幸福な不自由
独特な幸福感
街中から山に向かう特急列車は、街から離れていくごとに降っていた雨がチラチラと雪に変わっていく。
駅が進むにつれてどんどんと雪深くなり、列車の中の温度と外の気温もどんどん開いているだろう。
終着駅に近付くにつれて、一駅停車するたびに人が下りていき、最後は一車両に私達以外はあと二人くらい、まばらに座っているだけになっていた。
次の駅が終点で、そこで私達も降りる。
外が寒いから、ガラス窓が曇っている。
車両の真ん中辺りに私たちがいて、ずっと後ろに一人、斜め前にもう一人。
どちらもビジネスマンの出張といった感じ。
ひとつ前の駅まで、前後や通路を挟んだ隣に人がいたから、那智さんにしては大人しくしていたみたいで、ちょっとホッとしていた。(散々お酒飲まされたりはしたけど^^;)
最後の一駅で周囲の人がドッと降り、このまま何も起こらないことをヒヤヒヤしながら祈る。
でも、心の片隅で「お外」の快感も那智さんの好きにしてもらうことも、望んでしまっているから厄介なのです。
案の定、周りを確認してから、もう一気にお楽しみに突入!!
全部前がボタンのワンピースの胸のあたりをまず外して、ブラのホックを外す。
次は裾のボタン。
私のワンピースは、真ん中の2つか3つのボタンで辛うじて全開を防いでいる状態。
下着を膝まで引き下ろして、私は列車の座席で下半身を露出させる。
カメラを取り出して、その部分だけを撮る。
私は写っていない、誰だかわからないけどそこが列車の座席だということはわかるだろう。
その露になったところを指で遊ぶ、人は少ないけれど声を出すわけにはいかない。
でも、視界に誰も入らずに、お外で気持ち良くなることは、快感が倍増する。
私は恍惚として、目を閉じ恥ずかしさに顔を伏せようとするけれど、なんとか目を開き景色を見る。
半開きの瞳にここが密室でないことを見せつけ、もっともっと気持ち良くなるためだ。
うつむきながらも、景色を焼き付ける。
那智さんの前で、羞恥心をなくしてはいけない。
恥ずかしがって困って、最後に飛んで行くのだ。
那智さんはそれが好きだから、私は強力なストッパーで快感に転げ落ちないように我慢する。
そんなことおかまいなしに、はじめから快感重視できたら楽だろうなと思うけど、那智さんの好みでいないと幸せを感じられない私は、ギリギリまで踏みとどまるのだ。
それでも、いやらしい私がいるのは自覚していて、そのストッパーの隙間を縫うように快感の蜜を味わっている。
で、最後に「やっぱりダメ」とピンと張ったゴムが弾けるように、飛んで行くのだ。
きっとそれが那智さんのお好み。
さらに、そこからすぐ引き戻すのもお好きなようで、いつまでも「いやらしさ全開」にはしてくれない。
なんとも制限が多い快感を与える人。
列車の中で、露出の気持ち良さにうっとりしていると、今度はワンピースの前を思いっきり開きブラをたくし上げ乳房を表にだしてきた。
「わあ」
驚いて現実に引き戻されて、体を固くする私にカメラを向ける。
さっきまで気持ち良くて、急に驚いて、戸惑って、私はどんな表情をしたらいいのかわからない。
それでも、胸が晒されている皮膚の心地よさ、背徳感で、2回目のシャッターを切るときには、快感よりの顔になっていたかもしれないな。
那智さんは「きちんと心を伝える」自由を教えてくれる代わりに、那智さん好みの私を要求する。
私はその自由を駆使しながら、あなたの良いようにと委ねる不自由も甘受している。
といっても、那智さんは決して多くのことを制限しているわけでもない。
大きく示しているのは「素直に心を伝える」ことと「羞恥心をなくさない」こと。
この大きな二本のリードで緩やかに私を引いているだけ。
どちらかというと、私が勝手に平均台の上を歩くみたいに、那智さんの好みを想像して道幅を制限している。
もしかしたら那智さんはそれが正解不正解ではなくて、好みを想像して一生懸命歩いている私が好みなのかもしれない。
そして、私ときたら、自分で道幅を狭くしておきながら、「大変です!!」なんて那智さんに文句を言ったりしているのだ。
しょうがない素直に心を伝えることをリードにしているのは那智さんなのですものね。
だから、いつまでたっても彼の掌でコロコロしていて、幸せな不自由だ。
その写真には、雪で真っ白く明るい背景とはあまりにも似つかわしくない、恥ずかしい姿でいやらしく幸せそうな私は写っていた。
街中から山に向かう特急列車は、街から離れていくごとに降っていた雨がチラチラと雪に変わっていく。
駅が進むにつれてどんどんと雪深くなり、列車の中の温度と外の気温もどんどん開いているだろう。
終着駅に近付くにつれて、一駅停車するたびに人が下りていき、最後は一車両に私達以外はあと二人くらい、まばらに座っているだけになっていた。
次の駅が終点で、そこで私達も降りる。
外が寒いから、ガラス窓が曇っている。
車両の真ん中辺りに私たちがいて、ずっと後ろに一人、斜め前にもう一人。
どちらもビジネスマンの出張といった感じ。
ひとつ前の駅まで、前後や通路を挟んだ隣に人がいたから、那智さんにしては大人しくしていたみたいで、ちょっとホッとしていた。(散々お酒飲まされたりはしたけど^^;)
最後の一駅で周囲の人がドッと降り、このまま何も起こらないことをヒヤヒヤしながら祈る。
でも、心の片隅で「お外」の快感も那智さんの好きにしてもらうことも、望んでしまっているから厄介なのです。
案の定、周りを確認してから、もう一気にお楽しみに突入!!
全部前がボタンのワンピースの胸のあたりをまず外して、ブラのホックを外す。
次は裾のボタン。
私のワンピースは、真ん中の2つか3つのボタンで辛うじて全開を防いでいる状態。
下着を膝まで引き下ろして、私は列車の座席で下半身を露出させる。
カメラを取り出して、その部分だけを撮る。
私は写っていない、誰だかわからないけどそこが列車の座席だということはわかるだろう。
その露になったところを指で遊ぶ、人は少ないけれど声を出すわけにはいかない。
でも、視界に誰も入らずに、お外で気持ち良くなることは、快感が倍増する。
私は恍惚として、目を閉じ恥ずかしさに顔を伏せようとするけれど、なんとか目を開き景色を見る。
半開きの瞳にここが密室でないことを見せつけ、もっともっと気持ち良くなるためだ。
うつむきながらも、景色を焼き付ける。
那智さんの前で、羞恥心をなくしてはいけない。
恥ずかしがって困って、最後に飛んで行くのだ。
那智さんはそれが好きだから、私は強力なストッパーで快感に転げ落ちないように我慢する。
そんなことおかまいなしに、はじめから快感重視できたら楽だろうなと思うけど、那智さんの好みでいないと幸せを感じられない私は、ギリギリまで踏みとどまるのだ。
それでも、いやらしい私がいるのは自覚していて、そのストッパーの隙間を縫うように快感の蜜を味わっている。
で、最後に「やっぱりダメ」とピンと張ったゴムが弾けるように、飛んで行くのだ。
きっとそれが那智さんのお好み。
さらに、そこからすぐ引き戻すのもお好きなようで、いつまでも「いやらしさ全開」にはしてくれない。
なんとも制限が多い快感を与える人。
列車の中で、露出の気持ち良さにうっとりしていると、今度はワンピースの前を思いっきり開きブラをたくし上げ乳房を表にだしてきた。
「わあ」
驚いて現実に引き戻されて、体を固くする私にカメラを向ける。
さっきまで気持ち良くて、急に驚いて、戸惑って、私はどんな表情をしたらいいのかわからない。
それでも、胸が晒されている皮膚の心地よさ、背徳感で、2回目のシャッターを切るときには、快感よりの顔になっていたかもしれないな。
那智さんは「きちんと心を伝える」自由を教えてくれる代わりに、那智さん好みの私を要求する。
私はその自由を駆使しながら、あなたの良いようにと委ねる不自由も甘受している。
といっても、那智さんは決して多くのことを制限しているわけでもない。
大きく示しているのは「素直に心を伝える」ことと「羞恥心をなくさない」こと。
この大きな二本のリードで緩やかに私を引いているだけ。
どちらかというと、私が勝手に平均台の上を歩くみたいに、那智さんの好みを想像して道幅を制限している。
もしかしたら那智さんはそれが正解不正解ではなくて、好みを想像して一生懸命歩いている私が好みなのかもしれない。
そして、私ときたら、自分で道幅を狭くしておきながら、「大変です!!」なんて那智さんに文句を言ったりしているのだ。
しょうがない素直に心を伝えることをリードにしているのは那智さんなのですものね。
だから、いつまでたっても彼の掌でコロコロしていて、幸せな不自由だ。
その写真には、雪で真っ白く明るい背景とはあまりにも似つかわしくない、恥ずかしい姿でいやらしく幸せそうな私は写っていた。
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