女の体
独り言
ずーっと頑固な生理不順だった。
10代の頃はじめて生理が来てから約20年間、定期的に来たことがなかった。
早くて3ヶ月、半年来ないなんてことも珍しくなくて、平均して4ヶ月に一度年4、3回というところだった。
で、来たと思ったら二日で終わる^^;
セックスだってしていたから妊娠のヒヤヒヤを伴いそうなんだけど、ずーっと来ないのが当たり前だったからそれほど深刻にはならなかった。
痛くも痒くもなくて二日で終わってくれるので、むしろ、生理痛で辛そうな友人を見ていると、申し訳ないけど気楽だな〜なんて思っていた。
まあ、でも、20歳を過ぎて、将来子供を産むかもしれないと、ほんの少し意識する頃、一度医者に看てもらおうと産婦人科にいったことがある。
ホルモンの薬をもらって、それを起爆剤にすることになった。
でも、それを飲んだその2、3ヶ月は定期的に来るのだけど、やめると途端に来なくなる。
その状態を看た医者は。
どうしても定期的にしたいなら別の治療もするけれど、まあ、年に3、4回来ていればそれほど問題ない。
楽してるくらいに思っていればいいんじゃない。
と、なんともひと事な診断。
わたしのほうも、それほど深刻に考えていなかったから、そのまま通院もおしまいにした。
ただ、排卵日が読めないから妊娠したいと思った時にできにくいかもと言われたことが、ちょっと気がかりだったけど、必ずしも妊娠出産だけが女の人生だと思っていなかったので、結局そのまま。
運良く子供に恵まれて、神様に感謝なのですが。
出産すると生理不順だった人も正常になると聞いていたので、いよいよわたしも毎月人生が始まるかと、妊娠中は複雑な思いでいたけれど。
確かに、出産後最初に来た生理から2、3回は定期的に来た。
でもまた、それからは、不定期。
3、4ヶ月に一度。
忘れた頃に生理になる。
だから、わたしの生理はいつも『びっくり』なのだ。
おお、来たかぁ〜ってね。
出先で生理用品を調達することなんて、何度もした。
那智さんとはじめて会って、抱かれた翌日、忘れもしないその『びっくり』の生理が来た。
(ほんとだよ!!なんの予兆もなく来たの。とってもびっくりしたから覚えてる)
そして、それ以来6年間、約30日、狂うことなくやってくるようになったのだ。
しかもしっかり6日間。
薬でも出産でも、どうにもならなかった頑固な生理不順。
20年間頑固一徹通したそれが、那智さんに抱かれた時から手のひらを返したように従順な様子で毎月やってくるのだ。
それで。
翌日が那智さんとデートで生理がそろそろ始まりそうなんていうとき、デートの前に来ちゃったりするんだよね。
万が一来なくてデートを迎えても抱かれていると途中で来ちゃう^^;
ちょっと恥ずかしいのだけど、那智さんと付き合い出して半年くらいは、おまんこがいつも濡れていて、そのあたりが発情した猿のお尻みたいプクッと腫れていた。
それである日出血したから医者に行ったら、正体不明の(医者もなんだかわからず筋腫の一種というふうに名付けてた)デキモノが子宮の入り口にできていて、手術までしたんだ。
那智さんとの因果関係は不明だけど、あのデキモノはなんだったんだろうといまでも思う。
いまは、腫れることはないけど…よく濡れるのは濡れる^^;
どうしちゃったの〜、わたしの体!?
とにかく出会った当初は特に『女性ホルモン大改造』って感じだった。
タンスの引き出しを引っ張り出してぶちまけまくっているような、わたしの女性ホルモンが上へ下への大騒ぎで体がしっちゃかめっちゃかになっているのが、すごーく感じられた。
まったく、わたしの女性ホルモンは、いったい『何』じゃないと開花してくれないんだ!!と情けなくなるけれど。
女の体は不思議だと思う。
そういえば。
わたしの髪は昔からクセ毛でどちらかというとツヤのない髪なんだけど、那智さんと付き合い出して数ヶ月して美容院に行ったら、馴染みの美容師さんに『髪にツヤが出たけど、どうしたの?』と驚かれたりもしたな。
まあ、これもたまたまかもしれないけど、性的か精神的か、なんらかの満足は女の体に変化をもたらすものなのかもしれないね。
ほぼ一ヶ月ぶりに那智さんに抱かれた。
カラオケはあったけど、ゆっくりは一ヶ月ぶり。
泣いたり『$$$!!』だったりふにゃふにゃだったりの数時間。
さあ、ビールでも飲みに行こうかと着替えはじめたとき。
那智さんがまじまじとわたしを見て。
「りん子、鏡見てご覧、朝と全然違うだろ」
と言った。
近くにあった鏡に映るわたしは。
頬は桜色に染まり艶が増したみたい。
髪も艶やかになって、朝よりまとまりがいい(あんなにボサボサになるようなことしてたのに^^;)
口角も上がってなんだかすっきり、生き生きとした表情を浮かべている。
確かに、その日那智さんに会う直前に駅のトイレで見たわたしとは違うように見える。
自分の女性ホルモンの単細胞さに苦笑してしまうけど。
生き生きとしていられるなら、それに越したことはないよね。
大好きな那智さんの抱かれて甘えて、大声で泣いて叫んでってすると満たされて生きるパワーが湧いてくる。
明日もがんばろうって。
幸福なセックスって。
そういう精神に働きかけるだけじゃないんだね。
肌や髪の艶、顔立ちにまで作用するみたい。
女性ホルモンちゃんをいい気分にさせてあげるのは、トリートメント効果だ(笑)
なんだか女性ホルモンちゃんって恐るべし^^
で、なんだか女の体って不思議。
さてさて。
鏡を眺め、髪をとかし。
お気に入りの下着をまとって。
お気に入りのパンプスに足を滑り込ませて。
高価なアイテムではないけれど、大事なことは『お気に入り』。
わたしの女性ホルモンのやつは頑固で、それくらいじゃびくともしてくれなかったけど、きっと、これだけだって女性ホルモンちゃんをいい気分にさせてあげられるはず。
いい気分にさせちゃって、女っぷりをあげていきましょう^^
ずーっと頑固な生理不順だった。
10代の頃はじめて生理が来てから約20年間、定期的に来たことがなかった。
早くて3ヶ月、半年来ないなんてことも珍しくなくて、平均して4ヶ月に一度年4、3回というところだった。
で、来たと思ったら二日で終わる^^;
セックスだってしていたから妊娠のヒヤヒヤを伴いそうなんだけど、ずーっと来ないのが当たり前だったからそれほど深刻にはならなかった。
痛くも痒くもなくて二日で終わってくれるので、むしろ、生理痛で辛そうな友人を見ていると、申し訳ないけど気楽だな〜なんて思っていた。
まあ、でも、20歳を過ぎて、将来子供を産むかもしれないと、ほんの少し意識する頃、一度医者に看てもらおうと産婦人科にいったことがある。
ホルモンの薬をもらって、それを起爆剤にすることになった。
でも、それを飲んだその2、3ヶ月は定期的に来るのだけど、やめると途端に来なくなる。
その状態を看た医者は。
どうしても定期的にしたいなら別の治療もするけれど、まあ、年に3、4回来ていればそれほど問題ない。
楽してるくらいに思っていればいいんじゃない。
と、なんともひと事な診断。
わたしのほうも、それほど深刻に考えていなかったから、そのまま通院もおしまいにした。
ただ、排卵日が読めないから妊娠したいと思った時にできにくいかもと言われたことが、ちょっと気がかりだったけど、必ずしも妊娠出産だけが女の人生だと思っていなかったので、結局そのまま。
運良く子供に恵まれて、神様に感謝なのですが。
出産すると生理不順だった人も正常になると聞いていたので、いよいよわたしも毎月人生が始まるかと、妊娠中は複雑な思いでいたけれど。
確かに、出産後最初に来た生理から2、3回は定期的に来た。
でもまた、それからは、不定期。
3、4ヶ月に一度。
忘れた頃に生理になる。
だから、わたしの生理はいつも『びっくり』なのだ。
おお、来たかぁ〜ってね。
出先で生理用品を調達することなんて、何度もした。
那智さんとはじめて会って、抱かれた翌日、忘れもしないその『びっくり』の生理が来た。
(ほんとだよ!!なんの予兆もなく来たの。とってもびっくりしたから覚えてる)
そして、それ以来6年間、約30日、狂うことなくやってくるようになったのだ。
しかもしっかり6日間。
薬でも出産でも、どうにもならなかった頑固な生理不順。
20年間頑固一徹通したそれが、那智さんに抱かれた時から手のひらを返したように従順な様子で毎月やってくるのだ。
それで。
翌日が那智さんとデートで生理がそろそろ始まりそうなんていうとき、デートの前に来ちゃったりするんだよね。
万が一来なくてデートを迎えても抱かれていると途中で来ちゃう^^;
ちょっと恥ずかしいのだけど、那智さんと付き合い出して半年くらいは、おまんこがいつも濡れていて、そのあたりが発情した猿のお尻みたいプクッと腫れていた。
それである日出血したから医者に行ったら、正体不明の(医者もなんだかわからず筋腫の一種というふうに名付けてた)デキモノが子宮の入り口にできていて、手術までしたんだ。
那智さんとの因果関係は不明だけど、あのデキモノはなんだったんだろうといまでも思う。
いまは、腫れることはないけど…よく濡れるのは濡れる^^;
どうしちゃったの〜、わたしの体!?
とにかく出会った当初は特に『女性ホルモン大改造』って感じだった。
タンスの引き出しを引っ張り出してぶちまけまくっているような、わたしの女性ホルモンが上へ下への大騒ぎで体がしっちゃかめっちゃかになっているのが、すごーく感じられた。
まったく、わたしの女性ホルモンは、いったい『何』じゃないと開花してくれないんだ!!と情けなくなるけれど。
女の体は不思議だと思う。
そういえば。
わたしの髪は昔からクセ毛でどちらかというとツヤのない髪なんだけど、那智さんと付き合い出して数ヶ月して美容院に行ったら、馴染みの美容師さんに『髪にツヤが出たけど、どうしたの?』と驚かれたりもしたな。
まあ、これもたまたまかもしれないけど、性的か精神的か、なんらかの満足は女の体に変化をもたらすものなのかもしれないね。
ほぼ一ヶ月ぶりに那智さんに抱かれた。
カラオケはあったけど、ゆっくりは一ヶ月ぶり。
泣いたり『$$$!!』だったりふにゃふにゃだったりの数時間。
さあ、ビールでも飲みに行こうかと着替えはじめたとき。
那智さんがまじまじとわたしを見て。
「りん子、鏡見てご覧、朝と全然違うだろ」
と言った。
近くにあった鏡に映るわたしは。
頬は桜色に染まり艶が増したみたい。
髪も艶やかになって、朝よりまとまりがいい(あんなにボサボサになるようなことしてたのに^^;)
口角も上がってなんだかすっきり、生き生きとした表情を浮かべている。
確かに、その日那智さんに会う直前に駅のトイレで見たわたしとは違うように見える。
自分の女性ホルモンの単細胞さに苦笑してしまうけど。
生き生きとしていられるなら、それに越したことはないよね。
大好きな那智さんの抱かれて甘えて、大声で泣いて叫んでってすると満たされて生きるパワーが湧いてくる。
明日もがんばろうって。
幸福なセックスって。
そういう精神に働きかけるだけじゃないんだね。
肌や髪の艶、顔立ちにまで作用するみたい。
女性ホルモンちゃんをいい気分にさせてあげるのは、トリートメント効果だ(笑)
なんだか女性ホルモンちゃんって恐るべし^^
で、なんだか女の体って不思議。
さてさて。
鏡を眺め、髪をとかし。
お気に入りの下着をまとって。
お気に入りのパンプスに足を滑り込ませて。
高価なアイテムではないけれど、大事なことは『お気に入り』。
わたしの女性ホルモンのやつは頑固で、それくらいじゃびくともしてくれなかったけど、きっと、これだけだって女性ホルモンちゃんをいい気分にさせてあげられるはず。
いい気分にさせちゃって、女っぷりをあげていきましょう^^