コートの下5
非日常的な日常
駅のトイレでワンピースを脱ぎ、下着だけの体にコートを羽織る。
今日の下着は赤。
深い赤に金色を混ぜたような赤。
それに黒のガーターベルトとストッキング。
コートの下はそれだけ。
駅のホームで那智さんと合流する。
一見普通の姿の下が下着だけだなんて、まわりは想像できないでしょう。
でも、落ち着きのないわたしを見て、このふたりの間に流れる密度の濃い空気に那智さんはきっと満足なはず。
わたしは、その濃度に戸惑い、これから起こる何かを想像して落ち着けない。
すみません、この後電車に乗るのですが、この電車の中のことをくわしく書く気がいまはないのです。
思わせぶりな前振りしておいてドキドキを期待してくださったかた、ごめんなさい。
いつか別な形で書くことがあるかもしれませんが、いまは「電車の中でいっぱいいった」ということだけでおしまいにさせてください。
今日は降りてからを書きますね。
電車を降りて、いつものマ○○。
今日も、ある程度人がいる。
壁添いの真ん中辺りに腰掛ける。
パーテーションを挟んで左に男性と女性ひとりずつ、右側の壁添いに男性ひとり、向かいの壁に男性ひとり。
この前(コートの下1、2、3)はマ○○では何もなかった。
今日は、ここか、どこかで必ず何かあるだろう。
それが、どこで何になるのかは、那智さん次第。
「ボタン外して。」
ひとつ外す。
「もうひとつ。」
外す。
「下もひとつ外して。」
コートのボタン、上からふたつ下ひとつ、外す。
クッと広げれば赤い下着が見えてしまう。
右側の男性が席を立った、トイレに行くんだ。
わたしたちの前を横切る。
「オナニーして。」
ここで!?
いま!?
「うん」
向かいの男性からは、かなり丸見えです!!
小声で訴えると、そっと振り返って様子を伺う。
その男性は、テーブルの上でノートパソコンを広げているのだ。
だから、パソコンに視線を落としているうちは安全かもしれなけど、フロアに視線を移せば「異変」に気づきやすくなるだろう。
パソコンを見ている様子で判断して「いまなら平気だよ。いまのうち。」
観念して、コートの裾から手を入れる。
ボタンを外しているから、簡単にはらりと裾が広がる。
太腿とガーターストッキングがコートの隙間から露になる。
下着に指を入れるために、足を少し広げると、赤い下着も露出されてしまった。
明るい店内。
真っ白い床と真っ白い椅子。
黒と赤を纏ったわたしの肌が、その真っ白の中に浮かび上がる。
きれい…。
とてもきれいな色合い。
ああ、あれだ。
また感じる。
ナルシズムを刺激される、あれ。
「戻ってきても続けるんだよ。」
トイレに立った男性が戻ってくるときにわたしの前を横切ること、そして席に着き、わたしの視界に男性がもうひとり増えること。
そのときのわたしの行動を予想して、あらかじめ釘を刺す那智さん。
はい。
その指示が嬉しい。
従属、露出願望、そして自己愛。
この混ざったのが気持ち良い。
大げさにならない程度にうつむき、指で刺激する。
気持ちいいけど、お外はすぐには「ガーン」といけないのだ。
やっぱり怖い。
そんな簡単に快感に没頭できないの。
だから、気持ち良いけど、綱渡りのよう。
どちらにもいかれず、ヒヤヒヤしながら歩いてる。
男性が戻って来た。
でも、続ける。
視界の左端に男性が映り、それが動く。
ひとりでよろよろと綱渡りをしている世界が実はひとりじゃないんだと気づかされ、また恐怖と快感の両方に揺れる。
どちらにも落ちずに続けていると、ある瞬間に「ふっ」と快感側に体が傾くのだ。
そうなるとあとは、あっけなく、なす術無く落ちる。
そうなると、いま思い出すと恥ずかしいし恐ろしいのだけど、もう気持ち良くなるために無我夢中になってしまうのです(ああ、書いてて、ほんと驚愕します)
だけど、その綱渡りのあとの落下はお外だと落ちきれないの。
無我夢中になりながらも、最後の最後で綱を掴み、なんとか留まる。
落ちてしまいたいと思う。
那智さんと2人きりのお部屋の中で味わうような、落下の快感。
でも、どうしてもお外では、それにはなれない。
だから、留まるというよりは、勝手に留まってしまうというのが、正解かな。
いつまで経っても落ちきれず、でも、片手以外は「本能」にどっぷり浸かってしまって情けないほど動物のようだ。
きっと那智さんは、お外ではその片手を残した本能のわたしを楽しんでるのかな。
「那智さん、いってもいいですか…?」
男性が席に着いたのを視界の隅に見据えながら、いく。
いつか那智さんが、お外でもその片手を離すことを望んだとしたら、わたしはどうなってしまうのだろうと、書きながら思った。
とても、とても恐ろしい想像。
だけど、いまはそんな想像をする余裕のないマ○○。
このあとは、外に出て、あの坂に向かうのだ。
だから、いろんな意味で余裕ない^^;
あれれ、またまた続きになってしまいました。
この引っぱりに皆さん、もう慣れっこになってしまったでしょうか?
それなら、それでありがたい^^
今日は、延期したチャットデーです。
よろしければ、いらしてくださいね。
今日は、なんのお話しましょうか?
駅のトイレでワンピースを脱ぎ、下着だけの体にコートを羽織る。
今日の下着は赤。
深い赤に金色を混ぜたような赤。
それに黒のガーターベルトとストッキング。
コートの下はそれだけ。
駅のホームで那智さんと合流する。
一見普通の姿の下が下着だけだなんて、まわりは想像できないでしょう。
でも、落ち着きのないわたしを見て、このふたりの間に流れる密度の濃い空気に那智さんはきっと満足なはず。
わたしは、その濃度に戸惑い、これから起こる何かを想像して落ち着けない。
すみません、この後電車に乗るのですが、この電車の中のことをくわしく書く気がいまはないのです。
思わせぶりな前振りしておいてドキドキを期待してくださったかた、ごめんなさい。
いつか別な形で書くことがあるかもしれませんが、いまは「電車の中でいっぱいいった」ということだけでおしまいにさせてください。
今日は降りてからを書きますね。
電車を降りて、いつものマ○○。
今日も、ある程度人がいる。
壁添いの真ん中辺りに腰掛ける。
パーテーションを挟んで左に男性と女性ひとりずつ、右側の壁添いに男性ひとり、向かいの壁に男性ひとり。
この前(コートの下1、2、3)はマ○○では何もなかった。
今日は、ここか、どこかで必ず何かあるだろう。
それが、どこで何になるのかは、那智さん次第。
「ボタン外して。」
ひとつ外す。
「もうひとつ。」
外す。
「下もひとつ外して。」
コートのボタン、上からふたつ下ひとつ、外す。
クッと広げれば赤い下着が見えてしまう。
右側の男性が席を立った、トイレに行くんだ。
わたしたちの前を横切る。
「オナニーして。」
ここで!?
いま!?
「うん」
向かいの男性からは、かなり丸見えです!!
小声で訴えると、そっと振り返って様子を伺う。
その男性は、テーブルの上でノートパソコンを広げているのだ。
だから、パソコンに視線を落としているうちは安全かもしれなけど、フロアに視線を移せば「異変」に気づきやすくなるだろう。
パソコンを見ている様子で判断して「いまなら平気だよ。いまのうち。」
観念して、コートの裾から手を入れる。
ボタンを外しているから、簡単にはらりと裾が広がる。
太腿とガーターストッキングがコートの隙間から露になる。
下着に指を入れるために、足を少し広げると、赤い下着も露出されてしまった。
明るい店内。
真っ白い床と真っ白い椅子。
黒と赤を纏ったわたしの肌が、その真っ白の中に浮かび上がる。
きれい…。
とてもきれいな色合い。
ああ、あれだ。
また感じる。
ナルシズムを刺激される、あれ。
「戻ってきても続けるんだよ。」
トイレに立った男性が戻ってくるときにわたしの前を横切ること、そして席に着き、わたしの視界に男性がもうひとり増えること。
そのときのわたしの行動を予想して、あらかじめ釘を刺す那智さん。
はい。
その指示が嬉しい。
従属、露出願望、そして自己愛。
この混ざったのが気持ち良い。
大げさにならない程度にうつむき、指で刺激する。
気持ちいいけど、お外はすぐには「ガーン」といけないのだ。
やっぱり怖い。
そんな簡単に快感に没頭できないの。
だから、気持ち良いけど、綱渡りのよう。
どちらにもいかれず、ヒヤヒヤしながら歩いてる。
男性が戻って来た。
でも、続ける。
視界の左端に男性が映り、それが動く。
ひとりでよろよろと綱渡りをしている世界が実はひとりじゃないんだと気づかされ、また恐怖と快感の両方に揺れる。
どちらにも落ちずに続けていると、ある瞬間に「ふっ」と快感側に体が傾くのだ。
そうなるとあとは、あっけなく、なす術無く落ちる。
そうなると、いま思い出すと恥ずかしいし恐ろしいのだけど、もう気持ち良くなるために無我夢中になってしまうのです(ああ、書いてて、ほんと驚愕します)
だけど、その綱渡りのあとの落下はお外だと落ちきれないの。
無我夢中になりながらも、最後の最後で綱を掴み、なんとか留まる。
落ちてしまいたいと思う。
那智さんと2人きりのお部屋の中で味わうような、落下の快感。
でも、どうしてもお外では、それにはなれない。
だから、留まるというよりは、勝手に留まってしまうというのが、正解かな。
いつまで経っても落ちきれず、でも、片手以外は「本能」にどっぷり浸かってしまって情けないほど動物のようだ。
きっと那智さんは、お外ではその片手を残した本能のわたしを楽しんでるのかな。
「那智さん、いってもいいですか…?」
男性が席に着いたのを視界の隅に見据えながら、いく。
いつか那智さんが、お外でもその片手を離すことを望んだとしたら、わたしはどうなってしまうのだろうと、書きながら思った。
とても、とても恐ろしい想像。
だけど、いまはそんな想像をする余裕のないマ○○。
このあとは、外に出て、あの坂に向かうのだ。
だから、いろんな意味で余裕ない^^;
あれれ、またまた続きになってしまいました。
この引っぱりに皆さん、もう慣れっこになってしまったでしょうか?
それなら、それでありがたい^^
今日は、延期したチャットデーです。
よろしければ、いらしてくださいね。
今日は、なんのお話しましょうか?
コートの下6
非日常的な日常
絶対にかっこよく歩こう。
99%無理だってわかってるけど、かっこよく歩くって自分に決意する。
それが、いまわたしのできる、いまから起こることに立ち向かう唯一の道のよう。
いや、立ち向かうなんて、大げさだよね。
でも、それくらい大変なことが待ってるんだ。
いやいや、絶対にしなきゃいけないことじゃないよね?
別に、やらなきゃ殺すなんて脅されてるわけじゃないし、ただのふたりの間の「出来事」なだけ。
そう、だから、いくら大変っていっても、それを受け入れてる時点で、形としては「大変じゃない」ものになってるはずなんだ。
だから、なんていうのかな、立ち向かうって外に向かっているのではなくて、自分に向かってる感じ。
ネットの世界を覗いてみると「野外露出」というのが山ほどあって、個人やビジネスでみなさんお外で裸になってる。
見られたいという願望があるくせに、なぜかそれらを見ていてほとんど「悲しい」気持ちになってしまうの。
人目につかない夜の公園や山中はおろか、街中(ほんとに街中とかあるのね、わたしは出会ったことないけど)とかコンビニとか、すぐ横に人がいるような場所で、ただ裸になってる画像。
モザイク越しに笑顔が読み取れて、堂々と楽しげにポーズを取っている画像。
絶対に恥ずかしいはずなんだ、モラルとか考えたら笑えないはずなの。
それでも、それができてしまう、しなければいられない精神状況や、しなければいけない事情を想像してしまって、とにかく悲しくなってしまうの。
(ちなにみ、大丈夫なのもあって、撮り手の存在が感じられるものは大丈夫。その2人の間に「良好」な空気が感じられるものなら大丈夫なのです)
「悲しい」というのはいい子ぶった言い方で、あえて毒のある言い方をすると。
「人の迷惑も考えず、よく笑ってられるね。お金のためか知らないけど、その無神経さにこちらがいやな気分になる。」
そんな感じ。
それを、それと同じようなことを、わたしはするのだ。
自分の道徳観を、そのときは崩さないといけない。
いままでも、四つん這いで歩いたり、道端でお水掛けられたり、たくさんたくさん「崩してきた」。
その都度、那智さんに委ねるという方法で、快感や那智さんのものという従属観に変えていた。
その「崩してきた」のは一見「変な」お外遊びだったけど、今回は下着姿で歩くといういままでより、より「わかりやすい」こと。
変なことで目立つより、いっそのこと「エロ」のほうがいいと、何度か言ってるけど、如何せん目立ち方が半端じゃないよね。
那智さんに委ねるだけでは「崩せない」と思ったのだ。
だから、わたし自身も立ち向かう。
那智さんに委ね、恥ずかしさや申し訳なさで気が狂いそうだけど、それを快感に変える。
何より、願望を叶えるんだ。
少女時代、気づいたら「見られたい」と思っていた。
ずっとずっとわたしの中に住んでいるモンスター。
那智さんが、一緒に叶えてくれるんだ。
叶えるために、「かっこよく歩く」という方法で立ち向かうと決めたの。
それは、自己愛の満足にも繋がる。
だから、今回選んだ下着は「赤」だったの。
赤い下着に黒いガーターベルト。
前回は、コートの前だけ開けただけだけど、ピンクの下着だった。
それよりも「かっこいい」ものにしたの。
モデルでもグラビアアイドルでもないから、何着ても変わりないけど、それでも、自分を鼓舞する「赤」。
絶対にかっこよく歩こう。
99%無理だってわかってるけど、怖くて顔が上げられないでしょけど、でも、堂々と歩くんだ。
コンパニオンの研那智の時に習った歩き方で、歩幅を大きく一直線上を歩くように。
マ○○を出てから、ずっと自分に言い聞かせてる。
この前はコートの前を開けただけだったから、今日はそれ以上の何かをするはず。
あの坂50mか、コンビニの前だけか、那智さんの気分次第だけど、きっとコートは脱がされる。
コンビニの前を過ぎた。
ここではなにもしないらしい。
ホッとする。
コンビニはスーパー日常。
その先の角を曲がったホテル街は、ちょっと日常から離れられる気がするの。
ひと安心。
角は見えた。
あの角を曲がると50m先にいつものホテルがある。
ん?
角のところに人がいる。
工事の警備員だ。
じっと立っている。
その人を視界に入れながら、ふたり角を曲がる。
「あの警備員がじゃまだな〜。」(いつもの那智さんルール。通り過ぎたりはいいけど、先に人がいることろではしない)
まるで、わたしたちがこれからしようとしていることを監視するかのように、動かずにじっと立っている。
その様子が、わたしの非常識を責めてるようで、ためらいに足下がすくむようだった。
わあ、まだ終われないでした。
続くです〜。
絶対にかっこよく歩こう。
99%無理だってわかってるけど、かっこよく歩くって自分に決意する。
それが、いまわたしのできる、いまから起こることに立ち向かう唯一の道のよう。
いや、立ち向かうなんて、大げさだよね。
でも、それくらい大変なことが待ってるんだ。
いやいや、絶対にしなきゃいけないことじゃないよね?
別に、やらなきゃ殺すなんて脅されてるわけじゃないし、ただのふたりの間の「出来事」なだけ。
そう、だから、いくら大変っていっても、それを受け入れてる時点で、形としては「大変じゃない」ものになってるはずなんだ。
だから、なんていうのかな、立ち向かうって外に向かっているのではなくて、自分に向かってる感じ。
ネットの世界を覗いてみると「野外露出」というのが山ほどあって、個人やビジネスでみなさんお外で裸になってる。
見られたいという願望があるくせに、なぜかそれらを見ていてほとんど「悲しい」気持ちになってしまうの。
人目につかない夜の公園や山中はおろか、街中(ほんとに街中とかあるのね、わたしは出会ったことないけど)とかコンビニとか、すぐ横に人がいるような場所で、ただ裸になってる画像。
モザイク越しに笑顔が読み取れて、堂々と楽しげにポーズを取っている画像。
絶対に恥ずかしいはずなんだ、モラルとか考えたら笑えないはずなの。
それでも、それができてしまう、しなければいられない精神状況や、しなければいけない事情を想像してしまって、とにかく悲しくなってしまうの。
(ちなにみ、大丈夫なのもあって、撮り手の存在が感じられるものは大丈夫。その2人の間に「良好」な空気が感じられるものなら大丈夫なのです)
「悲しい」というのはいい子ぶった言い方で、あえて毒のある言い方をすると。
「人の迷惑も考えず、よく笑ってられるね。お金のためか知らないけど、その無神経さにこちらがいやな気分になる。」
そんな感じ。
それを、それと同じようなことを、わたしはするのだ。
自分の道徳観を、そのときは崩さないといけない。
いままでも、四つん這いで歩いたり、道端でお水掛けられたり、たくさんたくさん「崩してきた」。
その都度、那智さんに委ねるという方法で、快感や那智さんのものという従属観に変えていた。
その「崩してきた」のは一見「変な」お外遊びだったけど、今回は下着姿で歩くといういままでより、より「わかりやすい」こと。
変なことで目立つより、いっそのこと「エロ」のほうがいいと、何度か言ってるけど、如何せん目立ち方が半端じゃないよね。
那智さんに委ねるだけでは「崩せない」と思ったのだ。
だから、わたし自身も立ち向かう。
那智さんに委ね、恥ずかしさや申し訳なさで気が狂いそうだけど、それを快感に変える。
何より、願望を叶えるんだ。
少女時代、気づいたら「見られたい」と思っていた。
ずっとずっとわたしの中に住んでいるモンスター。
那智さんが、一緒に叶えてくれるんだ。
叶えるために、「かっこよく歩く」という方法で立ち向かうと決めたの。
それは、自己愛の満足にも繋がる。
だから、今回選んだ下着は「赤」だったの。
赤い下着に黒いガーターベルト。
前回は、コートの前だけ開けただけだけど、ピンクの下着だった。
それよりも「かっこいい」ものにしたの。
モデルでもグラビアアイドルでもないから、何着ても変わりないけど、それでも、自分を鼓舞する「赤」。
絶対にかっこよく歩こう。
99%無理だってわかってるけど、怖くて顔が上げられないでしょけど、でも、堂々と歩くんだ。
コンパニオンの研那智の時に習った歩き方で、歩幅を大きく一直線上を歩くように。
マ○○を出てから、ずっと自分に言い聞かせてる。
この前はコートの前を開けただけだったから、今日はそれ以上の何かをするはず。
あの坂50mか、コンビニの前だけか、那智さんの気分次第だけど、きっとコートは脱がされる。
コンビニの前を過ぎた。
ここではなにもしないらしい。
ホッとする。
コンビニはスーパー日常。
その先の角を曲がったホテル街は、ちょっと日常から離れられる気がするの。
ひと安心。
角は見えた。
あの角を曲がると50m先にいつものホテルがある。
ん?
角のところに人がいる。
工事の警備員だ。
じっと立っている。
その人を視界に入れながら、ふたり角を曲がる。
「あの警備員がじゃまだな〜。」(いつもの那智さんルール。通り過ぎたりはいいけど、先に人がいることろではしない)
まるで、わたしたちがこれからしようとしていることを監視するかのように、動かずにじっと立っている。
その様子が、わたしの非常識を責めてるようで、ためらいに足下がすくむようだった。
わあ、まだ終われないでした。
続くです〜。
コートの下7
非日常的な日常
絶対にかっこよく歩こう。
そう決意しているわたし。
でも、反面、ほんとうにするの?とどうしても他人事の気持ちも抜けない。
まして、坂の登口に人がいるんだもの。
そこで下着姿になる、どうしても脳の危機回避センサーが他人事にしてしまう。
那智さんが坂を上がりながら振り返り、警備員の様子を見てる。
角度によっては死角ができるか試してるんだ。
でも、それが、ちょうど適度な位置に陣取っていて、無理。
それ以外に坂には人はいない。
「いっか、やっちゃう!?笑」
「那智さん。丸見えです;;。」
そんなこと言いながらちょっとずつ歩き、わたしは密かにホテルまでの距離を縮めてみる(笑)
警備員とホテルの中間あたりまで来た。
だいぶ警備員が小さく見える。
那智さんが立ち止まり、わたしのコートのボタンを外しはじめた。
那智さん、外してる様子警備員さんに見えちゃいます。
向かい合うようにボタンを外す、その姿は警備員さんには見えるはずだ。
カップルがホテルから出て来た。
急いで体を閉じる。
もう、どうしよう、怖い。
かっこよく歩くなんて決意、どこかに行ってしまった。
カップル出現の勢いで、また少し前進。
ホテルまで15mくらい。
「脱ぎな。」
「え?ほんとに?那智さん、脱ぐのですか?」
「うん。」
そういいながら、またちょっと前進。
「ほら。」
辺りを見回す、人はいない。
じりじりと前に進む。
「人がいない、いまのうちだよ。」
那智さんがわたしのバッグを持った。
ホテルまでの距離、5m。
その先のT字路にも人はいない。
もう、那智さんが声をかけているかもわからない。
その先のT字路だけ見据える。
T字路しか見えない。
人、来ないで、このまま。
コートが引っ張られる感じがした。
那智さんが脱がしてくれてるんだ。
いま、人がいない。
いましかない。
わたし、やるんだ。
でも、堂々となんてできない。
5m、歩くなんてできない。
お願い、人、来ないで。
やる、やりたい。
コートを引っ張るのはきっかけだ。
あとは自分で脱いだ(と思う)。
無我夢中。
走ってる。
その間5m、約3秒。
ホテルの門をくぐり、入り口の手前で体を丸めてしゃがみ込む。
体が震えてるのは、寒いからか怖いからか、興奮しているからか。
しゃがんでるわたしに、那智さんがコートを掛けてくれる。
そのコートが優しくて、嬉しい。
ああ、那智さん、那智さん、わたし、やっちゃいました。
コートに腕を通してジタバタするわたしを見て、那智さんが笑う。
「そんな中まで入ったら、ホテルの監視カメラにばっちり映っちゃうよ。」
「えええ?そうなのですか?」
「当たり前じゃん。ホテルの門の手前くらいで止まると思ってたのに、どんどん中に入っちゃうんだもんな。」
案の定、見上げるとカメラがあった。
ああ、あれほど誰も来ないでと祈っていたわたしが、自らカメラに映りにいくなんて。
知らなかったとはいえ、ショック。
「そんなの常識」と那智さんは言うけれど、そういう常識、わたしにはないみたいです。
街中で下着姿で歩く。
かっこよくなんて、全然できない。
何より、ほんの数秒間のこと。
夢中で走って、その間の記憶や感覚は曖昧だ。
でも、いまでも、思い出す。
感覚はないけど、その姿を想像することはできるから。
あああ、なんてことしたのだろうと頭を抱えてしまいたくなるけど、でも、その姿は自己愛を満たし、「もっと」いう恐ろしい欲望が湧いてしまう。
だから、急いで蓋をする。
ときどき取り出しては、ひっそりと舐め。
すぐまた蓋をしてしまっておく。
甘い甘い蜜のよう。
あ、でも、実際、走ってる姿とか純粋にスタイルとか考えたら、自己愛もなにもないのですけどね^^;
絶対にかっこよく歩こう。
そう決意しているわたし。
でも、反面、ほんとうにするの?とどうしても他人事の気持ちも抜けない。
まして、坂の登口に人がいるんだもの。
そこで下着姿になる、どうしても脳の危機回避センサーが他人事にしてしまう。
那智さんが坂を上がりながら振り返り、警備員の様子を見てる。
角度によっては死角ができるか試してるんだ。
でも、それが、ちょうど適度な位置に陣取っていて、無理。
それ以外に坂には人はいない。
「いっか、やっちゃう!?笑」
「那智さん。丸見えです;;。」
そんなこと言いながらちょっとずつ歩き、わたしは密かにホテルまでの距離を縮めてみる(笑)
警備員とホテルの中間あたりまで来た。
だいぶ警備員が小さく見える。
那智さんが立ち止まり、わたしのコートのボタンを外しはじめた。
那智さん、外してる様子警備員さんに見えちゃいます。
向かい合うようにボタンを外す、その姿は警備員さんには見えるはずだ。
カップルがホテルから出て来た。
急いで体を閉じる。
もう、どうしよう、怖い。
かっこよく歩くなんて決意、どこかに行ってしまった。
カップル出現の勢いで、また少し前進。
ホテルまで15mくらい。
「脱ぎな。」
「え?ほんとに?那智さん、脱ぐのですか?」
「うん。」
そういいながら、またちょっと前進。
「ほら。」
辺りを見回す、人はいない。
じりじりと前に進む。
「人がいない、いまのうちだよ。」
那智さんがわたしのバッグを持った。
ホテルまでの距離、5m。
その先のT字路にも人はいない。
もう、那智さんが声をかけているかもわからない。
その先のT字路だけ見据える。
T字路しか見えない。
人、来ないで、このまま。
コートが引っ張られる感じがした。
那智さんが脱がしてくれてるんだ。
いま、人がいない。
いましかない。
わたし、やるんだ。
でも、堂々となんてできない。
5m、歩くなんてできない。
お願い、人、来ないで。
やる、やりたい。
コートを引っ張るのはきっかけだ。
あとは自分で脱いだ(と思う)。
無我夢中。
走ってる。
その間5m、約3秒。
ホテルの門をくぐり、入り口の手前で体を丸めてしゃがみ込む。
体が震えてるのは、寒いからか怖いからか、興奮しているからか。
しゃがんでるわたしに、那智さんがコートを掛けてくれる。
そのコートが優しくて、嬉しい。
ああ、那智さん、那智さん、わたし、やっちゃいました。
コートに腕を通してジタバタするわたしを見て、那智さんが笑う。
「そんな中まで入ったら、ホテルの監視カメラにばっちり映っちゃうよ。」
「えええ?そうなのですか?」
「当たり前じゃん。ホテルの門の手前くらいで止まると思ってたのに、どんどん中に入っちゃうんだもんな。」
案の定、見上げるとカメラがあった。
ああ、あれほど誰も来ないでと祈っていたわたしが、自らカメラに映りにいくなんて。
知らなかったとはいえ、ショック。
「そんなの常識」と那智さんは言うけれど、そういう常識、わたしにはないみたいです。
街中で下着姿で歩く。
かっこよくなんて、全然できない。
何より、ほんの数秒間のこと。
夢中で走って、その間の記憶や感覚は曖昧だ。
でも、いまでも、思い出す。
感覚はないけど、その姿を想像することはできるから。
あああ、なんてことしたのだろうと頭を抱えてしまいたくなるけど、でも、その姿は自己愛を満たし、「もっと」いう恐ろしい欲望が湧いてしまう。
だから、急いで蓋をする。
ときどき取り出しては、ひっそりと舐め。
すぐまた蓋をしてしまっておく。
甘い甘い蜜のよう。
あ、でも、実際、走ってる姿とか純粋にスタイルとか考えたら、自己愛もなにもないのですけどね^^;
ホワイトデーですね
独り言
書きたいことはないこともないのだけど、ちょっと疲れ果ててます。
問題が起きてました。
今回はいままででも最大級の問題でした。
それに関して、ここでお話しするつもりは、いまのところないので思わせぶりなこと書いてて申し訳ないのですが。
それにしても、疲れました。ね、那智さん。
心にシミを残さずに、お互いの思いや問題の本質を見つけながら解決していくこと。
「もういい、好きにしろ」と「わかりました、あなたの言う通りにします」と互いに投げ出すか押し殺すかしてしまったほうが、楽かもしれないと思うほど、とても疲れる作業でした。
でも、あきらめず、わかってわかってと伝え、絶対に「もやもや」が残ったままにしたくなかった。
そして、相手がなにを言いたいのか、一生懸命耳を傾けた。
それで、解決して。
そしたら、すごーく疲れてます。
那智さん、お疲れさまでした。
解決して、心にシミを残さずにあなたに抱かれることは、なんて幸せなこと。
でも、那智さん、今日、ホワイトデーだって、覚えてました?
みなさんのホワイトデーはいかがでしたか?
バレンタインデーよりさらに、どうでもいいって言えばどうでもいいけど、お菓子売り場の異常な男性濃度に、かえって微笑ましさまで感じます。
ホワイトデーのプレゼントをもらえなかったわたしは「那智さんも嫉妬による束縛をする」という、新しい発見をプレゼント代わりに持ち帰ります。
なんていうのは冗談で、シミ残さないようにしてくださって、ありがとうございました。
それが、一番のいただきものです^^
みなさんも、素敵なホワイトデーになりますように!!
ああ、疲れてて、なんか、ヘン^^;
書きたいことはないこともないのだけど、ちょっと疲れ果ててます。
問題が起きてました。
今回はいままででも最大級の問題でした。
それに関して、ここでお話しするつもりは、いまのところないので思わせぶりなこと書いてて申し訳ないのですが。
それにしても、疲れました。ね、那智さん。
心にシミを残さずに、お互いの思いや問題の本質を見つけながら解決していくこと。
「もういい、好きにしろ」と「わかりました、あなたの言う通りにします」と互いに投げ出すか押し殺すかしてしまったほうが、楽かもしれないと思うほど、とても疲れる作業でした。
でも、あきらめず、わかってわかってと伝え、絶対に「もやもや」が残ったままにしたくなかった。
そして、相手がなにを言いたいのか、一生懸命耳を傾けた。
それで、解決して。
そしたら、すごーく疲れてます。
那智さん、お疲れさまでした。
解決して、心にシミを残さずにあなたに抱かれることは、なんて幸せなこと。
でも、那智さん、今日、ホワイトデーだって、覚えてました?
みなさんのホワイトデーはいかがでしたか?
バレンタインデーよりさらに、どうでもいいって言えばどうでもいいけど、お菓子売り場の異常な男性濃度に、かえって微笑ましさまで感じます。
ホワイトデーのプレゼントをもらえなかったわたしは「那智さんも嫉妬による束縛をする」という、新しい発見をプレゼント代わりに持ち帰ります。
なんていうのは冗談で、シミ残さないようにしてくださって、ありがとうございました。
それが、一番のいただきものです^^
みなさんも、素敵なホワイトデーになりますように!!
ああ、疲れてて、なんか、ヘン^^;
ほろ酔いです
独り言
今日はこんな時間にビールを飲み、疲れ果てたことも相まって、なんだか良い気分♪
見に来てくださる方は、ノーマル?性癖嗜好のはっきりしてる方?
男の人?女の人?
父性を求めてる?依存心に共感くださってる?
わたしのブログは、いったいどんな方が読んで、どんな位置にいるのかしら。
なんてこと、ほろ酔いでカチカチと。
どんな嗜好か性別か、それはわかりませんが、わたしのエントリーを楽しんでくださっても掲示板にも足を運んでくださる方は、その中の何割くらいになるのでしょう?
もし、そこまで行くことがなかったのでしたら、たまにはご覧になってみてください。
そこには「生那智」さんが登場しています。
わたしのエントリーで散々「白馬に乗った王子様」として書かれている「那智さん」。
もちろん、わたしはそれを「りん子フィルター」と呼んでいて、わたしにとっての「すてきな那智さん」になってるわけですが、その那智さんがちょこちょこ登場しているのです。
特別すごいことは書いていないのですが、白馬の那智さんが普通の発言してるという面白さを味わってみてください。
で、わたしのエントリーは「はいはい、ノロケですね」でコメントしづらいかもしれないけど、掲示板の「生那智」の場に話しかけるのはハードル低いかも?しれないです。
あ、でも、わたしがお返事しちゃうかもですが。
いろんな方法で楽しんでくださいね。
ちなみに、掲示板で那智さんが反論してますが、「嫉妬による束縛」のエントリーはしない予定です。
嫉妬に狂いりん子を理不尽に束縛する那智さんで定着させようかと思ってます(笑)
ここにわたしが何を書こうが自由なので。
自由じゃなきゃやってられません^^
那智さんは、わたしとの問題解決に費やして、多分昨日のほぼ一日潰してます。
だから、今日はそのしわ寄せで、いまも孤軍奮闘中。
わたしが書くこと、もしかして掲示板をみなさんは楽しんでくださること、それらが那智さんのパワーになればいいなと思ってこんな更新…酔いながら(笑)
今日はこんな時間にビールを飲み、疲れ果てたことも相まって、なんだか良い気分♪
見に来てくださる方は、ノーマル?性癖嗜好のはっきりしてる方?
男の人?女の人?
父性を求めてる?依存心に共感くださってる?
わたしのブログは、いったいどんな方が読んで、どんな位置にいるのかしら。
なんてこと、ほろ酔いでカチカチと。
どんな嗜好か性別か、それはわかりませんが、わたしのエントリーを楽しんでくださっても掲示板にも足を運んでくださる方は、その中の何割くらいになるのでしょう?
もし、そこまで行くことがなかったのでしたら、たまにはご覧になってみてください。
そこには「生那智」さんが登場しています。
わたしのエントリーで散々「白馬に乗った王子様」として書かれている「那智さん」。
もちろん、わたしはそれを「りん子フィルター」と呼んでいて、わたしにとっての「すてきな那智さん」になってるわけですが、その那智さんがちょこちょこ登場しているのです。
特別すごいことは書いていないのですが、白馬の那智さんが普通の発言してるという面白さを味わってみてください。
で、わたしのエントリーは「はいはい、ノロケですね」でコメントしづらいかもしれないけど、掲示板の「生那智」の場に話しかけるのはハードル低いかも?しれないです。
あ、でも、わたしがお返事しちゃうかもですが。
いろんな方法で楽しんでくださいね。
ちなみに、掲示板で那智さんが反論してますが、「嫉妬による束縛」のエントリーはしない予定です。
嫉妬に狂いりん子を理不尽に束縛する那智さんで定着させようかと思ってます(笑)
ここにわたしが何を書こうが自由なので。
自由じゃなきゃやってられません^^
那智さんは、わたしとの問題解決に費やして、多分昨日のほぼ一日潰してます。
だから、今日はそのしわ寄せで、いまも孤軍奮闘中。
わたしが書くこと、もしかして掲示板をみなさんは楽しんでくださること、それらが那智さんのパワーになればいいなと思ってこんな更新…酔いながら(笑)