必死の訴え
非日常的な日常
ひとは必死すぎるとおかしくなっていくらしい…。
何度か書いているけれど、わたしはクンニというヤツが苦手だった。
そこを舐め続けさせることに申し訳ない気持ちばかりだし、舌ってイキにくいから時間がかかってしまって申し訳なさが増してしまって、ぜんぜん気持ちよくなれなかった。
那智さんともずっと抵抗して拒否していたけど、那智さんは無理していない、イカなくてもかまわない、といろいろ心を柔らかくしてもらっていって徐々に感じられるようになっていった。
そのうち、だんだん気持ちよさを求めるほうが強くなっていって、いつの間にか『してもらうとうれしい』ものになっていった。
ときどきはイケないこともあるけど、最近はずいぶんイケるようになったし、那智さんの舌でイク気持ちよさは指の通常モードとも玩具の強さとも違う感触で、深く濃く希少種のようなものになっている。
『気持ちいい』で比べたら一番かもしれない。
ついでに、那智さんに舐めてもらう気恥ずかしさや、それを喜ぶ自分に羞恥の精神的な快感もプラスされるしね。
とにかく、10年前のわたしからすると別人のようになっているのだった。
で、最近、また少し変わったように思う。
たぶん、よりイキやすくなったし、まだ数える程度だけど電マのときのように連続してイクようにもなった。
那智さん、そのコツを把握しているのかな、わからないけど、強いとか激しい刺激の仕方ではなくてソフトにある一定のやり方だとそうなるみたい(そのやり方をわたしは説明できないのだけど^^;)
この日もそうだった。
那智さんの舌でびっくりするほどあっという間にイッて、次またすぐイク、しかもイク度に深くなっていく。
電マのときも波が次々きて、最後にまとめて大きな苦しいくらいの快感になるのだけど、それと同じことが舌で起こった。
しかも、電マの強烈な刺激とは違うので、ただただ、とにかく『気持ちいい』。
ゼリー状のぬるま湯に包まれて、エクスタシーを迎えているみたいな気持ちよさ。
わああ、すごいすごい、もしかしたら、こんな感覚一生に1回しか味わえないかもしれないって思うほどだった。
快感や気持ちいいや幸福はたくさん味わえるけど、『この感覚』としてはそうそう味わえるものではなさそうだと、このときのわたしは朦朧とした意識で思ったのだ。
那智さんが体を起こし、電マを取り出した。
相当イッているから、さらに追い打ちをかけようとしたのだろう。
朦朧としてそんなに冷静に考えたわけじゃないけど、いきなり、わたしは拒否モードになってしまった。
待ってください那智さん!!!
なぜかというと、この一生に一度なんじゃないかという感覚を電マの威力でかき消してほしくなかったし、この感覚のまま那智さんのおちんちんが入ったら、もうぜったい気持ちいいはず!!という夢に取り憑かれてしまったのだ。
那智さん、待って!!
そういって体を起こすわたし。
なに?
もう入れてください
まだ早いよ(笑)
まあ、いつもの流れからしたら、那智さんの言っていることが通常。
待って、那智さん
もう、入れて
なんで?
いちおう付き合ってくれる。
だってね、那智さん、わたし、いますごく気持ちいいんです
そこでね、入れたら気持ちいいと思うんですよ
でもねぇ?
それで満足するの?とでも言いたげな表情の那智さん。
いや、わからないです。
でも、この機会を逃したら、もう一生味わえないかもしれない!!
なんだろ、わたし、どんどん夢に必死になっていく。
お願い那智さん、いま、わたしのここすごく気持ちいいです
ここが、ふわっふわしてるの!!
そこに入れたらぜったい気持ちいい
電マでぎゅーーっとなったら、このふわふわなくなっちゃう
そう?!
そうです
そうです
ね、那智さん、試しに
試しに、入れてみてくれませんか?!
ね、那智さん
ここ、ふわふわしているから!!
いや、わたし、どうした?
なぜ、そんな必死になって『ふわふわ』?
ラブホのベッドの上で裸のわたしは自分の下半身あたりをぼやっと示して手をふわふわ動かし『ふわふわしているから、試しに入れて』と訴えている。
わたしの必死の訴えに那智さんも苦笑しながらも付き合ってくれて、電マはしまわれ、当初の予定より早く入れることになった(笑)
性的な場面で『痛すぎます』のセーフティワードを発動する以外、ほとんどわたしの意見通りにはならない。
もちろん拒否も提案もいう権利はあるし、場合によっては考慮してくれたり採用してくれたりする。
でも、ほとんどは『じゃあ、もう一回イッたら』とか最終決定と方法は那智さんが主導する。
だから、こんなふうに一度那智さんがやろうとしたことを、わたしの意見をそのまま採用して覆すことはかなりめずらしい。
それほど必死の訴えだったのかと思うけど、那智さんは後日「『試しに』って言われたらね、試してみるかと思うよな(笑)」と、笑う。
どうやら『試しに』という訴え方が功を奏したみたいだけど、いま思うと、どうしてあんなに必死になっていたんだろう?と自分が不思議で恥ずかしくてしかたがない。
必死になりすぎると、ひとはどんどん変になる^^;
でも、まあ、それほど気持ちよかったのかと思うので、よしとします。
それにしても『試しに入れて』と言われて入れる那智さんの、なんと難儀なことか^^;
「等式」感想です。(笑)この話題でエントリーを書いて欲しいとリクエストした。改めて「お試し」の言葉に弱い自分を自覚した。
ひとは必死すぎるとおかしくなっていくらしい…。
何度か書いているけれど、わたしはクンニというヤツが苦手だった。
そこを舐め続けさせることに申し訳ない気持ちばかりだし、舌ってイキにくいから時間がかかってしまって申し訳なさが増してしまって、ぜんぜん気持ちよくなれなかった。
那智さんともずっと抵抗して拒否していたけど、那智さんは無理していない、イカなくてもかまわない、といろいろ心を柔らかくしてもらっていって徐々に感じられるようになっていった。
そのうち、だんだん気持ちよさを求めるほうが強くなっていって、いつの間にか『してもらうとうれしい』ものになっていった。
ときどきはイケないこともあるけど、最近はずいぶんイケるようになったし、那智さんの舌でイク気持ちよさは指の通常モードとも玩具の強さとも違う感触で、深く濃く希少種のようなものになっている。
『気持ちいい』で比べたら一番かもしれない。
ついでに、那智さんに舐めてもらう気恥ずかしさや、それを喜ぶ自分に羞恥の精神的な快感もプラスされるしね。
とにかく、10年前のわたしからすると別人のようになっているのだった。
で、最近、また少し変わったように思う。
たぶん、よりイキやすくなったし、まだ数える程度だけど電マのときのように連続してイクようにもなった。
那智さん、そのコツを把握しているのかな、わからないけど、強いとか激しい刺激の仕方ではなくてソフトにある一定のやり方だとそうなるみたい(そのやり方をわたしは説明できないのだけど^^;)
この日もそうだった。
那智さんの舌でびっくりするほどあっという間にイッて、次またすぐイク、しかもイク度に深くなっていく。
電マのときも波が次々きて、最後にまとめて大きな苦しいくらいの快感になるのだけど、それと同じことが舌で起こった。
しかも、電マの強烈な刺激とは違うので、ただただ、とにかく『気持ちいい』。
ゼリー状のぬるま湯に包まれて、エクスタシーを迎えているみたいな気持ちよさ。
わああ、すごいすごい、もしかしたら、こんな感覚一生に1回しか味わえないかもしれないって思うほどだった。
快感や気持ちいいや幸福はたくさん味わえるけど、『この感覚』としてはそうそう味わえるものではなさそうだと、このときのわたしは朦朧とした意識で思ったのだ。
那智さんが体を起こし、電マを取り出した。
相当イッているから、さらに追い打ちをかけようとしたのだろう。
朦朧としてそんなに冷静に考えたわけじゃないけど、いきなり、わたしは拒否モードになってしまった。
待ってください那智さん!!!
なぜかというと、この一生に一度なんじゃないかという感覚を電マの威力でかき消してほしくなかったし、この感覚のまま那智さんのおちんちんが入ったら、もうぜったい気持ちいいはず!!という夢に取り憑かれてしまったのだ。
那智さん、待って!!
そういって体を起こすわたし。
なに?
もう入れてください
まだ早いよ(笑)
まあ、いつもの流れからしたら、那智さんの言っていることが通常。
待って、那智さん
もう、入れて
なんで?
いちおう付き合ってくれる。
だってね、那智さん、わたし、いますごく気持ちいいんです
そこでね、入れたら気持ちいいと思うんですよ
でもねぇ?
それで満足するの?とでも言いたげな表情の那智さん。
いや、わからないです。
でも、この機会を逃したら、もう一生味わえないかもしれない!!
なんだろ、わたし、どんどん夢に必死になっていく。
お願い那智さん、いま、わたしのここすごく気持ちいいです
ここが、ふわっふわしてるの!!
そこに入れたらぜったい気持ちいい
電マでぎゅーーっとなったら、このふわふわなくなっちゃう
そう?!
そうです
そうです
ね、那智さん、試しに
試しに、入れてみてくれませんか?!
ね、那智さん
ここ、ふわふわしているから!!
いや、わたし、どうした?
なぜ、そんな必死になって『ふわふわ』?
ラブホのベッドの上で裸のわたしは自分の下半身あたりをぼやっと示して手をふわふわ動かし『ふわふわしているから、試しに入れて』と訴えている。
わたしの必死の訴えに那智さんも苦笑しながらも付き合ってくれて、電マはしまわれ、当初の予定より早く入れることになった(笑)
性的な場面で『痛すぎます』のセーフティワードを発動する以外、ほとんどわたしの意見通りにはならない。
もちろん拒否も提案もいう権利はあるし、場合によっては考慮してくれたり採用してくれたりする。
でも、ほとんどは『じゃあ、もう一回イッたら』とか最終決定と方法は那智さんが主導する。
だから、こんなふうに一度那智さんがやろうとしたことを、わたしの意見をそのまま採用して覆すことはかなりめずらしい。
それほど必死の訴えだったのかと思うけど、那智さんは後日「『試しに』って言われたらね、試してみるかと思うよな(笑)」と、笑う。
どうやら『試しに』という訴え方が功を奏したみたいだけど、いま思うと、どうしてあんなに必死になっていたんだろう?と自分が不思議で恥ずかしくてしかたがない。
必死になりすぎると、ひとはどんどん変になる^^;
でも、まあ、それほど気持ちよかったのかと思うので、よしとします。
それにしても『試しに入れて』と言われて入れる那智さんの、なんと難儀なことか^^;
「等式」感想です。(笑)この話題でエントリーを書いて欲しいとリクエストした。改めて「お試し」の言葉に弱い自分を自覚した。
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