怒らない私2
りん子的独り言(生意気)
過去の恋愛話を書くのは、あんまり良い趣味じゃないかなって思ってます。(面白話は楽しいけどね)
でも、書かせてね、不快に思いそうな方はスルーしてくださいね。
誰にでもあるような恋愛中の不幸な出来事。
それを特別なこととは思わないけど、「怒らない私」をお伝えするのに必要だと思っているので、書きます。
その部分だけを書くから酷い人に映るかもしれないけど、私だって迷惑かけたりしたこともあるので、その相手の人たちを責めるつもりもないです。
そして、悲惨さをアピールしようとも思ってないのです。
むしろ彼らには、巻き込んじゃってごめんねという気持ちです。
「それは普通怒るものだよね!?」(笑)という判断基準にしてもらえればと思ってます。
k君と別れて(かなり一方的にふった、この時すっきりしてるのよね、私)私は恋をした。
同じ会社の別の部署の4歳年上の人。
私の部署の女性と彼の部署の男性数人づつで仲良しグループができたのだ。
飲みに行ったりバーベキューをしたり。
高校を卒業してすぐ働き始めた私には、大学でいろんな遊びをして社会人になった彼らが「大人」に見えて、その人たちと遊ぶことが楽しくてしかたなかった。
その中の中心的な人物、Yさんに恋をしたのだ。
Yさんには大学から付き合っている彼女がいた。
でも、社会人になってからほとんど連絡を取っていない(Yさん曰くね)らしく、自然消滅状態。
じゃあ、私を好きになってもらおうと、私は猛アタックした。
可愛く、いい子で、面白い、付き合ったらお得ですよ〜とアピールしまくった。
(怒らない話なので、この辺端折ります。それはそれで面白い話かもしれないけど^^)
どんだけいい子アピールしたかという結果だけ言わせて…、最終的にYさんは冗談混じりで「『Y教』とかなんとか宗教でも作れるな、俺」と言ってた。私がとにかくなんでも「うん、凄い凄い」って言うから。(ああ、Yさん、ごめん、私その時心で「あっかんべー」してた)
そして、ほぼ彼女状態にまでなったけど、Yさんはずるずると彼女と別れずにいた。
「情が移って切り出せない」と言って。
そんな状態が半年続いたクリスマス。
日頃ほとんど会ってないとはいえ、彼女とはクリスマスには会う約束をした、そこで別れることに決めたのだ。
私は「彼女のようで彼女じゃない」状態がやっと終わることが嬉しかった。
晴れて彼女になって年を越し、2月初めに私は会社のスキー旅行、Yさんは友人とハワイ旅行にそれぞれ行くことになった。
一緒に旅行に行けなくて残念だったけど、それらはクリスマス以前に決まっていたことだったから、お互い別々に連休を過ごした。
私より先に出発して、私より一日早く帰国するから、スキーから帰って来たら迎えに来てくれると約束していた。
帰国した日の夜、スキー場から電話をした。
明日の約束の確認と久しぶりに声が聞きたいから。
その時のYさんの手に取るようなよそよそしさ、何かあったとすぐに感じた。
そして、「明日帰国する先輩を空港まで迎えに行くことになってしまったから、明日は迎えに行かれない」と断られた。
落胆した。
せっかく会えると思ったのに、それにYさんの砂を噛むような会話にいいようのない不安を感じた。
YさんはハワイでS子さんという女性に出会ったのだ。
S子さんは私たちと同じ会社の別の部署に勤める派遣社員。
この時期は連休が取りやすいから、海外旅行に出かける人が多いのだ。
偶然たまたま、YさんたちとS子さんたちがハワイに行っていたのだ。
はじめてのハワイ、そこで出会った綺麗なS子さん(確かに美人さん、私と全然タイプの違う大人っぽい人だった)、Yさんは熱病に掛かったようにS子さんに恋をしてしまったのだ。
そして、先輩を迎えに行くのは嘘で、S子さんを迎えに行っていたのだ。
なぜそれを私が知ったかというと、S子さんと同じ部署に私の同僚のいて、S子さんからその話を聞いたのだ。
Yさんは「彼女はいない」とS子さんに言っていたから、彼女としては「○○部のYさんって人がね、私を気に入ってね、私もいいなって思った」と素直な感想を私の友人に話したのだった。
友人は私が半年間待ってやっと彼女になれたのを知っていたから、迷ったけど本当のことを伝えてくれたのだ。
そんな男やめなって。
恐らく、私に教えた以外でもS子さんの口からYさんとのことは聞かされたいたのだろう。
ああ、やっぱりそうだったのか。
迎えの一件から始まって、帰国してからのYさんの掌を返したような態度の違い。
よそよそしく冷たく、私を避けるような態度。
そして、ハワイの写真を見せて思い出話をする時の、嬉々とした様子。
それは旅行の楽しさのせいではなかったんだと、私は崩れそうになった。
とても悩んだ。
やっと彼女になれたのに、一ヶ月ほどでこんなことになるなんて。
でも、黙っているわけにもいかない、だって明らかにYさんの態度が変なんだもの。
「最近なにか変じゃない?」
「う〜ん、ハワイの熱病かな〜?」
そんな風にはぐらかすYさん。
「私知ってるんだよ。」
私はそれだけ言った。
迎えに行ったことも、彼女はいないと言ってることも、何も責めずに。
驚いたYさんは「なぜ知ってるの!?」と聞く。
人伝に聞いたことを話した。
「両方好きで、困ってる。」
「私だけを好きになってもらえるようにするね。」
それを言うだけで、精一杯だった。
いまでも思い出せる。
この話をした車の中のこと。
泣きもせず、待ってるという私。
ただ悲しい、そして、足下がグラグラするような不安。
嘘を付かれたこと、裏切られたこと、それら対する怒りがない。
「私も奪ったんだものね」とか「Yさんも苦しんでるよね」とか思って、怒りを抑えるというより、どこかで怒りを諦めているようにさえ思えるほど、怒りの感情がないのだ。(いまはこれ書いてて頭に来てるけど!)
結果的にまた宙ぶらりんな状態が始まった。
その間も、話題としては満載。
Yさんの好きな歌手のコンサートのチケットを買って「一緒に行こう」と誘ったけど(好きになってもらおうと必死)、仕事で遅れるから先にに会場に入っててということだったので、一人で座席で待っていた。
コンサートが始まり、アンコールも終わり、それでもYさんは来ない。
私は大して好きでもない歌手のコンサートを一人でポツンと聞いていたのだ。
約束をしていた花火大会も仕事で遅れて、私は待ち合わせた喫茶店で花火の音だけ聞きながら待った。
Yさんが来たのは2時間後、花火の音が聞こえなくなってからだった。
一事が万事そんな具合で、本当に仕事かもしれないことも含めて、私はよく待たされ、それほど謝られなくてもニコニコしている、そんな状態。
「仕事だからしかたないよね」と、責めもしないし、寂しかったとも言わない。
ただ、遅刻などの時には、少し怒りの感情があるのだ。
それは当時もいまも自覚できる。
チリチリと胸を刺すような小さな怒りは感じている。
ただ、それは「抑えている」のだとわかる。(S子さんに直接関わることのほうに怒りが湧かないのは、不思議ね。心のなぞ、誰か解いて^^;)
怒りだけじゃなく、ずっと悲しいも抑えている。
一度だけ泣いたことがあった。
いままで休日はほとんど遊んでいたのに、S子さんのことが発覚してから全然休みが合わなくて(合わせなくてだよね)一ヶ月以上過ぎていた。
仲良かった頃、午前中から待ち合わせて夜までデートしていたのに、そのやっと合ったお休みの日は午後に待ち合わせて、そのままホテルに直行して夕方にホテルを出た。
そして、そのまま私を帰そうとしたのだ。
「たまにはこういうのもいいよな、ひさしぶりにりん子を抱いて満足って気分で別れるのも。」
少々遠慮気味に、でも清々した感じでいうYさんの言葉を聞いたら、涙が溢れてきてしまった。
さすがにYさんも気付いて、そこで帰されることはなくファミレスでお茶をした。
でも、悲しくて悲しくてしょうがなかった。
そして、実は先輩(また先輩!!)たちに呼ばれてるからと、お茶だけでやはり早めに帰された。
(これはずっとあとでわかるけど、S子さんと会ってたらしい。)
Yさんに対してはっきりと悲しいと表現した数少ない出来事。
「負の感情」、悲しいを表に出せず怒りが湧きにくい(らしい)私は、この恋愛を通してそれに拍車を掛けた。
いい子でいるしかできない、自覚しながら、その方法しかできない。
まだ続きます。
過去の恋愛話を書くのは、あんまり良い趣味じゃないかなって思ってます。(面白話は楽しいけどね)
でも、書かせてね、不快に思いそうな方はスルーしてくださいね。
誰にでもあるような恋愛中の不幸な出来事。
それを特別なこととは思わないけど、「怒らない私」をお伝えするのに必要だと思っているので、書きます。
その部分だけを書くから酷い人に映るかもしれないけど、私だって迷惑かけたりしたこともあるので、その相手の人たちを責めるつもりもないです。
そして、悲惨さをアピールしようとも思ってないのです。
むしろ彼らには、巻き込んじゃってごめんねという気持ちです。
「それは普通怒るものだよね!?」(笑)という判断基準にしてもらえればと思ってます。
k君と別れて(かなり一方的にふった、この時すっきりしてるのよね、私)私は恋をした。
同じ会社の別の部署の4歳年上の人。
私の部署の女性と彼の部署の男性数人づつで仲良しグループができたのだ。
飲みに行ったりバーベキューをしたり。
高校を卒業してすぐ働き始めた私には、大学でいろんな遊びをして社会人になった彼らが「大人」に見えて、その人たちと遊ぶことが楽しくてしかたなかった。
その中の中心的な人物、Yさんに恋をしたのだ。
Yさんには大学から付き合っている彼女がいた。
でも、社会人になってからほとんど連絡を取っていない(Yさん曰くね)らしく、自然消滅状態。
じゃあ、私を好きになってもらおうと、私は猛アタックした。
可愛く、いい子で、面白い、付き合ったらお得ですよ〜とアピールしまくった。
(怒らない話なので、この辺端折ります。それはそれで面白い話かもしれないけど^^)
どんだけいい子アピールしたかという結果だけ言わせて…、最終的にYさんは冗談混じりで「『Y教』とかなんとか宗教でも作れるな、俺」と言ってた。私がとにかくなんでも「うん、凄い凄い」って言うから。(ああ、Yさん、ごめん、私その時心で「あっかんべー」してた)
そして、ほぼ彼女状態にまでなったけど、Yさんはずるずると彼女と別れずにいた。
「情が移って切り出せない」と言って。
そんな状態が半年続いたクリスマス。
日頃ほとんど会ってないとはいえ、彼女とはクリスマスには会う約束をした、そこで別れることに決めたのだ。
私は「彼女のようで彼女じゃない」状態がやっと終わることが嬉しかった。
晴れて彼女になって年を越し、2月初めに私は会社のスキー旅行、Yさんは友人とハワイ旅行にそれぞれ行くことになった。
一緒に旅行に行けなくて残念だったけど、それらはクリスマス以前に決まっていたことだったから、お互い別々に連休を過ごした。
私より先に出発して、私より一日早く帰国するから、スキーから帰って来たら迎えに来てくれると約束していた。
帰国した日の夜、スキー場から電話をした。
明日の約束の確認と久しぶりに声が聞きたいから。
その時のYさんの手に取るようなよそよそしさ、何かあったとすぐに感じた。
そして、「明日帰国する先輩を空港まで迎えに行くことになってしまったから、明日は迎えに行かれない」と断られた。
落胆した。
せっかく会えると思ったのに、それにYさんの砂を噛むような会話にいいようのない不安を感じた。
YさんはハワイでS子さんという女性に出会ったのだ。
S子さんは私たちと同じ会社の別の部署に勤める派遣社員。
この時期は連休が取りやすいから、海外旅行に出かける人が多いのだ。
偶然たまたま、YさんたちとS子さんたちがハワイに行っていたのだ。
はじめてのハワイ、そこで出会った綺麗なS子さん(確かに美人さん、私と全然タイプの違う大人っぽい人だった)、Yさんは熱病に掛かったようにS子さんに恋をしてしまったのだ。
そして、先輩を迎えに行くのは嘘で、S子さんを迎えに行っていたのだ。
なぜそれを私が知ったかというと、S子さんと同じ部署に私の同僚のいて、S子さんからその話を聞いたのだ。
Yさんは「彼女はいない」とS子さんに言っていたから、彼女としては「○○部のYさんって人がね、私を気に入ってね、私もいいなって思った」と素直な感想を私の友人に話したのだった。
友人は私が半年間待ってやっと彼女になれたのを知っていたから、迷ったけど本当のことを伝えてくれたのだ。
そんな男やめなって。
恐らく、私に教えた以外でもS子さんの口からYさんとのことは聞かされたいたのだろう。
ああ、やっぱりそうだったのか。
迎えの一件から始まって、帰国してからのYさんの掌を返したような態度の違い。
よそよそしく冷たく、私を避けるような態度。
そして、ハワイの写真を見せて思い出話をする時の、嬉々とした様子。
それは旅行の楽しさのせいではなかったんだと、私は崩れそうになった。
とても悩んだ。
やっと彼女になれたのに、一ヶ月ほどでこんなことになるなんて。
でも、黙っているわけにもいかない、だって明らかにYさんの態度が変なんだもの。
「最近なにか変じゃない?」
「う〜ん、ハワイの熱病かな〜?」
そんな風にはぐらかすYさん。
「私知ってるんだよ。」
私はそれだけ言った。
迎えに行ったことも、彼女はいないと言ってることも、何も責めずに。
驚いたYさんは「なぜ知ってるの!?」と聞く。
人伝に聞いたことを話した。
「両方好きで、困ってる。」
「私だけを好きになってもらえるようにするね。」
それを言うだけで、精一杯だった。
いまでも思い出せる。
この話をした車の中のこと。
泣きもせず、待ってるという私。
ただ悲しい、そして、足下がグラグラするような不安。
嘘を付かれたこと、裏切られたこと、それら対する怒りがない。
「私も奪ったんだものね」とか「Yさんも苦しんでるよね」とか思って、怒りを抑えるというより、どこかで怒りを諦めているようにさえ思えるほど、怒りの感情がないのだ。(いまはこれ書いてて頭に来てるけど!)
結果的にまた宙ぶらりんな状態が始まった。
その間も、話題としては満載。
Yさんの好きな歌手のコンサートのチケットを買って「一緒に行こう」と誘ったけど(好きになってもらおうと必死)、仕事で遅れるから先にに会場に入っててということだったので、一人で座席で待っていた。
コンサートが始まり、アンコールも終わり、それでもYさんは来ない。
私は大して好きでもない歌手のコンサートを一人でポツンと聞いていたのだ。
約束をしていた花火大会も仕事で遅れて、私は待ち合わせた喫茶店で花火の音だけ聞きながら待った。
Yさんが来たのは2時間後、花火の音が聞こえなくなってからだった。
一事が万事そんな具合で、本当に仕事かもしれないことも含めて、私はよく待たされ、それほど謝られなくてもニコニコしている、そんな状態。
「仕事だからしかたないよね」と、責めもしないし、寂しかったとも言わない。
ただ、遅刻などの時には、少し怒りの感情があるのだ。
それは当時もいまも自覚できる。
チリチリと胸を刺すような小さな怒りは感じている。
ただ、それは「抑えている」のだとわかる。(S子さんに直接関わることのほうに怒りが湧かないのは、不思議ね。心のなぞ、誰か解いて^^;)
怒りだけじゃなく、ずっと悲しいも抑えている。
一度だけ泣いたことがあった。
いままで休日はほとんど遊んでいたのに、S子さんのことが発覚してから全然休みが合わなくて(合わせなくてだよね)一ヶ月以上過ぎていた。
仲良かった頃、午前中から待ち合わせて夜までデートしていたのに、そのやっと合ったお休みの日は午後に待ち合わせて、そのままホテルに直行して夕方にホテルを出た。
そして、そのまま私を帰そうとしたのだ。
「たまにはこういうのもいいよな、ひさしぶりにりん子を抱いて満足って気分で別れるのも。」
少々遠慮気味に、でも清々した感じでいうYさんの言葉を聞いたら、涙が溢れてきてしまった。
さすがにYさんも気付いて、そこで帰されることはなくファミレスでお茶をした。
でも、悲しくて悲しくてしょうがなかった。
そして、実は先輩(また先輩!!)たちに呼ばれてるからと、お茶だけでやはり早めに帰された。
(これはずっとあとでわかるけど、S子さんと会ってたらしい。)
Yさんに対してはっきりと悲しいと表現した数少ない出来事。
「負の感情」、悲しいを表に出せず怒りが湧きにくい(らしい)私は、この恋愛を通してそれに拍車を掛けた。
いい子でいるしかできない、自覚しながら、その方法しかできない。
まだ続きます。