思い描いたような世界
非日常的な日常
最初すこし那智さんが胸をいじった。
それであっという間に快感がスタートを切ったわたしの体に滑るように彼女が覆いかぶさる。
軽やかに弾く指先。
女性の細くしなやかな指の気持ち良さはモカで経験済みだ。
あの感覚を思い起こさせるような指の動きにあの頃からまた格段に感度が増した乳首が面白いほどに反応する。
那智さんに触れられたときのように快感で腰が動く。
もう、わたしは、そのわたしを許している。
女性同士という垣根をあっさり取り払ってくれた彼女の好意に甘えて。
彼女の首輪から伸びている鎖がちょうどわたしの足の間でこすれる。
冷たく微かな刺激にもっともっとと腰を振るのを、彼女に首輪をつけた彼が見つけて楽しげに指摘した。
ああ、そんなところを見られてしまった、恥ずかしい。
でも、やっぱり、わたしはわたしを許す。
変態行為を楽しんでくれる、このカップルに敬意を表して。
ソファでタバコをふかしていた那智さんが電マを用意しだした。
広い部屋、遠い差し込み口に延長コードを使っている。
那智さんの延長コード役立ちましたね、なんて、よけいなことが片隅に浮かぶけど、そんなことより、これから人様の前で電マをする困惑と混乱に支配される。
あまり強くしないでほしいな。
最初は中くらいのパワーにしてくれた。
でも、イカせてくれない。
イキそうになると離される。
不完全燃焼のまま、なにがきっかけになったのか、彼女にそれを使うことになった。
さっきまでわたしに覆いかぶさっていた彼女に体がくるりとひっくり返され仰向けになっている。
好意というものは相乗効果。
緊張しいのわたしをほぐすような優しく、楽しもうという気持ちで触れてくれた彼女に、同じようにしたいと思うものだ。
返礼というと義務や義理という感じに聞こえるけれど、もっと違う、積極的な返礼の愛撫。
わたしも彼女の乳首に指と舌で触れていた。
(あ、でも、たしか那智さんにわたしもしていいか聞いていた)
那智さんが電マを強にした。
いきなりのそれはけっこうキツいから、ローションを塗ってあげる。
激しく揺さぶる電マに彼女の足は引きつりガクガクと震え、あの苦痛を伴う快感がまるでわたしにも与えられているような息苦しさを感じる。
あんまり強いとつらいですぅ;;
となぜか自分のことのように那智さんに訴える、きっと同化の興奮なんだろう。
彼が彼女の鎖を持ち、ぐいーっと引き上げた。
首から上半身を起こされた彼女の顔は紅潮し、苦しそうに歪め喘いでいる。
苦痛と快感のボーダーラインを行き来する女性の表情に引き込まれる。
鎖を引いたままの彼が彼女にまたがり立ったままフェラチオをさせている。
下半身に電マの苦痛。
喉を塞がれ、苦しそうな彼女に首に血管が浮く。
あああ、いまぜったい苦しい。
わたしだったら耐えられるだろうか、夢中になるだろうか、どこか冷静さを残し身の安全を思うだろうか。
いつの間にか愛撫を忘れ、ひたすら彼女に同化して、でも、彼女ではないわたしはもどかしく興奮していた。
休憩を入れたか憶えていない。
もう一度、わたしが強のパワーで電マをすることになった。
まな板の上の鯉のように、今度はわたしがくるりと仰向けになる。
いつものようにお守りの枕を抱えていたら、彼が「こんなの持っちゃダメ(笑)」と奪う。
なんだか、この強制と諦めがいい。
手と足を押さえられた。
MAXの勢いの電マに、すぐエクスタシーの手前、「イッてもいいですか」に、また那智さんが離す。
手を押さえていた彼女の指がいつの間にかわたしの中に入り、イキそうになると「絞まってる^^」とよろこんでくれる。
で、また離される。
この繰り返しに、たまらず起き上がり那智さんをバチバチ叩いて抗議(笑)
その流れで彼がわたしを抱く。
胡座をかくように足を組まれ、さっき枕を取り上げられたときのようなさげるがままでいる興奮を感じ、深く突かれる快感を味わっていた。
那智さんがわたしを抱く。
彼女がまた乳首を愛撫してくれる。
その彼女を彼が後ろから抱く。
交差する女性の体。
信じられないような倒錯の空間。
でも、妄想では何度も思い描いたような世界だった。
と『等式』らしからぬ、あえて説明不足の官能なお話。
でも、ホントは『おしっこは部屋に置いた洗面器』というルールのもと、全員がそこにおしっこをする変な状態だったり、鎖を引っぱられる彼女が「わたし、奴隷じゃないもん!!(笑)」と彼に食ってかかる場面があったり、なかなかイカせてくれない那智さんにわたしもマネして「わたしも奴隷じゃありません!!」とバシバシ叩いたりとなんだか微笑ましい時間でした。
お風呂から聞こえてくる彼女の楽しそうなしゃべり声がおふたりの良好な関係を表していました。
その雰囲気に象徴されるような時間、そこにはSもMも主も従も関係なく、みんなでその時間を楽しみたいという気持ちがあるだけでした。
で、わたし的には純粋な快感と被虐の片鱗に加えて、同化の快感も改めて自覚する時間でした。
「等式」感想です。お二人にとても楽しい時間にしていただきました。四人でする行為は初めてでしたのでお二人のスムーズなリードに助けていただきました。ありがとうございます。今、思っているのですが、私以外の力でりん子が快感を感じているのは興奮し満足します。
自分の何が満たされるのかが理解出来ていないのが残念なのですが。もしかしたら、単純にりん子に対し「気持ち良くて良かったね!」なのかもしれません。(笑)そして、このお二人だから味わえたとも思います。改めまして、ありがとうございます。
最初すこし那智さんが胸をいじった。
それであっという間に快感がスタートを切ったわたしの体に滑るように彼女が覆いかぶさる。
軽やかに弾く指先。
女性の細くしなやかな指の気持ち良さはモカで経験済みだ。
あの感覚を思い起こさせるような指の動きにあの頃からまた格段に感度が増した乳首が面白いほどに反応する。
那智さんに触れられたときのように快感で腰が動く。
もう、わたしは、そのわたしを許している。
女性同士という垣根をあっさり取り払ってくれた彼女の好意に甘えて。
彼女の首輪から伸びている鎖がちょうどわたしの足の間でこすれる。
冷たく微かな刺激にもっともっとと腰を振るのを、彼女に首輪をつけた彼が見つけて楽しげに指摘した。
ああ、そんなところを見られてしまった、恥ずかしい。
でも、やっぱり、わたしはわたしを許す。
変態行為を楽しんでくれる、このカップルに敬意を表して。
ソファでタバコをふかしていた那智さんが電マを用意しだした。
広い部屋、遠い差し込み口に延長コードを使っている。
那智さんの延長コード役立ちましたね、なんて、よけいなことが片隅に浮かぶけど、そんなことより、これから人様の前で電マをする困惑と混乱に支配される。
あまり強くしないでほしいな。
最初は中くらいのパワーにしてくれた。
でも、イカせてくれない。
イキそうになると離される。
不完全燃焼のまま、なにがきっかけになったのか、彼女にそれを使うことになった。
さっきまでわたしに覆いかぶさっていた彼女に体がくるりとひっくり返され仰向けになっている。
好意というものは相乗効果。
緊張しいのわたしをほぐすような優しく、楽しもうという気持ちで触れてくれた彼女に、同じようにしたいと思うものだ。
返礼というと義務や義理という感じに聞こえるけれど、もっと違う、積極的な返礼の愛撫。
わたしも彼女の乳首に指と舌で触れていた。
(あ、でも、たしか那智さんにわたしもしていいか聞いていた)
那智さんが電マを強にした。
いきなりのそれはけっこうキツいから、ローションを塗ってあげる。
激しく揺さぶる電マに彼女の足は引きつりガクガクと震え、あの苦痛を伴う快感がまるでわたしにも与えられているような息苦しさを感じる。
あんまり強いとつらいですぅ;;
となぜか自分のことのように那智さんに訴える、きっと同化の興奮なんだろう。
彼が彼女の鎖を持ち、ぐいーっと引き上げた。
首から上半身を起こされた彼女の顔は紅潮し、苦しそうに歪め喘いでいる。
苦痛と快感のボーダーラインを行き来する女性の表情に引き込まれる。
鎖を引いたままの彼が彼女にまたがり立ったままフェラチオをさせている。
下半身に電マの苦痛。
喉を塞がれ、苦しそうな彼女に首に血管が浮く。
あああ、いまぜったい苦しい。
わたしだったら耐えられるだろうか、夢中になるだろうか、どこか冷静さを残し身の安全を思うだろうか。
いつの間にか愛撫を忘れ、ひたすら彼女に同化して、でも、彼女ではないわたしはもどかしく興奮していた。
休憩を入れたか憶えていない。
もう一度、わたしが強のパワーで電マをすることになった。
まな板の上の鯉のように、今度はわたしがくるりと仰向けになる。
いつものようにお守りの枕を抱えていたら、彼が「こんなの持っちゃダメ(笑)」と奪う。
なんだか、この強制と諦めがいい。
手と足を押さえられた。
MAXの勢いの電マに、すぐエクスタシーの手前、「イッてもいいですか」に、また那智さんが離す。
手を押さえていた彼女の指がいつの間にかわたしの中に入り、イキそうになると「絞まってる^^」とよろこんでくれる。
で、また離される。
この繰り返しに、たまらず起き上がり那智さんをバチバチ叩いて抗議(笑)
その流れで彼がわたしを抱く。
胡座をかくように足を組まれ、さっき枕を取り上げられたときのようなさげるがままでいる興奮を感じ、深く突かれる快感を味わっていた。
那智さんがわたしを抱く。
彼女がまた乳首を愛撫してくれる。
その彼女を彼が後ろから抱く。
交差する女性の体。
信じられないような倒錯の空間。
でも、妄想では何度も思い描いたような世界だった。
と『等式』らしからぬ、あえて説明不足の官能なお話。
でも、ホントは『おしっこは部屋に置いた洗面器』というルールのもと、全員がそこにおしっこをする変な状態だったり、鎖を引っぱられる彼女が「わたし、奴隷じゃないもん!!(笑)」と彼に食ってかかる場面があったり、なかなかイカせてくれない那智さんにわたしもマネして「わたしも奴隷じゃありません!!」とバシバシ叩いたりとなんだか微笑ましい時間でした。
お風呂から聞こえてくる彼女の楽しそうなしゃべり声がおふたりの良好な関係を表していました。
その雰囲気に象徴されるような時間、そこにはSもMも主も従も関係なく、みんなでその時間を楽しみたいという気持ちがあるだけでした。
で、わたし的には純粋な快感と被虐の片鱗に加えて、同化の快感も改めて自覚する時間でした。
「等式」感想です。お二人にとても楽しい時間にしていただきました。四人でする行為は初めてでしたのでお二人のスムーズなリードに助けていただきました。ありがとうございます。今、思っているのですが、私以外の力でりん子が快感を感じているのは興奮し満足します。
自分の何が満たされるのかが理解出来ていないのが残念なのですが。もしかしたら、単純にりん子に対し「気持ち良くて良かったね!」なのかもしれません。(笑)そして、このお二人だから味わえたとも思います。改めまして、ありがとうございます。
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COMMENT
エロエロだ。
最近マンネリ、というか
彼が元気ないので…
う~ら~や~ま~し~~
でも、わたしも体調がよくない日々が続いてますから
こう…何か湧きあがるような、羨ましさではないんだな。
エロができるのも、身体も心も元気だからこそ!
まずは元気を取り戻さないとね。
そのあとでエロエロです^^
最近マンネリ、というか
彼が元気ないので…
う~ら~や~ま~し~~
でも、わたしも体調がよくない日々が続いてますから
こう…何か湧きあがるような、羨ましさではないんだな。
エロができるのも、身体も心も元気だからこそ!
まずは元気を取り戻さないとね。
そのあとでエロエロです^^
あこさん
あ〜、こういうエッチなエントリーもアップしたあと引かれないかな〜ってこそこそしたい気持ちになるから、コメントもらえてうれしいよう。
(あ、ノロケでもりん子的独り言でも引かれないか思うけども^^;)
お互いのバランスってあるかもしれないよね。
どちらかだけ落ちていて、もうひとりは上がっていたりすると、そのバランスを取ることに腐心しないといけないけど、どちらも停滞期であれば、自分を上げることに専念すればいいから気持ち的にはすこしラクかもね^^
あこさんはご自分の体調万全にしてね^^
おっしゃる通りで、やっぱり、そこが一番大事です^^
元気になって、彼氏さんにもパワーを伝染させましょう!!
お大事にね^^
あ〜、こういうエッチなエントリーもアップしたあと引かれないかな〜ってこそこそしたい気持ちになるから、コメントもらえてうれしいよう。
(あ、ノロケでもりん子的独り言でも引かれないか思うけども^^;)
お互いのバランスってあるかもしれないよね。
どちらかだけ落ちていて、もうひとりは上がっていたりすると、そのバランスを取ることに腐心しないといけないけど、どちらも停滞期であれば、自分を上げることに専念すればいいから気持ち的にはすこしラクかもね^^
あこさんはご自分の体調万全にしてね^^
おっしゃる通りで、やっぱり、そこが一番大事です^^
元気になって、彼氏さんにもパワーを伝染させましょう!!
お大事にね^^