i podくん
独り言
私の夫は自他共に認める「マックマニア」。
マクドナルドじゃなくて、パソコンのMacね。
どんなに高くても、Mac。
キーボードもマウスも、Mac。
「大学生の時にはじめてMacを触って、俺の人生は決まった」と言ってしまうほど^^;
時々買い替えられる安くないパソコンを、「そんなもんかな~」と否定もしないけど肯定もしない気持ちで物欲のあまりない私は眺めていた。(そうはいっても、私の仕事やこのブログを書くことができるのも、その恩恵と思って感謝してます)
それでも、一度だけ心の底から、「Macマニア」に感謝したことがある。
それは、数年前。
父が癌で手術して、肺炎を起こし呼吸困難で集中治療室に入れられた夜。(これは「惹かれ合う理由」の「お父さん」に書いてあるけど、長いから「是非読んで!」とは言いにくいです^^;)
翌朝、朝一ではじめて集中治療室を訪ねて、体中管だらけで口を不自然なほど大きく開けられ人工呼吸器をねじ込まれて強制的に呼吸させられ、鎮静剤で眠らされてる父を見た。
その父の姿。
あんなに病院が大嫌いだった父のその姿を見て、かわそうでかわいそうで、その場に立っていられないほどだった日。
家に戻ると、まだ夫が出勤前だった。
父の様子を少し話してから、出勤する夫に当時彼が買ったばかりの「i pod」を貸してくれるようにお願いした。
夫は快く貸してくれた。
中に入れる曲を私仕様に変えてくれて、出勤していった。(そんなこともできないアナログな私)
夫の前では我慢していたけど、ひとりになったらお父さんの姿を思い出して、不憫でしょうがなくて涙が出て来てしまった。
シンクに溜まった食器を洗いながらあとからあとから溢れる涙に、私はとても傷付いているんだなと感じていた。
気を紛らわせようとi podのスイッチをオンにした。
入ってる曲は「ユーミン」と「シンディ ローパー」、両方ともベストアルバムだから、好きな曲ばかり。(年代を感じる?)
このi podは「shuffle」。
いまは当たり前なのかな?入ってる曲を勝手にシャッフルして流してくれる。
これがとってもよかったの。
泣きながらお皿を洗い、イヤホンから一曲目「真珠のピアス」が流れてくる。
「ああ、ちょっと切ないな」なんて思っていると、今度は「サーフ天国スキー天国」。
「うん、いい感じ^^」少し気分も晴れる気がする。
「girl's just wanna have fun」(スペルあってる?それにしてもこれの邦題「ハイスクールはダンステリア…って…)
「おお、シンディ登場ね!」違った展開に、にっこり。
その次、「埠頭を渡る風」。
「ええ~、そう来るか!?」追い立てるようなイントロに、i podに軽くツッコミを入れてしまう。
いつの間にか、私は「泣き笑い」状態で、感傷に浸ることを忘れていた。
父の状態に変わりはないけど、ここで悲しんでてもしかたがない。
なんだか、そのi podに人格を感じてしまって一人の台所が寂しいものじゃなくなった。
アップルコンピューターにもMacマニアの夫にも、心から感謝したときのお話。
なぜいきなりこんな話かというと、最近私はスポーツクラブに通いはじめたの。
体力も筋力も落ちる一方だからね…。
そこで延々と自転車を漕ぐ退屈しのぎに、またそのi pod君にご登場願ったわけです。
自転車を漕ぎながら、彼の選曲を楽しんでいるわけですね。
そこに、新たに夫が仕入れた「懐かしのユーロビート」的なのが加わって(そんなのも好きな彼)、「ユーミン」「シンディ ローパー」「ユーロビート」さらに「椎名林檎」とメチャクチャな状態になってるの。
で、その「懐かしのユーロビート」を聞いていたら、かつて私が「お立ち台ギャル」(死語!!もうこれだけで恥ずかしいわ)だったころを思い出して、そのときの話が書きたくなってしまったわけです。
父性を欲して、怒らない私。
それも本当の私。
でも、スポットを当てていなかった私も登場させたくなってしまったのだ!
いままで築き上げた「りん子像」を裏切ることになってしまう?(いや、そもそも築けてないか!?)
でも全部私。
きっと那智さんも知らない、私?
たまには趣向を変えて。
でも、最後はちゃんと「りん子」っぽく繋げますから、お付き合いくださいね。
と、またまた長い前振りでした^^
私の夫は自他共に認める「マックマニア」。
マクドナルドじゃなくて、パソコンのMacね。
どんなに高くても、Mac。
キーボードもマウスも、Mac。
「大学生の時にはじめてMacを触って、俺の人生は決まった」と言ってしまうほど^^;
時々買い替えられる安くないパソコンを、「そんなもんかな~」と否定もしないけど肯定もしない気持ちで物欲のあまりない私は眺めていた。(そうはいっても、私の仕事やこのブログを書くことができるのも、その恩恵と思って感謝してます)
それでも、一度だけ心の底から、「Macマニア」に感謝したことがある。
それは、数年前。
父が癌で手術して、肺炎を起こし呼吸困難で集中治療室に入れられた夜。(これは「惹かれ合う理由」の「お父さん」に書いてあるけど、長いから「是非読んで!」とは言いにくいです^^;)
翌朝、朝一ではじめて集中治療室を訪ねて、体中管だらけで口を不自然なほど大きく開けられ人工呼吸器をねじ込まれて強制的に呼吸させられ、鎮静剤で眠らされてる父を見た。
その父の姿。
あんなに病院が大嫌いだった父のその姿を見て、かわそうでかわいそうで、その場に立っていられないほどだった日。
家に戻ると、まだ夫が出勤前だった。
父の様子を少し話してから、出勤する夫に当時彼が買ったばかりの「i pod」を貸してくれるようにお願いした。
夫は快く貸してくれた。
中に入れる曲を私仕様に変えてくれて、出勤していった。(そんなこともできないアナログな私)
夫の前では我慢していたけど、ひとりになったらお父さんの姿を思い出して、不憫でしょうがなくて涙が出て来てしまった。
シンクに溜まった食器を洗いながらあとからあとから溢れる涙に、私はとても傷付いているんだなと感じていた。
気を紛らわせようとi podのスイッチをオンにした。
入ってる曲は「ユーミン」と「シンディ ローパー」、両方ともベストアルバムだから、好きな曲ばかり。(年代を感じる?)
このi podは「shuffle」。
いまは当たり前なのかな?入ってる曲を勝手にシャッフルして流してくれる。
これがとってもよかったの。
泣きながらお皿を洗い、イヤホンから一曲目「真珠のピアス」が流れてくる。
「ああ、ちょっと切ないな」なんて思っていると、今度は「サーフ天国スキー天国」。
「うん、いい感じ^^」少し気分も晴れる気がする。
「girl's just wanna have fun」(スペルあってる?それにしてもこれの邦題「ハイスクールはダンステリア…って…)
「おお、シンディ登場ね!」違った展開に、にっこり。
その次、「埠頭を渡る風」。
「ええ~、そう来るか!?」追い立てるようなイントロに、i podに軽くツッコミを入れてしまう。
いつの間にか、私は「泣き笑い」状態で、感傷に浸ることを忘れていた。
父の状態に変わりはないけど、ここで悲しんでてもしかたがない。
なんだか、そのi podに人格を感じてしまって一人の台所が寂しいものじゃなくなった。
アップルコンピューターにもMacマニアの夫にも、心から感謝したときのお話。
なぜいきなりこんな話かというと、最近私はスポーツクラブに通いはじめたの。
体力も筋力も落ちる一方だからね…。
そこで延々と自転車を漕ぐ退屈しのぎに、またそのi pod君にご登場願ったわけです。
自転車を漕ぎながら、彼の選曲を楽しんでいるわけですね。
そこに、新たに夫が仕入れた「懐かしのユーロビート」的なのが加わって(そんなのも好きな彼)、「ユーミン」「シンディ ローパー」「ユーロビート」さらに「椎名林檎」とメチャクチャな状態になってるの。
で、その「懐かしのユーロビート」を聞いていたら、かつて私が「お立ち台ギャル」(死語!!もうこれだけで恥ずかしいわ)だったころを思い出して、そのときの話が書きたくなってしまったわけです。
父性を欲して、怒らない私。
それも本当の私。
でも、スポットを当てていなかった私も登場させたくなってしまったのだ!
いままで築き上げた「りん子像」を裏切ることになってしまう?(いや、そもそも築けてないか!?)
でも全部私。
きっと那智さんも知らない、私?
たまには趣向を変えて。
でも、最後はちゃんと「りん子」っぽく繋げますから、お付き合いくださいね。
と、またまた長い前振りでした^^
- 関連記事
-
- 私事です 2007/02/03
- ジョージにあらず^^ 2010/04/27
- 雑談です。 2007/02/22