すみれさん4
非日常的な日常
どうしたもんかな〜と那智さんは思う。
いままでの経験人数が片手で余る、マスターベーションででもあまりいったことのない、すみれさん。
恐らく、真面目な女性で、性的なことで自分が乱れるのを自分自身が許せないと思ってしまうすみれさん。
そんなすみれさんを、「抱かれるため、またそれをりん子に見られるため」に新幹線に乗って会いに行くというモチベーションにさせ、尚かつある程度の満足を感じてもらうためには、どうすればよいのだろう、と思ったはずだ。
「奴隷願望」があったほうがきっと話は進みやすいかもしれない。
覚悟の言葉を直接聞きたいと電話で初めて話した時も、可哀想なくらい緊張していたようで、この初でプライドの高いすみれさんを幸福に崩れさせるための手段を考えなければと思った。
初めて電話で話す前。
すみれさんからメールで「私、覚悟決めちゃったのですね。」という返事をもらった。
まず、その第三者的な言い方を指摘する。
これは、自分で選んだことなのだということを自覚してもらう。
誰のためでもなく、それぞれの思惑が一致して進むことだから、今後那智さんからすみれさんにする要求は、お互いのため、そして、すみれさんが望んだこと。
まず「いやらしいすみれ」を自覚させることだった。
複雑な要求は一切ない。
この覚悟の電話以降、オナニーをしたあとに那智さんにメールで報告を入れるのだ。
「どうやって、何を思い描いて、どう感じて、どうなったのか」
それだけのこと。
それでも、いままで性的な扉を開けたことがないすみれさんには、とんでもなく恥ずかしく、またプレッシャーになったことだろう。
すみれさんは、いままでそれほど頻繁にオナニーをしていたわけではないから、この報告義務が、オナニーをするきっかけになっていく。
ためらいながらも一生懸命に報告するすみれさんに、那智さんは「今度はこうしたら?」「その想像はいいね」などとアドバイスや感想を伝える。
すみれさんは、いきにくい自分を責めてしまいながらもそのアドバイスに従い、那智さんの前では不必要なプライドを捨て素直に振る舞う訓練を重ねる。
こうして、師弟関係のようなものが出来上がっていった数ヶ月後、那智さんはオナニーの声を聞かせるということで、二回目の電話の機会を作った。
私はその数ヶ月間、すみれさんと那智さんの仲介役。
途中からは、私を通さずにメールのやり取りをしていたけど、すみれさんは私に、那智さんに聞きづらいことや真意を計りかねる言葉を伝えてくれていたので、それを私なりに考えてフォローしたり、女性側のアドバイスをしたりしていた。
それは、私にとっても「最終的な思惑」を果たすため、また嫉妬せずに済む大事な役割だった。
初めて「覚悟の電話」を那智さんとすみれさんがしている時。
やはり私は気が気じゃなかった。
どんな話をしているんだろう。
どんな口調で話してるんだろう。
どれくらいの時間なんだろう。
すみれさんはどんな反応なんだろう。
それでも嫉妬で身を焦がすというより、事が上手い具合に進んでいるか、そんなことも気がかりだったりして、私の心はなんなのだろうと、訝しく思ったりもしていた。
二度目のオナニーを聞くという時。
正直に言うと、このときにはもう私はほとんど嫉妬していない。
もうそれをしている那智さんの声が聞きたくてしょうがなかった。
それを聞いたら絶対に私は痺れて感じる。
そして、すみれさんのそれも聞きたくなっていた。(ああ、私変態なのかな…)
やはり自分の思考が変なんじゃないかと、ほんの少し自己嫌悪さえ感じるほど、高揚している私だった。
報告や、声を聞かせるというハードルですみれさんは徐々に変化していった。
それと共に「那智さんには素直に振る舞う」という心の部分の変化も、恐らくあったはずだ。
すみれさんは那智さんに恋心を抱いているわけじゃない。
彼女はちゃんと好きな人がいる。
それでも、目的のためにできた師弟関係はバランス良く保たれて、すみれさんの性的な部分がゆっくりと変化していった。
なんだか、長くなってますが、すみれさんもう少し続きます。
「わんこ再び」もあるんだけど、それはまた今度。
那智さんに「読んでる人はわんこ飽きちゃってんじゃない?」と言われましたが、すみません、どうか好きに書かせてくださいね^^
どうしたもんかな〜と那智さんは思う。
いままでの経験人数が片手で余る、マスターベーションででもあまりいったことのない、すみれさん。
恐らく、真面目な女性で、性的なことで自分が乱れるのを自分自身が許せないと思ってしまうすみれさん。
そんなすみれさんを、「抱かれるため、またそれをりん子に見られるため」に新幹線に乗って会いに行くというモチベーションにさせ、尚かつある程度の満足を感じてもらうためには、どうすればよいのだろう、と思ったはずだ。
「奴隷願望」があったほうがきっと話は進みやすいかもしれない。
覚悟の言葉を直接聞きたいと電話で初めて話した時も、可哀想なくらい緊張していたようで、この初でプライドの高いすみれさんを幸福に崩れさせるための手段を考えなければと思った。
初めて電話で話す前。
すみれさんからメールで「私、覚悟決めちゃったのですね。」という返事をもらった。
まず、その第三者的な言い方を指摘する。
これは、自分で選んだことなのだということを自覚してもらう。
誰のためでもなく、それぞれの思惑が一致して進むことだから、今後那智さんからすみれさんにする要求は、お互いのため、そして、すみれさんが望んだこと。
まず「いやらしいすみれ」を自覚させることだった。
複雑な要求は一切ない。
この覚悟の電話以降、オナニーをしたあとに那智さんにメールで報告を入れるのだ。
「どうやって、何を思い描いて、どう感じて、どうなったのか」
それだけのこと。
それでも、いままで性的な扉を開けたことがないすみれさんには、とんでもなく恥ずかしく、またプレッシャーになったことだろう。
すみれさんは、いままでそれほど頻繁にオナニーをしていたわけではないから、この報告義務が、オナニーをするきっかけになっていく。
ためらいながらも一生懸命に報告するすみれさんに、那智さんは「今度はこうしたら?」「その想像はいいね」などとアドバイスや感想を伝える。
すみれさんは、いきにくい自分を責めてしまいながらもそのアドバイスに従い、那智さんの前では不必要なプライドを捨て素直に振る舞う訓練を重ねる。
こうして、師弟関係のようなものが出来上がっていった数ヶ月後、那智さんはオナニーの声を聞かせるということで、二回目の電話の機会を作った。
私はその数ヶ月間、すみれさんと那智さんの仲介役。
途中からは、私を通さずにメールのやり取りをしていたけど、すみれさんは私に、那智さんに聞きづらいことや真意を計りかねる言葉を伝えてくれていたので、それを私なりに考えてフォローしたり、女性側のアドバイスをしたりしていた。
それは、私にとっても「最終的な思惑」を果たすため、また嫉妬せずに済む大事な役割だった。
初めて「覚悟の電話」を那智さんとすみれさんがしている時。
やはり私は気が気じゃなかった。
どんな話をしているんだろう。
どんな口調で話してるんだろう。
どれくらいの時間なんだろう。
すみれさんはどんな反応なんだろう。
それでも嫉妬で身を焦がすというより、事が上手い具合に進んでいるか、そんなことも気がかりだったりして、私の心はなんなのだろうと、訝しく思ったりもしていた。
二度目のオナニーを聞くという時。
正直に言うと、このときにはもう私はほとんど嫉妬していない。
もうそれをしている那智さんの声が聞きたくてしょうがなかった。
それを聞いたら絶対に私は痺れて感じる。
そして、すみれさんのそれも聞きたくなっていた。(ああ、私変態なのかな…)
やはり自分の思考が変なんじゃないかと、ほんの少し自己嫌悪さえ感じるほど、高揚している私だった。
報告や、声を聞かせるというハードルですみれさんは徐々に変化していった。
それと共に「那智さんには素直に振る舞う」という心の部分の変化も、恐らくあったはずだ。
すみれさんは那智さんに恋心を抱いているわけじゃない。
彼女はちゃんと好きな人がいる。
それでも、目的のためにできた師弟関係はバランス良く保たれて、すみれさんの性的な部分がゆっくりと変化していった。
なんだか、長くなってますが、すみれさんもう少し続きます。
「わんこ再び」もあるんだけど、それはまた今度。
那智さんに「読んでる人はわんこ飽きちゃってんじゃない?」と言われましたが、すみません、どうか好きに書かせてくださいね^^
- 関連記事
-
- 那智さんじゃない那智さん 2017/05/22
- お返事待ち 2006/07/30
- 洗濯バサミは嫌い。 2006/07/27