徒然に「露出のこと」
独り言
『リードのあり、なし』にはいろいろなご意見をいただけて、とてもありがたく思います。
『わんこ』を書きはじめた頃からは予想もつかなかった反応の多彩さに、那智さんもわたしも喜んでいます。
『わんこ』もずいぶん認知されてきたなと…、んなことないか^^;
調子に乗って露出のあれこれを。
前エントリーでも書いたけど、わたしの露出の快感は、多分3つくらいの要素から成り立っているのだと思ってる。
それは『わんこ』だけじゃなくて、コートの下は全裸だったり、ロープで手首を一括りにすることだったり、どの種類の時にも共通していると思うのだけど、特にわんこでは強い。
那智さんに従うことで満たされる従属感。
『あなたのもの』というお伽噺を『疑うことなく身を任せる』ことで、少しでも叶えたいと思っているのだ。
そして、そう感じられることは、至福。
そして、ふたつ目は晒される快感。
晒されることは、恥ずかしいし怖い、だけど、感じてしまう。
『羞恥系の葛藤』ね。
で、まっすぐに『気持ちいい』よりも、葛藤して何回も角を曲がって辿り着く『気持ちいい』のほうが、実はわたしにとっては快感なのかもしれない。
最後は、変な自分の姿に感じてしまう『歪んだ自己愛』。
ショウウィンドウに映る四つん這いの自分の姿に、ナルシズムを刺激されてしまうのだ。
緊縛姿が美しいといわれることに似ているのかもしれない。
はじめて縛られたときに、縛った当の男性に邪魔されることなくその自分の姿を見ていたいと思ったこともこれに繋がっているのでしょうね。(『はじめての旅』)
緊縛というと比較的ポピュラー(?)ですが、多分、歪めば歪むほど、不自然になればなるほど、自己愛なんだな。
那智さんに踏まれて歪んだ顔、ラップに包まれた芋虫(『私じゃない、何か』)、どれもその自己愛で感じてた。
これはね、『こんな姿のみじめなわたし』などの自分を卑下するような被虐の快感じゃないのです。
変な姿の自分が好きという、歪んだ自己愛なのだ。(これ理解していただけるかな^^;)
この3つの要素。
この要素で感じるわたしの露出はとても面倒でして。
『人に見られるかもしれないドキドキ』でだけ感じられるなら、人が来そうで来ない、例えば深夜の公園とかビルの非常階段とかあるけれど、わたしの好奇の目や変態の自己愛や『那智さんのもの』感というのは、どうしても第三者が必要になってしまうのだ。
だけど、わたしは、とても恐がりだし、人の心を波立たせることは極力避けたいと思う人間なので、実は、この露出快感を叶えるのに、一番高いハードルは『恥ずかしい』よりも『ごめんなさい』なのかもしれないのだ(いや、恥ずかしいのは恥ずかしいけど!!)
那智さんとわたしの『わんこ』は基本的にエロはない。(わんこ以外では多少あるけど)
普通のお洋服で、肌の接触もない。
これは法に触れない変わった露出という那智さんの『マイナー好み』から発展していったものなんだけど。
否応なく他者の目に入り込んでしまう変態行為で、エロが前面に出して見る人によって『快』『不快』とはっきりと感情を刺激してしまうよりも、『疑問』でいるほうが、まだ心を波立たせる量が少ないのではないかと願ってる。
街頭で露出行為をして『おお♪』とか『不潔!!』とはっきり思わせるより、『んん?いまの何?』で過ぎ去りたいという、淡い期待^^;
せめて、疑問に思っても不快に思わせないようにって。
(視界に子供がいたら、絶対しないと那智さんにもわかってもらってる)
わたしたちのわんこを見てしまった人がこれを読んでいるわけないでしょうけど、こんな気持ちでしていますと……なんだか、フォローみたいな徒然になっちゃた^^;
リードのあり、なしではいろんなご意見をいただけてとても嬉しい限りです。
那智さんも『変な』呼ばわりを、喜んでいるはずです(笑)
どのご意見も『なるほどな』と思わせてくれるのですが、ちょっとおもしろい傾向を発見してしまったのです。
正解不正解があるわけじゃないし、いただいたご意見を分析する失礼をお許しくださいね。
『わからない』というのは置いといて、コメントでは『リードあり』を選ぶご意見が多かったのに対して、拍手コメントいただいたご意見は『なし』ばかりだったのです。
たまたまかもしれないけど、でも、理由付けたがりのわたしとしては黙っていられないなと(笑)
リードありの皆さんは選んだ理由は様々なので一概に『どう』という分析はできないのですが、拍手コメントにいただいたリードなしの理由は『足下の快感』が圧倒的に多かった。
それが、なぜ『足下の快感』がこっそりと拍手コメントに多く集まったのでしょう?
多分ね、リードという理由付けがあるよりも『足下の快感』を選ぶほうが、表明するのにハードル高いのではないかしら。
自分の快感を優先しているみたいで。
ということは、リードなしを選んだ方のほうが、より『快感重視』なのではないかと分析してみるのですが、いかがでしょう(ごめんなさい!!)
いえいえ、3つの快感要素を上げちゃってるわたしが一番『変な快感重視』なわけで、まったく人のこと言えた立場ではないのですけど^^;
快感重視も多いにけっこうと思いながら。
密かに、『足下の快感』以外の『好奇の目に晒される快感』や『歪んだ自己愛』に賛成してくれる人いないかな〜と欲張って思ってしまいました。
エロの世界では、たくさんの方が楽しまれている露出。
危険や迷惑を最大限考慮しながら、楽しんでいただきたいなと思うし、その快感の元はなにかを知っているのはけっこう楽しいよと分析好きのわたしは思うのでした^^
<お知らせ>
パソコンからだと問題ないのですが、携帯からだと『拍手』が表示エラーになってしまうことが多いようです。
お手数をおかけしますが、しつこくトライしてみてくださいね。
『リードのあり、なし』にはいろいろなご意見をいただけて、とてもありがたく思います。
『わんこ』を書きはじめた頃からは予想もつかなかった反応の多彩さに、那智さんもわたしも喜んでいます。
『わんこ』もずいぶん認知されてきたなと…、んなことないか^^;
調子に乗って露出のあれこれを。
前エントリーでも書いたけど、わたしの露出の快感は、多分3つくらいの要素から成り立っているのだと思ってる。
それは『わんこ』だけじゃなくて、コートの下は全裸だったり、ロープで手首を一括りにすることだったり、どの種類の時にも共通していると思うのだけど、特にわんこでは強い。
那智さんに従うことで満たされる従属感。
『あなたのもの』というお伽噺を『疑うことなく身を任せる』ことで、少しでも叶えたいと思っているのだ。
そして、そう感じられることは、至福。
そして、ふたつ目は晒される快感。
晒されることは、恥ずかしいし怖い、だけど、感じてしまう。
『羞恥系の葛藤』ね。
で、まっすぐに『気持ちいい』よりも、葛藤して何回も角を曲がって辿り着く『気持ちいい』のほうが、実はわたしにとっては快感なのかもしれない。
最後は、変な自分の姿に感じてしまう『歪んだ自己愛』。
ショウウィンドウに映る四つん這いの自分の姿に、ナルシズムを刺激されてしまうのだ。
緊縛姿が美しいといわれることに似ているのかもしれない。
はじめて縛られたときに、縛った当の男性に邪魔されることなくその自分の姿を見ていたいと思ったこともこれに繋がっているのでしょうね。(『はじめての旅』)
緊縛というと比較的ポピュラー(?)ですが、多分、歪めば歪むほど、不自然になればなるほど、自己愛なんだな。
那智さんに踏まれて歪んだ顔、ラップに包まれた芋虫(『私じゃない、何か』)、どれもその自己愛で感じてた。
これはね、『こんな姿のみじめなわたし』などの自分を卑下するような被虐の快感じゃないのです。
変な姿の自分が好きという、歪んだ自己愛なのだ。(これ理解していただけるかな^^;)
この3つの要素。
この要素で感じるわたしの露出はとても面倒でして。
『人に見られるかもしれないドキドキ』でだけ感じられるなら、人が来そうで来ない、例えば深夜の公園とかビルの非常階段とかあるけれど、わたしの好奇の目や変態の自己愛や『那智さんのもの』感というのは、どうしても第三者が必要になってしまうのだ。
だけど、わたしは、とても恐がりだし、人の心を波立たせることは極力避けたいと思う人間なので、実は、この露出快感を叶えるのに、一番高いハードルは『恥ずかしい』よりも『ごめんなさい』なのかもしれないのだ(いや、恥ずかしいのは恥ずかしいけど!!)
那智さんとわたしの『わんこ』は基本的にエロはない。(わんこ以外では多少あるけど)
普通のお洋服で、肌の接触もない。
これは法に触れない変わった露出という那智さんの『マイナー好み』から発展していったものなんだけど。
否応なく他者の目に入り込んでしまう変態行為で、エロが前面に出して見る人によって『快』『不快』とはっきりと感情を刺激してしまうよりも、『疑問』でいるほうが、まだ心を波立たせる量が少ないのではないかと願ってる。
街頭で露出行為をして『おお♪』とか『不潔!!』とはっきり思わせるより、『んん?いまの何?』で過ぎ去りたいという、淡い期待^^;
せめて、疑問に思っても不快に思わせないようにって。
(視界に子供がいたら、絶対しないと那智さんにもわかってもらってる)
わたしたちのわんこを見てしまった人がこれを読んでいるわけないでしょうけど、こんな気持ちでしていますと……なんだか、フォローみたいな徒然になっちゃた^^;
リードのあり、なしではいろんなご意見をいただけてとても嬉しい限りです。
那智さんも『変な』呼ばわりを、喜んでいるはずです(笑)
どのご意見も『なるほどな』と思わせてくれるのですが、ちょっとおもしろい傾向を発見してしまったのです。
正解不正解があるわけじゃないし、いただいたご意見を分析する失礼をお許しくださいね。
『わからない』というのは置いといて、コメントでは『リードあり』を選ぶご意見が多かったのに対して、拍手コメントいただいたご意見は『なし』ばかりだったのです。
たまたまかもしれないけど、でも、理由付けたがりのわたしとしては黙っていられないなと(笑)
リードありの皆さんは選んだ理由は様々なので一概に『どう』という分析はできないのですが、拍手コメントにいただいたリードなしの理由は『足下の快感』が圧倒的に多かった。
それが、なぜ『足下の快感』がこっそりと拍手コメントに多く集まったのでしょう?
多分ね、リードという理由付けがあるよりも『足下の快感』を選ぶほうが、表明するのにハードル高いのではないかしら。
自分の快感を優先しているみたいで。
ということは、リードなしを選んだ方のほうが、より『快感重視』なのではないかと分析してみるのですが、いかがでしょう(ごめんなさい!!)
いえいえ、3つの快感要素を上げちゃってるわたしが一番『変な快感重視』なわけで、まったく人のこと言えた立場ではないのですけど^^;
快感重視も多いにけっこうと思いながら。
密かに、『足下の快感』以外の『好奇の目に晒される快感』や『歪んだ自己愛』に賛成してくれる人いないかな〜と欲張って思ってしまいました。
エロの世界では、たくさんの方が楽しまれている露出。
危険や迷惑を最大限考慮しながら、楽しんでいただきたいなと思うし、その快感の元はなにかを知っているのはけっこう楽しいよと分析好きのわたしは思うのでした^^
<お知らせ>
パソコンからだと問題ないのですが、携帯からだと『拍手』が表示エラーになってしまうことが多いようです。
お手数をおかけしますが、しつこくトライしてみてくださいね。
変態女子は気持ちいい
独り言
熟桃さんの10万アクセス記念オフ会が開催されて、お邪魔してきました^^
お会いしたことがある方はもちろん、はじめましての皆さんもとても素敵な方ばかりで、それも熟桃さんの魅力の賜物なんじゃないかな〜と感じました。
楽しかった様子はなつこさんや雅さんのところで充分伝えてくださっています。
なので、ちょっと違った切り口で。
なんていうんでしょうね〜、変態女子は気持ちがいい!!
変態と一括りにしてしまってごめんなさい。
自分の性癖や性を自覚していてそれをオープンにできている人という感じかな。
それを臆することなく語れて、聞けて、という環境はとても魅力的。
ちょっと真面目な話も冗談も、似ているけど違う多種多様なお互いの『変態』を許容し合える空気はとても心地よかった。
で、その空気だけじゃなくて、実体も気持ちいいのだ*^^*
ワインを注いでもらうときに『入れてって言って』とか『どこに入れてほしいの?』とか、お遊びで煽られるだけで、もうドギマギしてしまう。
そのひと言で、頭の中はいろ〜んな映像や音声が広がってしまって、羞恥系としては『恥ずかしいけど、きゅん♪』になってしまうのだ。
冗談ってわかっているのにねぇ。
でもね、これ、女性だからだと思うのです。
あ、わたしはいつも『かっこいい女性好き』と言っていますけど、多分それを差し引いてもね。(『少数派?多数派?4』)
変態の集まりでも、そうじゃなくても、お酌してもらうときに男性から『どこに入れてほしい?』と煽られたら『あはは、グラス〜』と言えると思うのだ。(そこで上手く切り返すことはできないつまらないヤツですけど)
『きゅん』どころか、むしろちょっとムカッとしてしまうかもしれない。
なんでかな?
きっとね、女性同士だと、どんなに性的な想像をしながら『どこに入れる?』と煽っても、その『入れる』気持ちよさを共有できているから目線が対等なんだよね。
男性が同じことを言うときって、どこかに『入れてやる』という気持ちが含まれて上から目線に、わたしは感じてしまうのだ。
『対等で上下』『大切にされながら酷いこと』がいいわたしとしては、その対等な目線のほうが気持ちいいのだと思う。
(だから、男性でも、そういう目線ができる人がいたら、楽しめるかも?あ、楽しんじゃいけないですね、那智さん)
そんな空気も実体も気持ちいいし、お店の雰囲気もお料理もおいしいもんだから、ワインが進む進む。
二次会のカラオケに流れてからは、かなり記憶が抜け落ちるほどの酔っぱらいぶり。
雅さんとピンクレディは歌うし、お試しわんこしてみるし(多分ね、熟桃さんとどなたかの足元に収まってしまってたみたい^^;)。
え〜っと、わたし『津軽海峡冬景色』歌ってました?これは、夢かもしれないのだけど。
とにかく、そんな感じではしゃぎまくり。
なにか皆さんにご迷惑をおかけしていないか、かなり心配しております。
もし、失礼があったらごめんなさい。
ブログでは負の部分もたくさん書いているから、ピンクレディを歌って踊るイメージはあまりないかもしれないけど、表のわたしはけっこうこんな感じなのです^^;
すごく仲の良い人の前でだけなんだけど、りん子+お酒+カラオケ=大はしゃぎという図式は定着しているのです。
(参考に『別なりん子1、2』をどうぞ〜)
でも、ここでも大きく違ったことがありまして、普段はそこまでならないのだけど、抱きつきキス魔に変身してしまった(みたい^^;)なのだ。
許容してくれて同じ目線でいてくれる喜びから変態女子の気持ちよさにやられてしまっていたわたしは、いろんな方に抱きついて『チュー』を迫っていたように思うのです。
だって、女性の体って気持ちいいんだもの。
抱きつきキス魔の被害に遭われた方、ごめんなさい。
ということで、変態女子は気持ちいい!!
そんな場所を作ってくださった熟桃さんと、そんな空気を作ってくださった皆様に感謝しています。
機会がありましたら、ご一緒させてくださいませ。
そしたら、またキス魔に変身してしまうかもしれないけど^^;
熟桃さんの10万アクセス記念オフ会が開催されて、お邪魔してきました^^
お会いしたことがある方はもちろん、はじめましての皆さんもとても素敵な方ばかりで、それも熟桃さんの魅力の賜物なんじゃないかな〜と感じました。
楽しかった様子はなつこさんや雅さんのところで充分伝えてくださっています。
なので、ちょっと違った切り口で。
なんていうんでしょうね〜、変態女子は気持ちがいい!!
変態と一括りにしてしまってごめんなさい。
自分の性癖や性を自覚していてそれをオープンにできている人という感じかな。
それを臆することなく語れて、聞けて、という環境はとても魅力的。
ちょっと真面目な話も冗談も、似ているけど違う多種多様なお互いの『変態』を許容し合える空気はとても心地よかった。
で、その空気だけじゃなくて、実体も気持ちいいのだ*^^*
ワインを注いでもらうときに『入れてって言って』とか『どこに入れてほしいの?』とか、お遊びで煽られるだけで、もうドギマギしてしまう。
そのひと言で、頭の中はいろ〜んな映像や音声が広がってしまって、羞恥系としては『恥ずかしいけど、きゅん♪』になってしまうのだ。
冗談ってわかっているのにねぇ。
でもね、これ、女性だからだと思うのです。
あ、わたしはいつも『かっこいい女性好き』と言っていますけど、多分それを差し引いてもね。(『少数派?多数派?4』)
変態の集まりでも、そうじゃなくても、お酌してもらうときに男性から『どこに入れてほしい?』と煽られたら『あはは、グラス〜』と言えると思うのだ。(そこで上手く切り返すことはできないつまらないヤツですけど)
『きゅん』どころか、むしろちょっとムカッとしてしまうかもしれない。
なんでかな?
きっとね、女性同士だと、どんなに性的な想像をしながら『どこに入れる?』と煽っても、その『入れる』気持ちよさを共有できているから目線が対等なんだよね。
男性が同じことを言うときって、どこかに『入れてやる』という気持ちが含まれて上から目線に、わたしは感じてしまうのだ。
『対等で上下』『大切にされながら酷いこと』がいいわたしとしては、その対等な目線のほうが気持ちいいのだと思う。
(だから、男性でも、そういう目線ができる人がいたら、楽しめるかも?あ、楽しんじゃいけないですね、那智さん)
そんな空気も実体も気持ちいいし、お店の雰囲気もお料理もおいしいもんだから、ワインが進む進む。
二次会のカラオケに流れてからは、かなり記憶が抜け落ちるほどの酔っぱらいぶり。
雅さんとピンクレディは歌うし、お試しわんこしてみるし(多分ね、熟桃さんとどなたかの足元に収まってしまってたみたい^^;)。
え〜っと、わたし『津軽海峡冬景色』歌ってました?これは、夢かもしれないのだけど。
とにかく、そんな感じではしゃぎまくり。
なにか皆さんにご迷惑をおかけしていないか、かなり心配しております。
もし、失礼があったらごめんなさい。
ブログでは負の部分もたくさん書いているから、ピンクレディを歌って踊るイメージはあまりないかもしれないけど、表のわたしはけっこうこんな感じなのです^^;
すごく仲の良い人の前でだけなんだけど、りん子+お酒+カラオケ=大はしゃぎという図式は定着しているのです。
(参考に『別なりん子1、2』をどうぞ〜)
でも、ここでも大きく違ったことがありまして、普段はそこまでならないのだけど、抱きつきキス魔に変身してしまった(みたい^^;)なのだ。
許容してくれて同じ目線でいてくれる喜びから変態女子の気持ちよさにやられてしまっていたわたしは、いろんな方に抱きついて『チュー』を迫っていたように思うのです。
だって、女性の体って気持ちいいんだもの。
抱きつきキス魔の被害に遭われた方、ごめんなさい。
ということで、変態女子は気持ちいい!!
そんな場所を作ってくださった熟桃さんと、そんな空気を作ってくださった皆様に感謝しています。
機会がありましたら、ご一緒させてくださいませ。
そしたら、またキス魔に変身してしまうかもしれないけど^^;
サディスト像
独り言
『サディスト』というとどんなことを思い浮かべるでしょう。
冷徹な?
残虐な?
目的を果たすために少しずつ積み上げていくような、実は気長な人だったりして。
主従の『主』とは違うイメージが『サディスト』にはある。
わたしが思うイメージのひとつは『凝り性』。
もしくは、こだわりの人。
少しずつ積み上げるという印象から感じられるように、ひとつのことにこだわり、飽きることなく凝る人。
例えば、お酒の銘柄に詳しかったり、料理が得意なんていうのもサディストっぽい。
お道具にもこだわったり、ついには自分で作ってしまうというのも時々聞くと、こだわりという言葉を思い描いてしまう。
以前見ていたサイトで、S男性がご自分の道具を紹介している画像があった。
美しく鞣した麻縄や鮮やかな赤の綿ロープを、まるで売り物のようにきっちり縛り並べ。
細かいアイテムはシンプルな小物入れに収めている。
救急のための絆創膏の『BAND-AID』のロゴさえも『こだわり』が感じられた。
それらがすべて鞄の中の決められた場所に寸分違わず収めらて、いつでも出番を待っているようだった。
なんとなく、そんなのが『サディスト』。
那智さんが、鞭を取り出そうとお道具鞄を探る。
ああ、今日は鞭をするのねと、不安と期待でお布団に包まるわたし。
「あれ〜!?ないな〜。」
ガサゴソ。
「え〜!!なくした?なわけないよな〜?」
ドサ、ドサッ。
中身を出して奥のほうを探している。
ベッドに放り出されたお道具たち。
……ごちゃ、ごちゃ〜〜♪
絡まる麻縄と綿ロープ。
ミニミニ電マのコードまで。
ぐるんぐるんに絡まり合ってる。
そして、知恵の輪みたいなそれの中から、なにやらアダプター的な物まで、ごろーんと?
「あっれ〜!?」
次から次へと出てくる『ガラクタ』に…。
那智さん、あなたは『サディスト』じゃなーーーーーい!!
と思うのだ。
少なくとも、わたしのイメージする、それじゃない。
ね、なんか違うよね?『サディスト』像って^^;
でも、こういうのも、けっこう『らしくて』大好きだけど
あまりの『サディスト』像からの乖離に鞭の不安も忘れて、思わずぱちり^^
『サディスト』というとどんなことを思い浮かべるでしょう。
冷徹な?
残虐な?
目的を果たすために少しずつ積み上げていくような、実は気長な人だったりして。
主従の『主』とは違うイメージが『サディスト』にはある。
わたしが思うイメージのひとつは『凝り性』。
もしくは、こだわりの人。
少しずつ積み上げるという印象から感じられるように、ひとつのことにこだわり、飽きることなく凝る人。
例えば、お酒の銘柄に詳しかったり、料理が得意なんていうのもサディストっぽい。
お道具にもこだわったり、ついには自分で作ってしまうというのも時々聞くと、こだわりという言葉を思い描いてしまう。
以前見ていたサイトで、S男性がご自分の道具を紹介している画像があった。
美しく鞣した麻縄や鮮やかな赤の綿ロープを、まるで売り物のようにきっちり縛り並べ。
細かいアイテムはシンプルな小物入れに収めている。
救急のための絆創膏の『BAND-AID』のロゴさえも『こだわり』が感じられた。
それらがすべて鞄の中の決められた場所に寸分違わず収めらて、いつでも出番を待っているようだった。
なんとなく、そんなのが『サディスト』。
那智さんが、鞭を取り出そうとお道具鞄を探る。
ああ、今日は鞭をするのねと、不安と期待でお布団に包まるわたし。
「あれ〜!?ないな〜。」
ガサゴソ。
「え〜!!なくした?なわけないよな〜?」
ドサ、ドサッ。
中身を出して奥のほうを探している。
ベッドに放り出されたお道具たち。
……ごちゃ、ごちゃ〜〜♪
絡まる麻縄と綿ロープ。
ミニミニ電マのコードまで。
ぐるんぐるんに絡まり合ってる。
そして、知恵の輪みたいなそれの中から、なにやらアダプター的な物まで、ごろーんと?
「あっれ〜!?」
次から次へと出てくる『ガラクタ』に…。
那智さん、あなたは『サディスト』じゃなーーーーーい!!
と思うのだ。
少なくとも、わたしのイメージする、それじゃない。
ね、なんか違うよね?『サディスト』像って^^;
でも、こういうのも、けっこう『らしくて』大好きだけど
あまりの『サディスト』像からの乖離に鞭の不安も忘れて、思わずぱちり^^
『サディスト像』を面白く読むために^^
独り言
前エントリーを読んだ那智さんが朝イチで感想をくれた。
『かなり面白い。だけどこれに拍手をくれる人の拍手の意味が気になるな(笑)』
んん?なんで?
コメントなしの拍手はいつもいただいているのに、なぜ今日だけ気になるの?
どうやらこういうことらしい。
この内容に拍手をくれるって、どんな気持ちでしてくれるのだろう。
話として面白いから?
それとも、那智さんサディストじゃない説に賛同?
SM的な行為をしているブログで、する側の男性を『サディストじゃない』と叫んでいることに『面白い』も『わかる、わかる』も表明しづらいのではないか。
コメントや拍手コメントをくれる人は、それ以外にもそこから感じたことを表すことができるから問題ないけど、拍手だけだと、このどちらかの意味にしか取れないと思われて拍手にためらうのではないかと那智さんは言うのだ。
拍手だけする意味が気になるというより、『那智さんサディストじゃなーい』に一票が失礼に当たるのではないかと拍手する人の『ためらい』を想像したらしい。
そうでしょうか〜?
わたしは、あのぐちゃぐちゃな鞄の中身大好きだし、読んでくれている人もそういう那智さんの『人間味』好んでくれていると思いますよ?
それはそうかもしれないけど、やはりSっぽいことをしている人に『サディストじゃない』に拍手はためらうだろう。
俺は、むしろ褒め言葉なんだけどね(笑)
そうなのです。
『薬指の刺青』を読んでくださっている皆さんは薄々勘付いていらっしゃると思うけど。
那智さんは、ちょっと変わっています^^;
既成の枠に収まることに居心地悪さを感じる人なのです。
何かにカテゴライズされることを嫌う人なのです。
『SMを意識するな』と言われ続け、『少数派に価値がある(『割れ鍋に綴じ蓋』)と我が道をゆき。
わたしをわんこにさせたり、パンツでダッシュさせたりする。
このブログを立ち上げたとき、最初につけたタイトルには『M』の文字が入っていたけど、即却下された;;
こうやって書くと、いや、逆にそんなに肩肘張らなくてもと思われるかもしれないけど。
普段は、そんなツッパってるわけじゃなくてね。
どちらかというと、どこかに属さないと不安になるわたしに対して、属さないことで得られる自由を教えているということのほうが大きいかな。
まあ、でも基本『変わってるね』が褒め言葉な人なのです。
だから、『那智さん、サディストじゃなーい』は那智さんにとっては痛くも痒くもない発言なのでした。
むしろ、賞賛かと…^^;
これを読んでみて、再度前エントリーの『ごちゃごちゃ画像』をご覧いただいたら。
いかがですか?
素直〜に思いません?
那智さん、あなたはサディストじゃなーい!!って(笑)
この『那智さんっぽい』ところがわかって読んだほうが、もっと面白いはず^^
そのあたりのニュアンスが伝えきれていなかったかなと、那智さんの指摘で補足エントリーを書いてみました。
前エントリーを読んだ那智さんが朝イチで感想をくれた。
『かなり面白い。だけどこれに拍手をくれる人の拍手の意味が気になるな(笑)』
んん?なんで?
コメントなしの拍手はいつもいただいているのに、なぜ今日だけ気になるの?
どうやらこういうことらしい。
この内容に拍手をくれるって、どんな気持ちでしてくれるのだろう。
話として面白いから?
それとも、那智さんサディストじゃない説に賛同?
SM的な行為をしているブログで、する側の男性を『サディストじゃない』と叫んでいることに『面白い』も『わかる、わかる』も表明しづらいのではないか。
コメントや拍手コメントをくれる人は、それ以外にもそこから感じたことを表すことができるから問題ないけど、拍手だけだと、このどちらかの意味にしか取れないと思われて拍手にためらうのではないかと那智さんは言うのだ。
拍手だけする意味が気になるというより、『那智さんサディストじゃなーい』に一票が失礼に当たるのではないかと拍手する人の『ためらい』を想像したらしい。
そうでしょうか〜?
わたしは、あのぐちゃぐちゃな鞄の中身大好きだし、読んでくれている人もそういう那智さんの『人間味』好んでくれていると思いますよ?
それはそうかもしれないけど、やはりSっぽいことをしている人に『サディストじゃない』に拍手はためらうだろう。
俺は、むしろ褒め言葉なんだけどね(笑)
そうなのです。
『薬指の刺青』を読んでくださっている皆さんは薄々勘付いていらっしゃると思うけど。
那智さんは、ちょっと変わっています^^;
既成の枠に収まることに居心地悪さを感じる人なのです。
何かにカテゴライズされることを嫌う人なのです。
『SMを意識するな』と言われ続け、『少数派に価値がある(『割れ鍋に綴じ蓋』)と我が道をゆき。
わたしをわんこにさせたり、パンツでダッシュさせたりする。
このブログを立ち上げたとき、最初につけたタイトルには『M』の文字が入っていたけど、即却下された;;
こうやって書くと、いや、逆にそんなに肩肘張らなくてもと思われるかもしれないけど。
普段は、そんなツッパってるわけじゃなくてね。
どちらかというと、どこかに属さないと不安になるわたしに対して、属さないことで得られる自由を教えているということのほうが大きいかな。
まあ、でも基本『変わってるね』が褒め言葉な人なのです。
だから、『那智さん、サディストじゃなーい』は那智さんにとっては痛くも痒くもない発言なのでした。
むしろ、賞賛かと…^^;
これを読んでみて、再度前エントリーの『ごちゃごちゃ画像』をご覧いただいたら。
いかがですか?
素直〜に思いません?
那智さん、あなたはサディストじゃなーい!!って(笑)
この『那智さんっぽい』ところがわかって読んだほうが、もっと面白いはず^^
そのあたりのニュアンスが伝えきれていなかったかなと、那智さんの指摘で補足エントリーを書いてみました。
鞭と雑誌
非日常的な日常
鞭はとても久しぶり。
少なくても2ヶ月はしていないと思う。
わんこであたふたしていたり(『キーパーソンは清掃員』のあたり)、密かに『落ち込み→修正デート』だったりで、修さん自身のテンションも違ったみたいだった。
とてもとても怖い。
鞭はいつでも怖いけど、久しぶりだととても怖い。
「修さん、怖いです。」
「うん。」
「飛べなかったらどうしようって思います。」
「飛べなければ、飛べないで面白いよ。」
「だって、それだと痛いままです。」
「いいじゃん、痛いままのまこも。」
そうかぁ、痛いままでもいいんだ。
なんだか不思議。
わたしの苦痛のことなのに修さんが良い悪いを判断していることが。
そして、それで満足しているわたしが。
不思議。
ベッドにうつ伏せになる。
お守りの枕を引き寄せ、ほんの少し振り返り修さんを見上げる。
一発目。
バシッ!!
うわああ、痛い。
久しぶりの痛みに驚く。
でも、多分、MAXよりはずっと弱い。
怖がっていたから様子を見てくれているんだ。
同じような力で、もう一発。
くぅぅっ!!
枕をぎゅっと抱きしめて堪える。
修さんが側にあった椅子に腰掛けた。
少しインターバルを空けてくれるみたい。
持参していた雑誌のページをめくる出した。
久しぶりで驚いた痛みはさほどではなかったみたいで、程なくして引いた。
わたしの落ち着いた様子が伝わったのか、椅子から立ち上がり、また一発。
さっきより数段力が増している。
うぎゃ!!っと体が硬直する。
続けてもう一発。
痛い、痛い!!!
枕に顔を埋める。
また、椅子に戻って雑誌に目を落としはじめた。
痛みがひいていくのを、じっとして感じ取る。
鞭の衝撃は強く、皮膚とその内側に破壊するような痛みを与える。
強い衝撃の後、ビリビリと痺れるような痛みが広がる。
叩かれた時に最高潮に硬直した体が、このビリビリを過ぎ少しずつ痛みがひき出す頃に、徐々に緩和していく。
痛みがゼロになることはないのだけど、ふぅとため息がつけるくらいに回復はできる。
この緩和して、緊張が緩んだ瞬間。
体温が少し上昇するように、ふーっと体が軽くなるのだ。
いつも、矢継ぎ早に打つときもあるし、ゆっくりのときもある。
だけど、それは、わたしの様子を見ながら間隔を調整しているような具合だ。
このときは、打っては椅子に座り雑誌を読み、また打つというはじめてのパターンだったから、こんなふうに痛みがひいていく様子を自分で感じ取る時間ができた。
そして、ふーっと軽くなると…もっと痛みが欲しくなる。
この日は、強く2、3発打っては雑誌を読み、しばらくしてから打つ、そんな時間が長く続いた。
修さんは、雑誌をめくりながらタバコを吸い、コーヒーを煎れたり。
「完全に俺主導なのが面白い」そういって、気まぐれに鞭を手にする。
いつもは、わたしの様子を見て、打ちたい気持ちを調整しながら打っているそうだ。
(わたしの体や快感をコントロールしているのだよね、これも修さん主導といえばそうだけど)
だけど、雑誌というアイテムがあったから、修さんの気持ちが雑誌とわたしの半分半分になり、結果的に完全に修さんのペースで進めている状態になったようなのだ。
痛い。
緊張。
徐々にひいて、緩和。
ふっと体が軽くなる。
痛みが恋しくなる。
この繰り返し。
いつもは、こんなことを考える余裕もないくらい鞭の雨。
痴人状態に向けてホップ・ステップ・ジャンプ、一気に飛んでいけるのに。(『痴人状態』はいくつかあるけど今日は『違う場所2』で)
上がっては引き、ちょっと上がってはまた引きと行ったり来たり。
転げ落ちるように痴人状態になれないもどかしさが、余計に次を待ってしまう。
強烈な痛みに身をよじり、なんとか痛みをやり過ごす。
動きがない、きっと雑誌見ているんだ。
少し待つ。
犬の待てみたい。
うつ伏せのまま、チラッと修さんを振り返る。
無視される。
足を『パタッ』と揺らす。
見えない尻尾で呼んでみた。
すっと視線を移動させ、こちらを見て、
「あ、いつもの顔になった」
「いつもの?」
「うん、鞭で打つとトロ〜ンとした顔になるんだ」
そうなんだ。
痛いのにね。
でも、たしかに、段々ふわふわが増えているみたい。
うっとりするようで気持ちいい。
それだけ会話して、また雑誌。
ああん、修さん。
今度は、明らかにわかるように体を上げて視線を送る。
「いいねぇ、待ってる感じが」
立ち上がり、また数発。
どんどん、力と回数が増す。
少しずれた鞭の先端が脇腹に刺さる。
うわぁぁぁぁ!!!!
「痛いです、修さん!!ここに当たった!!!」
「どこ?」
「ここれす…!!」
「ああ、巻き込んじゃったんだね」
痛みに地団駄を踏みながら。
あ、呂律が回ってない。
ふふ、一枚正気を剥がしちゃったみたい。
これが、嬉しい。
また、雑誌。
修さんの動きを見つめて、それに合わせてお尻を差し出す。
無言の意思疎通。
また数発。
そのうちの一発は、太ももを狙った。
うぎゃーーーー!!!
びくんと跳ね上がり体を上げる。
「修さん、太もも打った、太もも〜〜〜〜!!」
「うん」
「痛いのに、太もも。○×”$●、△&”””%$◎●〜〜〜〜!!!!」
ベッドに座り込み、なにやら文句を言っている、わたし。
でも、何を言っているのか、自分ではわかっていない(憶えていない?)。
涙が競り上がる。
その自分を、自分が見て『ぶふふ』。
笑いがこみ上げてくる。
痛くて泣いて。
それが嬉しい自分が、おかしくて笑う。
きゃはははは。
痛いことが嬉しくてしかたない自分が嬉しくておかしくて。
たまっていた涙が溢れる。
泣きながら笑う。
この涙はうれし涙。
痛いことが嬉しくて、修さんに痛くしてもらえることが幸せで。
痛いことで喜ぶわたしを解放できる喜びで。
流れる涙。
「嬉しい?」
「…はい。修さん?」
「ん?」
「わたしね、嬉しいの(ふふふ)痛いことが嬉しいの」
そう言って、高笑い。
あ〜、わたしおかしい。
鞭を構える修さんの動きを嬉々として見つめている。
ゴムのバラ鞭を捻って太い一本にしている。
ああ、怖いよぉ、これすっごく痛いんだもん。
でも、多分、わたしの目は喜びで輝いているはずだ。
バキンッ
ゴツッ
バシッ
バシッ
痛い!痛い!!痛い!!!
「修たぁん、4発は痛いれす〜、きゃははは」
痛がって大喜び。
文句言って高笑い。
ああ、幸せ。
MAXに近い力の連続を数回繰り返し。
体を固くして、縮めて、足をバンバンとベッドに打ち付けて、痛みに耐える。
手を当てても仰向けになっても、どうやっても痛い。
痺れたお尻にシーツが当たると、皮膚が敏感になっていて飛び上がるほどだ。
でも、それが気持ちいい。
何回目かのMAXのとき。
大きく体がビクンと揺れた。
ああ、いきそう。
修さんもわかったんだ。
「いいよ、いっても」
更に続けて打ってくれる。
わーーーーーー、痛い痛い、体が震える。
腰がビクビクする。
だけど、体の震えと鞭の波動が合わなかった。
いきたいけど、いけない感じだった。
少し残念。
「いけなかった?」
「はい、いけなかったです」
ぐったりとうつ伏せのわたしに修さんが近づいてきた。
それに合わせるように上体を起こす。
座るとお尻が痛い。
汗と涙でぐちゃぐちゃな顔を、何度も何度も手のひらで撫でてくれる。
そして、キス。
トロけるような優しいキス。
力の入らない体を修さんに預けて。
頬。
おでこ。
まぶた。
このキスは、慈しみのキス。
痛いことで、大喜びして笑い出し舌足らずで文句をいう。
変態の、子供みたいな、わたしを解放して、それをよしよしと慈しんでくれるようなキス。
わたしはこれが好き。
やっていることは酷いことだけど、蔑んだり虐めたりではない『可愛がる』からはじまっているこの行為。
だから、がんばったねの『ご褒美』じゃない、このキスが大好きだ。
一緒に『たのしかったね』のキス。
特殊なじゃれ合いっこ。
この日の鞭は雑誌の登場でいつもとは少し違った。
追いつめられるように一気に痴人状態になるいつもの打ち方もありだけど。
たっぷりと時間をかけるこのやり方も、ありだと思う。
修さんは雑誌を読むことで完全に自分の気分で、わたしをコントロールするために自分の意識を調整する必要のないこれが楽しかったらしい。
そして、わたしも、おあずけを食らっているような、あの焦がれる時間がたまらなかった。
見えない尻尾で『かまって』とアピールするのも。
わかってるけど無視する様子も。
動き出すのを嬉々として待つのも。
修さんの気持ちが、敢えて雑誌と半分ずつだったのも。
犬の『待て』みたいで、とても幸せな時間だった。
(『片手間』『片手間のわけ』あたりも併せてどうぞ〜^^)
鞭はとても久しぶり。
少なくても2ヶ月はしていないと思う。
わんこであたふたしていたり(『キーパーソンは清掃員』のあたり)、密かに『落ち込み→修正デート』だったりで、修さん自身のテンションも違ったみたいだった。
とてもとても怖い。
鞭はいつでも怖いけど、久しぶりだととても怖い。
「修さん、怖いです。」
「うん。」
「飛べなかったらどうしようって思います。」
「飛べなければ、飛べないで面白いよ。」
「だって、それだと痛いままです。」
「いいじゃん、痛いままのまこも。」
そうかぁ、痛いままでもいいんだ。
なんだか不思議。
わたしの苦痛のことなのに修さんが良い悪いを判断していることが。
そして、それで満足しているわたしが。
不思議。
ベッドにうつ伏せになる。
お守りの枕を引き寄せ、ほんの少し振り返り修さんを見上げる。
一発目。
バシッ!!
うわああ、痛い。
久しぶりの痛みに驚く。
でも、多分、MAXよりはずっと弱い。
怖がっていたから様子を見てくれているんだ。
同じような力で、もう一発。
くぅぅっ!!
枕をぎゅっと抱きしめて堪える。
修さんが側にあった椅子に腰掛けた。
少しインターバルを空けてくれるみたい。
持参していた雑誌のページをめくる出した。
久しぶりで驚いた痛みはさほどではなかったみたいで、程なくして引いた。
わたしの落ち着いた様子が伝わったのか、椅子から立ち上がり、また一発。
さっきより数段力が増している。
うぎゃ!!っと体が硬直する。
続けてもう一発。
痛い、痛い!!!
枕に顔を埋める。
また、椅子に戻って雑誌に目を落としはじめた。
痛みがひいていくのを、じっとして感じ取る。
鞭の衝撃は強く、皮膚とその内側に破壊するような痛みを与える。
強い衝撃の後、ビリビリと痺れるような痛みが広がる。
叩かれた時に最高潮に硬直した体が、このビリビリを過ぎ少しずつ痛みがひき出す頃に、徐々に緩和していく。
痛みがゼロになることはないのだけど、ふぅとため息がつけるくらいに回復はできる。
この緩和して、緊張が緩んだ瞬間。
体温が少し上昇するように、ふーっと体が軽くなるのだ。
いつも、矢継ぎ早に打つときもあるし、ゆっくりのときもある。
だけど、それは、わたしの様子を見ながら間隔を調整しているような具合だ。
このときは、打っては椅子に座り雑誌を読み、また打つというはじめてのパターンだったから、こんなふうに痛みがひいていく様子を自分で感じ取る時間ができた。
そして、ふーっと軽くなると…もっと痛みが欲しくなる。
この日は、強く2、3発打っては雑誌を読み、しばらくしてから打つ、そんな時間が長く続いた。
修さんは、雑誌をめくりながらタバコを吸い、コーヒーを煎れたり。
「完全に俺主導なのが面白い」そういって、気まぐれに鞭を手にする。
いつもは、わたしの様子を見て、打ちたい気持ちを調整しながら打っているそうだ。
(わたしの体や快感をコントロールしているのだよね、これも修さん主導といえばそうだけど)
だけど、雑誌というアイテムがあったから、修さんの気持ちが雑誌とわたしの半分半分になり、結果的に完全に修さんのペースで進めている状態になったようなのだ。
痛い。
緊張。
徐々にひいて、緩和。
ふっと体が軽くなる。
痛みが恋しくなる。
この繰り返し。
いつもは、こんなことを考える余裕もないくらい鞭の雨。
痴人状態に向けてホップ・ステップ・ジャンプ、一気に飛んでいけるのに。(『痴人状態』はいくつかあるけど今日は『違う場所2』で)
上がっては引き、ちょっと上がってはまた引きと行ったり来たり。
転げ落ちるように痴人状態になれないもどかしさが、余計に次を待ってしまう。
強烈な痛みに身をよじり、なんとか痛みをやり過ごす。
動きがない、きっと雑誌見ているんだ。
少し待つ。
犬の待てみたい。
うつ伏せのまま、チラッと修さんを振り返る。
無視される。
足を『パタッ』と揺らす。
見えない尻尾で呼んでみた。
すっと視線を移動させ、こちらを見て、
「あ、いつもの顔になった」
「いつもの?」
「うん、鞭で打つとトロ〜ンとした顔になるんだ」
そうなんだ。
痛いのにね。
でも、たしかに、段々ふわふわが増えているみたい。
うっとりするようで気持ちいい。
それだけ会話して、また雑誌。
ああん、修さん。
今度は、明らかにわかるように体を上げて視線を送る。
「いいねぇ、待ってる感じが」
立ち上がり、また数発。
どんどん、力と回数が増す。
少しずれた鞭の先端が脇腹に刺さる。
うわぁぁぁぁ!!!!
「痛いです、修さん!!ここに当たった!!!」
「どこ?」
「ここれす…!!」
「ああ、巻き込んじゃったんだね」
痛みに地団駄を踏みながら。
あ、呂律が回ってない。
ふふ、一枚正気を剥がしちゃったみたい。
これが、嬉しい。
また、雑誌。
修さんの動きを見つめて、それに合わせてお尻を差し出す。
無言の意思疎通。
また数発。
そのうちの一発は、太ももを狙った。
うぎゃーーーー!!!
びくんと跳ね上がり体を上げる。
「修さん、太もも打った、太もも〜〜〜〜!!」
「うん」
「痛いのに、太もも。○×”$●、△&”””%$◎●〜〜〜〜!!!!」
ベッドに座り込み、なにやら文句を言っている、わたし。
でも、何を言っているのか、自分ではわかっていない(憶えていない?)。
涙が競り上がる。
その自分を、自分が見て『ぶふふ』。
笑いがこみ上げてくる。
痛くて泣いて。
それが嬉しい自分が、おかしくて笑う。
きゃはははは。
痛いことが嬉しくてしかたない自分が嬉しくておかしくて。
たまっていた涙が溢れる。
泣きながら笑う。
この涙はうれし涙。
痛いことが嬉しくて、修さんに痛くしてもらえることが幸せで。
痛いことで喜ぶわたしを解放できる喜びで。
流れる涙。
「嬉しい?」
「…はい。修さん?」
「ん?」
「わたしね、嬉しいの(ふふふ)痛いことが嬉しいの」
そう言って、高笑い。
あ〜、わたしおかしい。
鞭を構える修さんの動きを嬉々として見つめている。
ゴムのバラ鞭を捻って太い一本にしている。
ああ、怖いよぉ、これすっごく痛いんだもん。
でも、多分、わたしの目は喜びで輝いているはずだ。
バキンッ
ゴツッ
バシッ
バシッ
痛い!痛い!!痛い!!!
「修たぁん、4発は痛いれす〜、きゃははは」
痛がって大喜び。
文句言って高笑い。
ああ、幸せ。
MAXに近い力の連続を数回繰り返し。
体を固くして、縮めて、足をバンバンとベッドに打ち付けて、痛みに耐える。
手を当てても仰向けになっても、どうやっても痛い。
痺れたお尻にシーツが当たると、皮膚が敏感になっていて飛び上がるほどだ。
でも、それが気持ちいい。
何回目かのMAXのとき。
大きく体がビクンと揺れた。
ああ、いきそう。
修さんもわかったんだ。
「いいよ、いっても」
更に続けて打ってくれる。
わーーーーーー、痛い痛い、体が震える。
腰がビクビクする。
だけど、体の震えと鞭の波動が合わなかった。
いきたいけど、いけない感じだった。
少し残念。
「いけなかった?」
「はい、いけなかったです」
ぐったりとうつ伏せのわたしに修さんが近づいてきた。
それに合わせるように上体を起こす。
座るとお尻が痛い。
汗と涙でぐちゃぐちゃな顔を、何度も何度も手のひらで撫でてくれる。
そして、キス。
トロけるような優しいキス。
力の入らない体を修さんに預けて。
頬。
おでこ。
まぶた。
このキスは、慈しみのキス。
痛いことで、大喜びして笑い出し舌足らずで文句をいう。
変態の、子供みたいな、わたしを解放して、それをよしよしと慈しんでくれるようなキス。
わたしはこれが好き。
やっていることは酷いことだけど、蔑んだり虐めたりではない『可愛がる』からはじまっているこの行為。
だから、がんばったねの『ご褒美』じゃない、このキスが大好きだ。
一緒に『たのしかったね』のキス。
特殊なじゃれ合いっこ。
この日の鞭は雑誌の登場でいつもとは少し違った。
追いつめられるように一気に痴人状態になるいつもの打ち方もありだけど。
たっぷりと時間をかけるこのやり方も、ありだと思う。
修さんは雑誌を読むことで完全に自分の気分で、わたしをコントロールするために自分の意識を調整する必要のないこれが楽しかったらしい。
そして、わたしも、おあずけを食らっているような、あの焦がれる時間がたまらなかった。
見えない尻尾で『かまって』とアピールするのも。
わかってるけど無視する様子も。
動き出すのを嬉々として待つのも。
修さんの気持ちが、敢えて雑誌と半分ずつだったのも。
犬の『待て』みたいで、とても幸せな時間だった。
(『片手間』『片手間のわけ』あたりも併せてどうぞ〜^^)