Let's備蓄^^
独り言
見ようによっては不謹慎かも?
震災後、何かに対して『不謹慎』という感情を持った方は、読まないでとは申しませんがお気を付けくださいませ。
あなたの主義に反することはわかっているけど
と前置きをされて夫から『三日間買い物をしなくても大丈夫』な程度の備蓄をしてほしいと言われた。
被害の大きさが次々報じられる中、なぜだかわからないけど被災地から数百キロも離れたこの界隈でもスーパーの棚からどんどん品物がなくなりだした。
わたしはもともと買い置きをほとんどしない人で、そろそろパンもお米もなくなりそうだなぁと思っているうちにあれよあれよと言う間に。
わたしは買い占めをする気になれず、なんだかその我欲に満ちた人の波に飲まれることにとても抵抗を感じて、お米がないのはちょっと困るけど、別に納豆がなくても生きていかれる。
もし仮に納豆を食べないと命の関わる方がいるなら、わたしは納豆を譲ろう(笑)
そんなふうにちょっぴりへそ曲がりな気持ちで、あるものでなんとかしよ〜と頑なに呑気でいたのだ。
しかし震災後5日目、改めて『主義に反するのはわかるけど』と前置きをされて提案されたわけだ。
聞けば夫のいう根拠も納得できるものだったので、しょうがない『備蓄作戦』を決行すること。
わたしの住んでいるところは大手スーパーが何件かあり、そのほとんどは10時開店なんだけど一件だけそれより早く開店するところがある。
備蓄を頼みそのまま出勤した夫から早め開店のスーパーを指して『○○スーパーに長蛇の列』と脅迫のようなメールが届く。
もう、しょうがないなぁ。
どこかいろいろ回ればなんかあるだろうとぜんぜん並ぶ気なんかなかったのだけど、せっつかれてしまったので一足早く開店するスーパーに向かった。
怖いよ〜。
きっとみんな我先にカップラーメンに走り菓子パンを掴むんだろうな。
気持ちは暗く足取りは重い。
開店の早い大手スーパーに向かう途中。
目の前に個人経営の小さなスーパー。
ああ、ここがあるじゃん!!
このスーパーは夫婦が経営していて、もう30年近くこの町にある(らしい)。
朝早くから夜遅くまで熟年夫婦が切り盛りしている。
なんで、ここに気づかなかったんだろう。
ポツポツとお客さんはいるけど、もちろん長蛇の列になんかなっていない。
そうだよね、まずここから攻めないとね。
中に入ると、あるある。
多少品薄ではあるけれど、レトルトカレーも乾麺もカップ焼きそばも!!
これでいいよねぇ。
サクサクッとカゴに入れる。
このスーパー、隣りに店主のご両親が経営しているパン屋があった。
熟年夫婦のさらに親なのでもう腰が曲がっているようなおじいちゃんとおばあちゃんが営んでいたんだけど、最近パン屋は店を閉め、工房だけ使って息子夫婦の経営しているスーパーにパンを卸していた。
パンの棚には、そのパンがある!!
大手スーパーではパンの棚はすっからかんだったのに!!
やはり多少品薄でバターロールがひと袋と調理パン数個だけだったけど、これで明日の朝のパンも確保できた。
会計をしている最中。
店の奥からご老人の声で『次ぎは12時に焼き上がりますから〜!!』と聞こえてきた。
きっと老夫婦の工房フル稼働なんだろう。
もちろん大手スーパーには大変お世話になっている。
でも個人商店の底力を感じて、なんだか、とっても頼もしかった。
すごいぞ、個人経営!!
こうしてわたしの備蓄作戦は、ほとんど労せず任務遂行^^
あれから、2週間。
パンはこの小さなスーパーで買うようにしている。
今回の震災でひとつ大事だなのことは『継続』することだと思ってるんだ。
募金も節電も被災地を思う気持ちも、一時的な盛り上がりじゃなくて年単位で継続していくことが大事なんじゃないかと。
直接震災の復興には関係ないけど、あのときとても頼もしいと感じさせてくれた小さなスーパーに頼もしいままでいてもらうには、やっぱりこちら側の『継続』も必要だよね。
ここでの継続が、わたしにとっての復興への継続に繋がっているように思うのです。
だから、ずっとあの老夫婦の焼くちょっと歯ごたえがあるパンを買っている。
これがまた絶品っていうほどじゃないんだな^^;
それも、また味(笑)
備蓄作戦終了後。
せっかくだからトイカメラ風に加工して^^
ちょっと不謹慎かもしれないけど何ごとも楽しみたいよね。
よく見ると備蓄じゃないもののあるけれど^^
備蓄作戦の成果のご報告でした♪
見ようによっては不謹慎かも?
震災後、何かに対して『不謹慎』という感情を持った方は、読まないでとは申しませんがお気を付けくださいませ。
あなたの主義に反することはわかっているけど
と前置きをされて夫から『三日間買い物をしなくても大丈夫』な程度の備蓄をしてほしいと言われた。
被害の大きさが次々報じられる中、なぜだかわからないけど被災地から数百キロも離れたこの界隈でもスーパーの棚からどんどん品物がなくなりだした。
わたしはもともと買い置きをほとんどしない人で、そろそろパンもお米もなくなりそうだなぁと思っているうちにあれよあれよと言う間に。
わたしは買い占めをする気になれず、なんだかその我欲に満ちた人の波に飲まれることにとても抵抗を感じて、お米がないのはちょっと困るけど、別に納豆がなくても生きていかれる。
もし仮に納豆を食べないと命の関わる方がいるなら、わたしは納豆を譲ろう(笑)
そんなふうにちょっぴりへそ曲がりな気持ちで、あるものでなんとかしよ〜と頑なに呑気でいたのだ。
しかし震災後5日目、改めて『主義に反するのはわかるけど』と前置きをされて提案されたわけだ。
聞けば夫のいう根拠も納得できるものだったので、しょうがない『備蓄作戦』を決行すること。
わたしの住んでいるところは大手スーパーが何件かあり、そのほとんどは10時開店なんだけど一件だけそれより早く開店するところがある。
備蓄を頼みそのまま出勤した夫から早め開店のスーパーを指して『○○スーパーに長蛇の列』と脅迫のようなメールが届く。
もう、しょうがないなぁ。
どこかいろいろ回ればなんかあるだろうとぜんぜん並ぶ気なんかなかったのだけど、せっつかれてしまったので一足早く開店するスーパーに向かった。
怖いよ〜。
きっとみんな我先にカップラーメンに走り菓子パンを掴むんだろうな。
気持ちは暗く足取りは重い。
開店の早い大手スーパーに向かう途中。
目の前に個人経営の小さなスーパー。
ああ、ここがあるじゃん!!
このスーパーは夫婦が経営していて、もう30年近くこの町にある(らしい)。
朝早くから夜遅くまで熟年夫婦が切り盛りしている。
なんで、ここに気づかなかったんだろう。
ポツポツとお客さんはいるけど、もちろん長蛇の列になんかなっていない。
そうだよね、まずここから攻めないとね。
中に入ると、あるある。
多少品薄ではあるけれど、レトルトカレーも乾麺もカップ焼きそばも!!
これでいいよねぇ。
サクサクッとカゴに入れる。
このスーパー、隣りに店主のご両親が経営しているパン屋があった。
熟年夫婦のさらに親なのでもう腰が曲がっているようなおじいちゃんとおばあちゃんが営んでいたんだけど、最近パン屋は店を閉め、工房だけ使って息子夫婦の経営しているスーパーにパンを卸していた。
パンの棚には、そのパンがある!!
大手スーパーではパンの棚はすっからかんだったのに!!
やはり多少品薄でバターロールがひと袋と調理パン数個だけだったけど、これで明日の朝のパンも確保できた。
会計をしている最中。
店の奥からご老人の声で『次ぎは12時に焼き上がりますから〜!!』と聞こえてきた。
きっと老夫婦の工房フル稼働なんだろう。
もちろん大手スーパーには大変お世話になっている。
でも個人商店の底力を感じて、なんだか、とっても頼もしかった。
すごいぞ、個人経営!!
こうしてわたしの備蓄作戦は、ほとんど労せず任務遂行^^
あれから、2週間。
パンはこの小さなスーパーで買うようにしている。
今回の震災でひとつ大事だなのことは『継続』することだと思ってるんだ。
募金も節電も被災地を思う気持ちも、一時的な盛り上がりじゃなくて年単位で継続していくことが大事なんじゃないかと。
直接震災の復興には関係ないけど、あのときとても頼もしいと感じさせてくれた小さなスーパーに頼もしいままでいてもらうには、やっぱりこちら側の『継続』も必要だよね。
ここでの継続が、わたしにとっての復興への継続に繋がっているように思うのです。
だから、ずっとあの老夫婦の焼くちょっと歯ごたえがあるパンを買っている。
これがまた絶品っていうほどじゃないんだな^^;
それも、また味(笑)
備蓄作戦終了後。
せっかくだからトイカメラ風に加工して^^
ちょっと不謹慎かもしれないけど何ごとも楽しみたいよね。
よく見ると備蓄じゃないもののあるけれど^^
備蓄作戦の成果のご報告でした♪
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