曖昧な記憶
非日常的な日常
胸から上をベッドに投げ出し、お腹から腰の辺りを那智さんの左足の太ももに乗せ、体がくの字になるように下半身は下に、少し床を突っ張るようにつま先に力を入れる。
ニットのワンピースをたくし上げられて下着を脱がされる。
むき出しのお尻に靴べらの一発。
ピシッと弾けるような音が響く。
うん、痛い。
2発、3発、徐々に打つ力が強くなってくる。
鞭とは違う皮膚を裂くような痛み。
痛い、ビリビリする。
そう感じたすぐあとから、おまんこがクリトリスの辺りがじわじわと気持ち良くなってくる。
いやだ、気持ちよくなるのが早い。
もっと痛いことをしている人はいると思うのですが、痛い=気持ちいいに回路ができちゃったみたい。
すぐ、もう1発。
ビリビリしてじわじわと快感を味わって、またビリビリして。
我慢できず腰が動く。
気持ちいいことが我慢できないんだ。
連続して打たれるたびに痛いはずなのに、ただただ気持ちいい。
痛いことが気持ちいい。
痛くされたところが気持ちいいし、おまんこも気持ちいい。
腰を振り、時々競り上がってくる大きな快感に体を震わせる。
腰を振っているせいか、それとも溢れ出ているのか、おまんこから出る汁で太ももがたくさん濡れている。
記憶が曖昧。
いつのまにか那智さんの膝から動いていて、ベッドにいた。
太ももに1発。
続けて2発目。
新しい刺激に、頭がぐわぁんとなった。
目眩がする、落っこちそう。
怖い、たぶん、そう声に出したのだろう、那智さんがキスをしてくれた、唾液を注ぎ入れキスをしてくれた。
反対の太ももにもう1発。
ぶはーーーーっ。
吹き出している、わたし。
くすくすなんてどころじゃない、爆笑。
痛いことが気持ち良くて、嬉しくて、もっともっとと大はしゃぎだ。
痛がり、くっくっくと枕を抱えて笑い、腰を振る。
その腰にまた靴べら。
腰を振って擦れるクリトリスが気持ちいい。
でも、もどかしい。
たぶん、触りたそうにしたんだ。
「触っていいよ」と言われたような気がする。
口調も音声も記憶がないのだけど。
ああ、嬉しい。
夢中でクリトリスを擦る。
すごく気持ちいい。
那智さんが靴べらを振り下ろす、連続して。
ああ、打たれながらクリトリスを触れるなんて、こんな気持ちいいことない。
両方気持ちいいのだもの。
たぶん、涎が垂れている。
あーとかうーとか言っているかもしれない。
ああ、いきそう。
打たれながら、クリトリスでいきたい。
たぶん、『いってもいいですか』と言ったと思う。
エクスタシーの寸前。
手首を掴まれて引き剥がされた。
うわーーーーーー!!!!!!
怒りの奇声。
いきそうだったのに。
いきそうだったのに。
涙がどどっと溢れ、言葉にならない奇声を発して狂ったように地団駄を踏む。
理性が少しだけ戻る。
「那智さんのせいだ!!!那智さんがこんなわたしにしたんだ!!!」
やっていることのはしたなさを正当化するために責任転嫁。
この気持ちもウソではないけれど。
いけなかった怒りではあまりにも情けないから、理性で無意識に怒りの種類を変えたみたい。
でも、そんなのどうでもいい、涙腺解放で涙が溢れることが、また気持ちいい。
いろんなものから解放される、あの時間。
普段ストップをかけていることを全部放出するような快感。
でも、解放されればされるほど記憶に残らないのだ。
とにかく記憶が曖昧。
見えているけど脳みそに伝達されていない、聞こえいるけれど音声として判別できていない。
那智さんの姿はぼんやりと覚えているけど、どんな表情をしていたの記憶にないし、自分が実際に声を発していたのか、はっきりと認識できていない感じ。
(あとで確認したら、わたしが思っている以上に『静か』だったらしい)
記憶がないというより細部がとても曖昧。
夢の中の出来事か、お酒に酔っているみたいなんだ。
すべてが外側で行われて、わたしは温かい水の中で浮遊しているみたい。
羊水がどんなのか知らないけど、羊水に浮かぶ胎児を想像してしまう。
その自分だけの内側の世界に漂っているのが気持ちいいのだ。
(で、那智さん、しばらくすると手を引き剥がしたりして現実に戻すんだ。だから怒ったんですね、わたし)
記憶は曖昧なんだけど、ただもの凄い快感の感覚だけが残るのだ。
後日、ふいにその快感の記憶だけが蘇り、ため息が出てしまったりする。
だけど、それだと流れや那智さんと自分の様子を思い出しながら反芻できなくて、ちょっと残念ではある。
なんだか雲を掴むようだ。
少しでも反芻したくて、そのときの様子をリサーチしてみると。
ひたすら快感を貪り高笑いしている姿は壊れているみたいなんですって。
ただ、壊している本人の那智さんからするとその姿は『かわいい』。
『今度ビデオに撮ってみません?』曖昧な記憶をはっきりさせたくて提案してみる。
壊している本人の俺はかわいいと思うけど、りん子は見ないほうがいいと思う。
うう、見ないほうがいい…?
それって、ショック受けるってこと?
うん。
そうか、ショック受けるんだ。
それなら知らないほうがいいのかもしれない。
でも、そうすると、記憶が曖昧になるくらい解放されるわたしの姿は世界中で那智さんしか知らないことになる。
痛いこと。
回を重ねるごとに、早く深く解放されて快感が増している。
翌日の漏れる溜息の数も増えているようだ。
でも残念なことに記憶が曖昧になっちゃうのだ。
100発とまではいかないけれど、それなりの時間が経過していたはずなので、いつもの『1㎝を3mにも書く』わたしなら3話くらいまで引っ張りそうなんだけど、曖昧で書けない。
だから、今日のエントリーみたいに『みたい』とか『たぶん』ばっかりの短いお話になってしまう。
解放の快感や翌日の蘇ってくるため息が増えて、わたしは良いのだけど。
エントリーとしてはつまらないものになってしまう気がする^^;
胸から上をベッドに投げ出し、お腹から腰の辺りを那智さんの左足の太ももに乗せ、体がくの字になるように下半身は下に、少し床を突っ張るようにつま先に力を入れる。
ニットのワンピースをたくし上げられて下着を脱がされる。
むき出しのお尻に靴べらの一発。
ピシッと弾けるような音が響く。
うん、痛い。
2発、3発、徐々に打つ力が強くなってくる。
鞭とは違う皮膚を裂くような痛み。
痛い、ビリビリする。
そう感じたすぐあとから、おまんこがクリトリスの辺りがじわじわと気持ち良くなってくる。
いやだ、気持ちよくなるのが早い。
もっと痛いことをしている人はいると思うのですが、痛い=気持ちいいに回路ができちゃったみたい。
すぐ、もう1発。
ビリビリしてじわじわと快感を味わって、またビリビリして。
我慢できず腰が動く。
気持ちいいことが我慢できないんだ。
連続して打たれるたびに痛いはずなのに、ただただ気持ちいい。
痛いことが気持ちいい。
痛くされたところが気持ちいいし、おまんこも気持ちいい。
腰を振り、時々競り上がってくる大きな快感に体を震わせる。
腰を振っているせいか、それとも溢れ出ているのか、おまんこから出る汁で太ももがたくさん濡れている。
記憶が曖昧。
いつのまにか那智さんの膝から動いていて、ベッドにいた。
太ももに1発。
続けて2発目。
新しい刺激に、頭がぐわぁんとなった。
目眩がする、落っこちそう。
怖い、たぶん、そう声に出したのだろう、那智さんがキスをしてくれた、唾液を注ぎ入れキスをしてくれた。
反対の太ももにもう1発。
ぶはーーーーっ。
吹き出している、わたし。
くすくすなんてどころじゃない、爆笑。
痛いことが気持ち良くて、嬉しくて、もっともっとと大はしゃぎだ。
痛がり、くっくっくと枕を抱えて笑い、腰を振る。
その腰にまた靴べら。
腰を振って擦れるクリトリスが気持ちいい。
でも、もどかしい。
たぶん、触りたそうにしたんだ。
「触っていいよ」と言われたような気がする。
口調も音声も記憶がないのだけど。
ああ、嬉しい。
夢中でクリトリスを擦る。
すごく気持ちいい。
那智さんが靴べらを振り下ろす、連続して。
ああ、打たれながらクリトリスを触れるなんて、こんな気持ちいいことない。
両方気持ちいいのだもの。
たぶん、涎が垂れている。
あーとかうーとか言っているかもしれない。
ああ、いきそう。
打たれながら、クリトリスでいきたい。
たぶん、『いってもいいですか』と言ったと思う。
エクスタシーの寸前。
手首を掴まれて引き剥がされた。
うわーーーーーー!!!!!!
怒りの奇声。
いきそうだったのに。
いきそうだったのに。
涙がどどっと溢れ、言葉にならない奇声を発して狂ったように地団駄を踏む。
理性が少しだけ戻る。
「那智さんのせいだ!!!那智さんがこんなわたしにしたんだ!!!」
やっていることのはしたなさを正当化するために責任転嫁。
この気持ちもウソではないけれど。
いけなかった怒りではあまりにも情けないから、理性で無意識に怒りの種類を変えたみたい。
でも、そんなのどうでもいい、涙腺解放で涙が溢れることが、また気持ちいい。
いろんなものから解放される、あの時間。
普段ストップをかけていることを全部放出するような快感。
でも、解放されればされるほど記憶に残らないのだ。
とにかく記憶が曖昧。
見えているけど脳みそに伝達されていない、聞こえいるけれど音声として判別できていない。
那智さんの姿はぼんやりと覚えているけど、どんな表情をしていたの記憶にないし、自分が実際に声を発していたのか、はっきりと認識できていない感じ。
(あとで確認したら、わたしが思っている以上に『静か』だったらしい)
記憶がないというより細部がとても曖昧。
夢の中の出来事か、お酒に酔っているみたいなんだ。
すべてが外側で行われて、わたしは温かい水の中で浮遊しているみたい。
羊水がどんなのか知らないけど、羊水に浮かぶ胎児を想像してしまう。
その自分だけの内側の世界に漂っているのが気持ちいいのだ。
(で、那智さん、しばらくすると手を引き剥がしたりして現実に戻すんだ。だから怒ったんですね、わたし)
記憶は曖昧なんだけど、ただもの凄い快感の感覚だけが残るのだ。
後日、ふいにその快感の記憶だけが蘇り、ため息が出てしまったりする。
だけど、それだと流れや那智さんと自分の様子を思い出しながら反芻できなくて、ちょっと残念ではある。
なんだか雲を掴むようだ。
少しでも反芻したくて、そのときの様子をリサーチしてみると。
ひたすら快感を貪り高笑いしている姿は壊れているみたいなんですって。
ただ、壊している本人の那智さんからするとその姿は『かわいい』。
『今度ビデオに撮ってみません?』曖昧な記憶をはっきりさせたくて提案してみる。
壊している本人の俺はかわいいと思うけど、りん子は見ないほうがいいと思う。
うう、見ないほうがいい…?
それって、ショック受けるってこと?
うん。
そうか、ショック受けるんだ。
それなら知らないほうがいいのかもしれない。
でも、そうすると、記憶が曖昧になるくらい解放されるわたしの姿は世界中で那智さんしか知らないことになる。
痛いこと。
回を重ねるごとに、早く深く解放されて快感が増している。
翌日の漏れる溜息の数も増えているようだ。
でも残念なことに記憶が曖昧になっちゃうのだ。
100発とまではいかないけれど、それなりの時間が経過していたはずなので、いつもの『1㎝を3mにも書く』わたしなら3話くらいまで引っ張りそうなんだけど、曖昧で書けない。
だから、今日のエントリーみたいに『みたい』とか『たぶん』ばっかりの短いお話になってしまう。
解放の快感や翌日の蘇ってくるため息が増えて、わたしは良いのだけど。
エントリーとしてはつまらないものになってしまう気がする^^;
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