が飛んでくるというのが、怖い。
そして、耳や脳が近いからか、衝撃をダイレクトに感じてしまうから痛過ぎないのに怖い、のかな。
その大事な所を襲うダイレクトな衝撃は、慣れることはなくいつまでたっても怖い。
「頭を叩かれる」一件が解決して、いつもの空気になって。
体を支えるように肩を抱かれ、指が唇に。
ビンタだ。
左頬に一発。
間を空けずに、続けて二発。
怖い。
左をしたら、絶対右もする。
だから、まだ終わりじゃない。
恐怖はまだ続く。
だめ、怖い。
体を支えるように肩を抱いていた腕を替える。
ああ、右頬だ。
「バシッ」
痛い。
一瞬の閃光。(マンガで星がチカチカするみたい^^)
次も来る、怖い、身を固くして待つ。
二発目。
痛い、閃光、恐怖。
繰り返す。
怖さを我慢する気持ちがいっぱいに溢れる。
それと比例するように、閃光が、ひとつの大きな光になって目が眩む。
「うわああああああ」
声を上げずにはいられなくなってしまう。
絞り出すような声と同じような、涙が流れる。
怖くてしかながないの、目が眩みそうなの、目が眩んで落ちてしまいそうなの。
夢の中で得体の知れないお化けから逃げているような、助けを求めすがるように泣いた。
この日のビンタはちょっと強かったかもしれない。
その後、いろんなことが始まるけど、しばらくずっと頬が「じんじん」してた。
次の涙はビンタだ。
ビンタはいつまでたっても怖い。
それを言ったら、鞭だって怖いのは怖いのだけど鞭の怖さは、純粋な痛みに対する恐怖。
それとは違う怖さなんだ。
多分、かなり力を加減してくれているはずなんだ。
痛い、でも、なるべく痕に残らないように。
腫れたり内出血しない程度に叩くと、痛さはMAXにはできない、だから、自ずと「我慢できる」痛さになる。(それでも腫れる時はあるけど^^;)
我慢できると想定していられるので、純粋な「痛さに対する恐怖」じゃないのね。
じゃあ、なんで怖さに慣れないのだろう。
やっぱり、顔という大事な場所を痛めつけられるからかな。
危ないとき頭を抱えるように、頭部は人の大事な所だものね。
そこに平手が飛んでくるというのが、怖い。
そして、耳や脳が近いからか、衝撃をダイレクトに感じてしまうから痛過ぎないのに怖い、のかな。
その大事な所を襲うダイレクトな衝撃は、慣れることはなくいつまでたっても怖い。
「頭を叩かれる」一件が解決して、いつもの空気になって。
体を支えるように肩を抱かれ、指が唇に。
ビンタだ。
左頬に一発。
間を空けずに、続けて二発。
怖い。
左をしたら、絶対右もする。
だから、まだ終わりじゃない。
恐怖はまだ続く。
だめ、怖い。
体を支えるように肩を抱いていた腕を替える。
ああ、右頬だ。
「バシッ」
痛い。
一瞬の閃光。(マンガで星がチカチカするみたい^^)
次も来る、怖い、身を固くして待つ。
二発目。
痛い、閃光、恐怖。
繰り返す。
怖さを我慢する気持ちがいっぱいに溢れる。
それと比例するように、閃光が、ひとつの大きな光になって目が眩む。
「うわああああああ」
声を上げずにはいられなくなってしまう。
絞り出すような声と同じような、涙が流れる。
怖くてしかながないの、目が眩みそうなの、目が眩んで落ちてしまいそうなの。
夢の中で得体の知れないお化けから逃げているような、助けを求めすがるように泣いた。
この日のビンタはちょっと強かったかもしれない。
その後、いろんなことが始まるけど、しばらくずっと頬が「じんじん」してた。