高級霜降り和牛
独特な幸福感
那智さんとわたしは食べ物の好みが合っているところとそうじゃないところとある。
那智さん、意外と甘いもの好きだけど、わたし、そんなに好きじゃない。
わたし、漬け物ラブだけど、那智さんは梅干し食べた女とはキスしてくれない(笑)
お子様メニューのオムライスが好きかと思えば、海老の天ぷらは尻尾までいただく大人っぷりな那智さんの好みはどこかわたしとくっついたり離れたり。
でも、ひとつ大きな括りで共通していることがある。
それは
体に悪そうなものが好き!!
トンカツ大好き。
オニオンフライも大好き。
脂ののったサーモンもラーメンも牛丼も、もう、たまりません^^
わたしたちの関係が良好に続いていることの何%かは飲食の波長が合っているからではないかと思うほどだ。
那智さんがランチに連れていってくれた。
お仕事場からタクシーで1メーターの繁華街、エレベーターで上がったお店は大きなガラス窓の明るいお食事処。
ここの焼き肉重を食べさせてくれるのだ^^
このお重は並と特と2種類ある。
『和牛焼き肉重』と『高級和牛焼き肉重』だ(笑)
たしかプラス300円くらい(でしたっけ?那智さん)
せっかくだから、両方頼んで300円の価値があるのか確認してやろうということになった。
ちなみに、両方頼んだら、お互いひと口ずつお裾分けするか、半分食べてお重ごと交換するか、なんだけど、そういうことを『カッコ悪い』と感じる人いるのでしょうけど、わたしたちは気にしない、そこも波長が合っている^^
那智さんはお仕事の合間だったから、わたしだけビールをいただいて^^
しばらくしたら、しっかりしたお膳に乗せてお重が運ばれてきた。
高級和牛焼き肉重のお客様
ここはレディーファーストで、那智さん、わたしに促してくれる。
お膳には小鉢と漬け物と汁物に囲まれてお重。
那智さんより食べるのが遅いので、先に失礼してお重の蓋を開ける。
わくわく「高級^^」
焼き肉というより、かたまり肉の表面を焼いてカットした温かい牛肉のたたきみたいなお肉。
外側に焼き色がつき中のレアが見えるようにカットされたお肉がキレイに並べられている。
薬味とタレがお肉を飾り。
重箱の隅には、野菜の天ぷらが添えてある。
きゃあ、贅沢〜♪
と、思いながら、ちょっと待って、これ高級のほう?
レアの部分がやけに赤身な感じなんだ。
高級から想像する霜降りの口に入れたら程よい脂がほろっとトロけるような感じがない。
赤身で『きしっ』とした感じ、なんか硬そう。
顔をあげて那智さんを見つめる。
たぶん、同じこと思ったんだ。
(だって、比べっこするからね、ついそういう視線^^;)
あれ?りん子のほう高いのだよな?
はい、いま、そういってましたよ(店員さん)、間違えたのかな〜
ふたりして疑心暗鬼になりながらも、とりあえず、いただく。
ひと口、うん、ちゃんとおいしい。
でも、想像していた『霜降りのトロッと感』は感じられず、高級とは言い切れない。
すこし遅れてもうひとつが配膳された。
これ見たら、わかるだろ?
両方並べてみたら、その違いからどちらが本当の高級かわかるよね。
那智さん、蓋を開ける。
じゃらららら〜ん♪
同じようにカットされたお肉が整然と並んでいる。
そのレアの部分は、キレイな霜降り〜!!
そうそう、高級といえばこういうのですよね。
そっちが高級だったんですね〜。
店員さん間違えちゃったのかな、それとも、わたしたちが聞き間違えたの?
まあ、そんなことは気にしない。
そのまま那智さんに高級を召し上がっていただて、わたしはひと口お裾分けしてもらお。
並のほうはすこし身がきしっとしているけど、味はしっかりしたお肉だしタレとの相性もいいし、これはこれで満足。
1/3ほど食べて「交換する?」とお膳ごと交換する。
わい、霜降り♪
さっきの赤身もおいしかったけど、やっぱり牛肉は脂身がある程度あったほうがいいよね〜。
ひと口。
うん、じゅわっと脂♪
んん?でも、お肉自体の味やタレとの相性は、赤身のほうがいい?
なんだか、比べっこの意識と店員さんの間違い(?)が純粋な味わいを奪っていくように、いらんことをあれこれ考えている。
どうやら、那智さんも同じようで「あれ?こっちが高級だっけ?」とふたりしてごちゃごちゃ。
ちょっとわからなくなってきたけど、那智さん『脂身』好きなこと知っているから、もう一度交換してもとに戻して差し上げた。
わたしも脂身好きだけど、今日は那智さん優先の気分^^(おほほ、なかなか健気でしょ)
うーん、やっぱりこっちが高級だよな
霜降りを頬張り、いう那智さん。
あれ?でも、そういえば添え物が違いますね?
わたしのほうはししとうとカボチャとレンコンの天ぷらだけど、いま戻した那智さんのほうは野菜の和え物だった気がして、もう一度メニューを確認すると。
『和牛焼き肉重』
和牛、野菜の和え物添え、小鉢、汁物、漬け物、デザート付き
『高級和牛焼き肉重』
高級和牛、季節の野菜の天ぷら添え、小鉢、汁物、漬け物、デザート付き
わあ、こっちが高級ってことだ!!
那智さん、那智さん、付け合わせで見たら、こっちが高級です!!
ホントだ!!(笑)
がーーーん。
わたしたちは、単に『霜降り』ってだけで高級と思ってしまったのか。
それとも、脂身が好きゆえに、好きな物=高級と思ってしまったのか。
たしかに、この赤身は楚々として上品な感じがしないでもない^^;
いまどきの健康志向や、本物志向(?)では赤身で高級が主流ということなのか!?
えーえー、どうせ、庶民の味覚ですよ。
それでも、それがわかっても、やっぱり那智さんが召し上がっている脂身のほうがおいしそうに思えてしまうのは、きっと『体に悪いもの好き』ゆえの情けなさだ。
とはいえ、おいしくいただいて、帰りのエレベーター。
でもな、やっぱり、俺霜降りのほうがおいしかったな(笑)
那智さんとわたしが長く良好な関係を続けていられるのは、飲食の波長が合っているから、なのです^^
たとえ、高級がわからなくても(笑)
「高級霜降り和牛」感想です。そうなんです、高級が解らないのです。(笑)このような自虐的なエントリー大好きなのですが、何故かと自問自答すると、1つはカッコ付けないことが格好良いとの価値観。2つ目は「等式」における信憑性の証ではないかと思いました。
那智さんとわたしは食べ物の好みが合っているところとそうじゃないところとある。
那智さん、意外と甘いもの好きだけど、わたし、そんなに好きじゃない。
わたし、漬け物ラブだけど、那智さんは梅干し食べた女とはキスしてくれない(笑)
お子様メニューのオムライスが好きかと思えば、海老の天ぷらは尻尾までいただく大人っぷりな那智さんの好みはどこかわたしとくっついたり離れたり。
でも、ひとつ大きな括りで共通していることがある。
それは
体に悪そうなものが好き!!
トンカツ大好き。
オニオンフライも大好き。
脂ののったサーモンもラーメンも牛丼も、もう、たまりません^^
わたしたちの関係が良好に続いていることの何%かは飲食の波長が合っているからではないかと思うほどだ。
那智さんがランチに連れていってくれた。
お仕事場からタクシーで1メーターの繁華街、エレベーターで上がったお店は大きなガラス窓の明るいお食事処。
ここの焼き肉重を食べさせてくれるのだ^^
このお重は並と特と2種類ある。
『和牛焼き肉重』と『高級和牛焼き肉重』だ(笑)
たしかプラス300円くらい(でしたっけ?那智さん)
せっかくだから、両方頼んで300円の価値があるのか確認してやろうということになった。
ちなみに、両方頼んだら、お互いひと口ずつお裾分けするか、半分食べてお重ごと交換するか、なんだけど、そういうことを『カッコ悪い』と感じる人いるのでしょうけど、わたしたちは気にしない、そこも波長が合っている^^
那智さんはお仕事の合間だったから、わたしだけビールをいただいて^^
しばらくしたら、しっかりしたお膳に乗せてお重が運ばれてきた。
高級和牛焼き肉重のお客様
ここはレディーファーストで、那智さん、わたしに促してくれる。
お膳には小鉢と漬け物と汁物に囲まれてお重。
那智さんより食べるのが遅いので、先に失礼してお重の蓋を開ける。
わくわく「高級^^」
焼き肉というより、かたまり肉の表面を焼いてカットした温かい牛肉のたたきみたいなお肉。
外側に焼き色がつき中のレアが見えるようにカットされたお肉がキレイに並べられている。
薬味とタレがお肉を飾り。
重箱の隅には、野菜の天ぷらが添えてある。
きゃあ、贅沢〜♪
と、思いながら、ちょっと待って、これ高級のほう?
レアの部分がやけに赤身な感じなんだ。
高級から想像する霜降りの口に入れたら程よい脂がほろっとトロけるような感じがない。
赤身で『きしっ』とした感じ、なんか硬そう。
顔をあげて那智さんを見つめる。
たぶん、同じこと思ったんだ。
(だって、比べっこするからね、ついそういう視線^^;)
あれ?りん子のほう高いのだよな?
はい、いま、そういってましたよ(店員さん)、間違えたのかな〜
ふたりして疑心暗鬼になりながらも、とりあえず、いただく。
ひと口、うん、ちゃんとおいしい。
でも、想像していた『霜降りのトロッと感』は感じられず、高級とは言い切れない。
すこし遅れてもうひとつが配膳された。
これ見たら、わかるだろ?
両方並べてみたら、その違いからどちらが本当の高級かわかるよね。
那智さん、蓋を開ける。
じゃらららら〜ん♪
同じようにカットされたお肉が整然と並んでいる。
そのレアの部分は、キレイな霜降り〜!!
そうそう、高級といえばこういうのですよね。
そっちが高級だったんですね〜。
店員さん間違えちゃったのかな、それとも、わたしたちが聞き間違えたの?
まあ、そんなことは気にしない。
そのまま那智さんに高級を召し上がっていただて、わたしはひと口お裾分けしてもらお。
並のほうはすこし身がきしっとしているけど、味はしっかりしたお肉だしタレとの相性もいいし、これはこれで満足。
1/3ほど食べて「交換する?」とお膳ごと交換する。
わい、霜降り♪
さっきの赤身もおいしかったけど、やっぱり牛肉は脂身がある程度あったほうがいいよね〜。
ひと口。
うん、じゅわっと脂♪
んん?でも、お肉自体の味やタレとの相性は、赤身のほうがいい?
なんだか、比べっこの意識と店員さんの間違い(?)が純粋な味わいを奪っていくように、いらんことをあれこれ考えている。
どうやら、那智さんも同じようで「あれ?こっちが高級だっけ?」とふたりしてごちゃごちゃ。
ちょっとわからなくなってきたけど、那智さん『脂身』好きなこと知っているから、もう一度交換してもとに戻して差し上げた。
わたしも脂身好きだけど、今日は那智さん優先の気分^^(おほほ、なかなか健気でしょ)
うーん、やっぱりこっちが高級だよな
霜降りを頬張り、いう那智さん。
あれ?でも、そういえば添え物が違いますね?
わたしのほうはししとうとカボチャとレンコンの天ぷらだけど、いま戻した那智さんのほうは野菜の和え物だった気がして、もう一度メニューを確認すると。
『和牛焼き肉重』
和牛、野菜の和え物添え、小鉢、汁物、漬け物、デザート付き
『高級和牛焼き肉重』
高級和牛、季節の野菜の天ぷら添え、小鉢、汁物、漬け物、デザート付き
わあ、こっちが高級ってことだ!!
那智さん、那智さん、付け合わせで見たら、こっちが高級です!!
ホントだ!!(笑)
がーーーん。
わたしたちは、単に『霜降り』ってだけで高級と思ってしまったのか。
それとも、脂身が好きゆえに、好きな物=高級と思ってしまったのか。
たしかに、この赤身は楚々として上品な感じがしないでもない^^;
いまどきの健康志向や、本物志向(?)では赤身で高級が主流ということなのか!?
えーえー、どうせ、庶民の味覚ですよ。
それでも、それがわかっても、やっぱり那智さんが召し上がっている脂身のほうがおいしそうに思えてしまうのは、きっと『体に悪いもの好き』ゆえの情けなさだ。
とはいえ、おいしくいただいて、帰りのエレベーター。
でもな、やっぱり、俺霜降りのほうがおいしかったな(笑)
那智さんとわたしが長く良好な関係を続けていられるのは、飲食の波長が合っているから、なのです^^
たとえ、高級がわからなくても(笑)
「高級霜降り和牛」感想です。そうなんです、高級が解らないのです。(笑)このような自虐的なエントリー大好きなのですが、何故かと自問自答すると、1つはカッコ付けないことが格好良いとの価値観。2つ目は「等式」における信憑性の証ではないかと思いました。
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