小旅行覚え書き4
独特な幸福感
翌日はお昼にちょっと趣のあるお食事処へ。
広い敷地に庭園があり食事は離れの個室で、炭火で魚介や地鶏などを焼いていただくのだ。
そこにわたしは浴衣を着ていくことにした。
チェックアウトと食事の時間を見計らって、まだそれほど慣れていない着付けをはじめる。
鶴の恩返しよろしく『見ないでくださいね』と洗面所にこもる。
大きな鏡を前に奮闘をはじめると、ドアの隙間から那智さんがこっそり覗いている。
那智さん!!何を!!
着付けるところを見せるのはどうかと思って洗面所にこもっていますけど、あの、えっと、あなたはわたしの体を遠慮なく見ることができる人物なのですよ。
好きにひっくり返して、ひん剥いて、こねくり回してよい、唯一の人物なのですよ。
見たければ、なんら遠慮なく、バーンとドアを開け放ってご覧になればよろしいのに。
何もそんなこそこそ覗いたりせず。
那智さん、何をそんなところから!!
見たければ、お見せしますよ?あんまり美しく着付けする自信ないけど^^;
いや、こっそり覗くからいいんだよ〜、これが男の夢ってヤツだからさ(笑)
なんでしょ。
見ちゃいけないものをこっそり見る、禁断の果実?
はたまた、見えそうで見えないパンチラ的魅力?
とにかく那智さんの男の夢というのは、そういうものらしい^^;
那智さんの男の夢も満足していただいて、お昼をいただきに〜。
たしかに、庭園を囲むように個室があって、とても風情がある。
外はうだるような暑さ、個室は冷房をきかせて炭火焼きという、なんとも非効率で贅沢な空間だ。
ビールでのどを潤し、ひと通り注文した料理も運んでもらって、あとは焼くだけ。
ここで、わたしたちはある『いけない』計画を実行する。
このお食事処は、たしかに贅沢な作りだからそれも含めたお値段なんだけど、その分、何もかも高い!!(笑)
那智さんは、こういう『足下見られているよな』という値段設定に対して、ちょっと抵抗するところがありまして^^;
わたしたちには一昨日から飲み食いした諸々があるじゃないか!!
じゃあ、すこし食材を残しておいて、ここで一緒にいただいちゃえ〜!!ということなのだ。
うう、ステーキ残しましたし、ワインも焼酎もあります。
本来のわたしは、そういう『いけない』ことは大反対するのだけど、ああ、那智さんの企画に乗っかると楽しいという経験の積み重ねで、この計画さえも受け入れ楽しんでしまっている。
野菜や地鶏に混じって、一昨日のステーキ、うう、おいしい。
ステーキにはやっぱり赤ワインだよね、とりあえず一杯目はちゃんと頼んで、空いたら注ぎ足し、ああ、ごめんなさい!!
ごめんなさいと思いつつ、『いけない』ことを那智さんとしている共犯気分も、また嬉しかったりする。
ビールと日本酒とワイン一杯ずつのはずなのに、ふたりしてずいぶん酔っぱらってしまった^^;(ごめんなさい!!)
さて、そろそろ小旅行もおしまい。
ホテルのあったターミナルに戻ってきて、ここでお別れ。
那智さんとわたしは違う電車に乗る。
大酔っぱらいのふたり。
コインロッカーに預けた荷物を那智さんが取り出してくれている。
なんでかな、ただ荷物を取り出してくれているというだけなのに、そこから感じられる空気がやさしい。
涙が溢れてきた。
那智さん、たのしかったです;;
とってもたのしかったです;;
荷物を取り出して、帰り支度を整えてくれている那智さんの横でわたしはただ泣いている。
はいはい、ちゃんと準備しろよ〜(笑)
那智さんは、一緒に過ごす人と『楽しい時間を過ごそう』と思い、それを実行してくれる達人だ。
誰も入っていない小川で水遊びをすることも、ホテルの廊下で妄想を叶えるのも、『いけない』計画も、どれも『りん子と楽しく過ごそう』としてくれると素直に思えて、それに乗っかれる。
酔っているから余計に感情的になっているのだろうか、委ねる安心感を三日間ずっと感じていられた嬉しさに、涙が溢れていた。
さっきまでわたしより酔っぱらっていたはずなのに、最後はホームまで来てくれて見送ってくれた。
那智さんはわたしにいろいろなものを見せてくれて、いろいろなところに連れて行ってくれる、やっぱりわたしのファルコン^^(ネバーエンディングストーリーのね)
そうそう、か○やのカツ丼もおいしいと世界を広げてもらいました^^
お肉もお酒も残さず、おいしくいただきました。
今朝の「等式」感想です。
覗きとは見られている相手が見られていると意識していない姿を見ること。その警戒していない姿を見るから楽しい、そこから発展し連想したことを言うとりん子に怒られそうなので止めておきます。我々、二人のバーベキュー好きは、全部持ち込みだからかな?(笑)
翌日はお昼にちょっと趣のあるお食事処へ。
広い敷地に庭園があり食事は離れの個室で、炭火で魚介や地鶏などを焼いていただくのだ。
そこにわたしは浴衣を着ていくことにした。
チェックアウトと食事の時間を見計らって、まだそれほど慣れていない着付けをはじめる。
鶴の恩返しよろしく『見ないでくださいね』と洗面所にこもる。
大きな鏡を前に奮闘をはじめると、ドアの隙間から那智さんがこっそり覗いている。
那智さん!!何を!!
着付けるところを見せるのはどうかと思って洗面所にこもっていますけど、あの、えっと、あなたはわたしの体を遠慮なく見ることができる人物なのですよ。
好きにひっくり返して、ひん剥いて、こねくり回してよい、唯一の人物なのですよ。
見たければ、なんら遠慮なく、バーンとドアを開け放ってご覧になればよろしいのに。
何もそんなこそこそ覗いたりせず。
那智さん、何をそんなところから!!
見たければ、お見せしますよ?あんまり美しく着付けする自信ないけど^^;
いや、こっそり覗くからいいんだよ〜、これが男の夢ってヤツだからさ(笑)
なんでしょ。
見ちゃいけないものをこっそり見る、禁断の果実?
はたまた、見えそうで見えないパンチラ的魅力?
とにかく那智さんの男の夢というのは、そういうものらしい^^;
那智さんの男の夢も満足していただいて、お昼をいただきに〜。
たしかに、庭園を囲むように個室があって、とても風情がある。
外はうだるような暑さ、個室は冷房をきかせて炭火焼きという、なんとも非効率で贅沢な空間だ。
ビールでのどを潤し、ひと通り注文した料理も運んでもらって、あとは焼くだけ。
ここで、わたしたちはある『いけない』計画を実行する。
このお食事処は、たしかに贅沢な作りだからそれも含めたお値段なんだけど、その分、何もかも高い!!(笑)
那智さんは、こういう『足下見られているよな』という値段設定に対して、ちょっと抵抗するところがありまして^^;
わたしたちには一昨日から飲み食いした諸々があるじゃないか!!
じゃあ、すこし食材を残しておいて、ここで一緒にいただいちゃえ〜!!ということなのだ。
うう、ステーキ残しましたし、ワインも焼酎もあります。
本来のわたしは、そういう『いけない』ことは大反対するのだけど、ああ、那智さんの企画に乗っかると楽しいという経験の積み重ねで、この計画さえも受け入れ楽しんでしまっている。
野菜や地鶏に混じって、一昨日のステーキ、うう、おいしい。
ステーキにはやっぱり赤ワインだよね、とりあえず一杯目はちゃんと頼んで、空いたら注ぎ足し、ああ、ごめんなさい!!
ごめんなさいと思いつつ、『いけない』ことを那智さんとしている共犯気分も、また嬉しかったりする。
ビールと日本酒とワイン一杯ずつのはずなのに、ふたりしてずいぶん酔っぱらってしまった^^;(ごめんなさい!!)
さて、そろそろ小旅行もおしまい。
ホテルのあったターミナルに戻ってきて、ここでお別れ。
那智さんとわたしは違う電車に乗る。
大酔っぱらいのふたり。
コインロッカーに預けた荷物を那智さんが取り出してくれている。
なんでかな、ただ荷物を取り出してくれているというだけなのに、そこから感じられる空気がやさしい。
涙が溢れてきた。
那智さん、たのしかったです;;
とってもたのしかったです;;
荷物を取り出して、帰り支度を整えてくれている那智さんの横でわたしはただ泣いている。
はいはい、ちゃんと準備しろよ〜(笑)
那智さんは、一緒に過ごす人と『楽しい時間を過ごそう』と思い、それを実行してくれる達人だ。
誰も入っていない小川で水遊びをすることも、ホテルの廊下で妄想を叶えるのも、『いけない』計画も、どれも『りん子と楽しく過ごそう』としてくれると素直に思えて、それに乗っかれる。
酔っているから余計に感情的になっているのだろうか、委ねる安心感を三日間ずっと感じていられた嬉しさに、涙が溢れていた。
さっきまでわたしより酔っぱらっていたはずなのに、最後はホームまで来てくれて見送ってくれた。
那智さんはわたしにいろいろなものを見せてくれて、いろいろなところに連れて行ってくれる、やっぱりわたしのファルコン^^(ネバーエンディングストーリーのね)
そうそう、か○やのカツ丼もおいしいと世界を広げてもらいました^^
お肉もお酒も残さず、おいしくいただきました。
今朝の「等式」感想です。
覗きとは見られている相手が見られていると意識していない姿を見ること。その警戒していない姿を見るから楽しい、そこから発展し連想したことを言うとりん子に怒られそうなので止めておきます。我々、二人のバーベキュー好きは、全部持ち込みだからかな?(笑)
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COMMENT
ファルコン の注意書きが無ければ間違いなく、私の中で那智さんは「金色のファルコ(ン)」になっていました(笑)
一文字多いだろっていうのはご愛嬌。
小旅行、いいですね♪
これからお出かけにはいい季節だし、エントリを読んでいたら何となく会いたくなっちゃいました^^;;
かき消すのが大変だw
委ねる、そういう存在の人に出会うのって結構大変だ。
だけど出会ったら、一番自分らしくいられそうな気がします(´∀`*)
カツ丼の店の名前が気になりますw
伏字で連想できないって事は・・・知らないお店だなぁ><
一文字多いだろっていうのはご愛嬌。
小旅行、いいですね♪
これからお出かけにはいい季節だし、エントリを読んでいたら何となく会いたくなっちゃいました^^;;
かき消すのが大変だw
委ねる、そういう存在の人に出会うのって結構大変だ。
だけど出会ったら、一番自分らしくいられそうな気がします(´∀`*)
カツ丼の店の名前が気になりますw
伏字で連想できないって事は・・・知らないお店だなぁ><
うう、そうだよね、会いたくなっちゃうよね^^;
(かき消し、かき消し…一緒に手をぶんぶんしてかき消しお手伝いしているイメージ、あ、でもかき消したらもったいないから冷凍保存しよう!!)
委ねられるってとても幸せなことだけよね。
でもね、いくら相手が両手を広げていてくれてもこちらが飛び込まないと、そこから先には行きにくいなって思う。
ずっーっと手を広げていてくれたり、強引に引っ張ってくれる人って、そんなにたくさんいないから、わたしたちの場合は委ねるほうも気概が必要なかと思っています^^
注意書き書いておいてよかったよ。
わたしは『金色のファルコ』を知らなかったから調べたけど、北斗の拳じゃロマンチックじゃなーい(笑)
(かき消し、かき消し…一緒に手をぶんぶんしてかき消しお手伝いしているイメージ、あ、でもかき消したらもったいないから冷凍保存しよう!!)
委ねられるってとても幸せなことだけよね。
でもね、いくら相手が両手を広げていてくれてもこちらが飛び込まないと、そこから先には行きにくいなって思う。
ずっーっと手を広げていてくれたり、強引に引っ張ってくれる人って、そんなにたくさんいないから、わたしたちの場合は委ねるほうも気概が必要なかと思っています^^
注意書き書いておいてよかったよ。
わたしは『金色のファルコ』を知らなかったから調べたけど、北斗の拳じゃロマンチックじゃなーい(笑)