靴べら破壊
非日常的な日常]
わんこの尻尾を付けたまま、枕を抱えて畳の上にうつ伏せになる。
壁と那智さんと寝転ぶ私、その近くにテーブルがあるから、なんだかちょっと狭い。
痛くても、あまり暴れられないと思うだけで、それでけで恐い。
ワンピースをめくられて、露になったお尻に靴べらが振り下ろされた。
鞭ほどの衝撃はないけど、しならない固いプラスチックは皮膚を刺す痛さだ。
靴べらの細さが力を集中させて倍増する。
左右のお尻に固い痛さを浴びせ、それが今度は太腿に移動していく。
痛い、とても痛い。
皮膚にひびが入りそう、那智さん。
体に力を入れて、つま先でドンドンと床を叩いて、堪える。
さっきお外で四つん這いになってできた膝の擦り傷が、力を入れ床を踏み鳴らす度に、畳にこすれる。
そのおまけの痛さに気が散って、靴べらの痛さを堪えることが、余計に困難になってる。
「ああああ」
枕に顔を埋めて、声を上げる。
一定のリズムを刻むように、靴べらが振り下ろされた。
休む間もなく繰り返される痛みから逃れようと体を捻っても、リズムを刻むのは変わらない。
捻って表れた、腰骨や下腹部膝の裏側、お尻よりももっと痛い所を容赦なく同じリズムで刻む。
結局まだましな体勢に留まるしかなく、私はお尻を差し出す。
体を元に戻す時、那智さんを見る。
あまりに落ち着いたともすれば冷たいと思えるような表情に、とにかく甘えたくなって、上半身を折り曲げて那智さんにすがりつく。
靴べらを持っていないほうの腕で私を抱き寄せ、よしよしとしてくれる。
それは、もっと強く叩く合図。
甘く包んで、そして、強く叩く。
抱きしめられながら、一層の力を込めて叩かれる。
「うわあああああ」
膝の擦り傷が気にならなくなっている。
無意識に回避するようにしているかもしれないけど、もうわからない。
痛い、頭が変になりそう。
腰が振れる。
靴べらのリズムより少し早く、振れる。
もしかしたら擦り傷を畳に押し付けているかもしれない。
痛い、痛い、でも、もうなんだかわからない。
何かを手放してしまった瞬間。
「バキッ」と音がしたように感じた。
「ああ、折れちゃった。」
那智さんの言葉で我に返ると、そこには真ん中から2つに折れた靴べらがあった。
痛いはず。
折れるんだもの。
それとも分厚いと思っていたけど、所詮は100円ショップの品物ということなのかしら。
靴べらがなくなってしまったから、私を叩く道具が鞭か警棒か、那智さんの掌だけになってしまった。
どれがいいのかな〜。
あっ、そうそう蹴るで足もあった^^;
おかげさまで、書き溜めた分も3個目アップです。
明日で最後、ということは世のお仕事をされている人には申し訳ないけれどGWもおしまいで、那智さんが帰って来る〜♪
思い返せば「書き溜めてアップする」は、私用のカウントダウンだったみたい。
始まりは「更新できないから那智さんへのメールをアップ」回避で、「そうだ、那智さんをびっくりさせちゃえ」だったけど、結果的に「やっぱり私のおもちゃ」だったなぁ。
「うふふ、驚かしちゃえ!」と「ふぅ〜、私って頑張り屋さん♪」の自己満足!?
なにはともあれ、あと少し。
ホント、皆様のおかげです^^
わんこの尻尾を付けたまま、枕を抱えて畳の上にうつ伏せになる。
壁と那智さんと寝転ぶ私、その近くにテーブルがあるから、なんだかちょっと狭い。
痛くても、あまり暴れられないと思うだけで、それでけで恐い。
ワンピースをめくられて、露になったお尻に靴べらが振り下ろされた。
鞭ほどの衝撃はないけど、しならない固いプラスチックは皮膚を刺す痛さだ。
靴べらの細さが力を集中させて倍増する。
左右のお尻に固い痛さを浴びせ、それが今度は太腿に移動していく。
痛い、とても痛い。
皮膚にひびが入りそう、那智さん。
体に力を入れて、つま先でドンドンと床を叩いて、堪える。
さっきお外で四つん這いになってできた膝の擦り傷が、力を入れ床を踏み鳴らす度に、畳にこすれる。
そのおまけの痛さに気が散って、靴べらの痛さを堪えることが、余計に困難になってる。
「ああああ」
枕に顔を埋めて、声を上げる。
一定のリズムを刻むように、靴べらが振り下ろされた。
休む間もなく繰り返される痛みから逃れようと体を捻っても、リズムを刻むのは変わらない。
捻って表れた、腰骨や下腹部膝の裏側、お尻よりももっと痛い所を容赦なく同じリズムで刻む。
結局まだましな体勢に留まるしかなく、私はお尻を差し出す。
体を元に戻す時、那智さんを見る。
あまりに落ち着いたともすれば冷たいと思えるような表情に、とにかく甘えたくなって、上半身を折り曲げて那智さんにすがりつく。
靴べらを持っていないほうの腕で私を抱き寄せ、よしよしとしてくれる。
それは、もっと強く叩く合図。
甘く包んで、そして、強く叩く。
抱きしめられながら、一層の力を込めて叩かれる。
「うわあああああ」
膝の擦り傷が気にならなくなっている。
無意識に回避するようにしているかもしれないけど、もうわからない。
痛い、頭が変になりそう。
腰が振れる。
靴べらのリズムより少し早く、振れる。
もしかしたら擦り傷を畳に押し付けているかもしれない。
痛い、痛い、でも、もうなんだかわからない。
何かを手放してしまった瞬間。
「バキッ」と音がしたように感じた。
「ああ、折れちゃった。」
那智さんの言葉で我に返ると、そこには真ん中から2つに折れた靴べらがあった。
痛いはず。
折れるんだもの。
それとも分厚いと思っていたけど、所詮は100円ショップの品物ということなのかしら。
靴べらがなくなってしまったから、私を叩く道具が鞭か警棒か、那智さんの掌だけになってしまった。
どれがいいのかな〜。
あっ、そうそう蹴るで足もあった^^;
おかげさまで、書き溜めた分も3個目アップです。
明日で最後、ということは世のお仕事をされている人には申し訳ないけれどGWもおしまいで、那智さんが帰って来る〜♪
思い返せば「書き溜めてアップする」は、私用のカウントダウンだったみたい。
始まりは「更新できないから那智さんへのメールをアップ」回避で、「そうだ、那智さんをびっくりさせちゃえ」だったけど、結果的に「やっぱり私のおもちゃ」だったなぁ。
「うふふ、驚かしちゃえ!」と「ふぅ〜、私って頑張り屋さん♪」の自己満足!?
なにはともあれ、あと少し。
ホント、皆様のおかげです^^
いっぱいいっぱいな感じ^^;
独特な幸福感
那智さんの声が好き。
長年の喫煙のせいか、少ししゃがれた声が好き。
その声で私の名を呼んでもらうのが好き。
「私は誰のもの?」と聞いて「俺の物」って答える声が好き。
滅多に声を立てて笑わない那智さんの笑い声が好き。
那智さんの手が好き。
同じ場所にほくろのような刺青があって、でも、那智さんのほうがちょっと大きい。
怖がりな私は、彫り師の人に「もうひと彫りします?」聞かれて、いえ、けっこうですと断ってしまったから、ほんの少し小さいの。
その手が好き。
抱きしめて髪を撫でる、わんこの首筋を撫でる、その手が好き。
感情が上下しないところが好き。
揺るぎないところが好き。
真摯なところが好き。
私より背の低い40半ばのおじさんだけど、時々ユニークな考え方をして驚かされるけど、からかわれて「いやっ」と思ったりするけど、那智さんが好き。
「しょーがねーなー」ってやってくれるのが好き。
「だめー」って、やってくれないところが好き。
「どうした?」って聞いてくれるのが好き。
那智さんといると安心する。
那智さんがいると幸せ。
私もあなたの幸せの素でいる、いるはず。
那智さんは、私の愛する人。
那智さんは、私の道標。
那智さんは、お父さん。
私はあなたのもの。
明日、那智さんが帰ってくる。
やっと声が聞ける。
大好きな声が聞ける。
おかえりなさいませ。
いい子にしていました。
寂しさを、何かに当たることで紛らわしたりしないようにと言われた通りに、いい子にしていました。
おかえりなさい、那智さん。
盛り上がって書いてますが、これは書き溜め。(しかもちょっとネタ尽き感)
これを書いているのは、出発当日。
全然おかえりなさいじゃなーい。
果たして、これを表に出すとき、私はいい子でしたと胸を張っていられるでしょか!?
那智さんの声が好き。
長年の喫煙のせいか、少ししゃがれた声が好き。
その声で私の名を呼んでもらうのが好き。
「私は誰のもの?」と聞いて「俺の物」って答える声が好き。
滅多に声を立てて笑わない那智さんの笑い声が好き。
那智さんの手が好き。
同じ場所にほくろのような刺青があって、でも、那智さんのほうがちょっと大きい。
怖がりな私は、彫り師の人に「もうひと彫りします?」聞かれて、いえ、けっこうですと断ってしまったから、ほんの少し小さいの。
その手が好き。
抱きしめて髪を撫でる、わんこの首筋を撫でる、その手が好き。
感情が上下しないところが好き。
揺るぎないところが好き。
真摯なところが好き。
私より背の低い40半ばのおじさんだけど、時々ユニークな考え方をして驚かされるけど、からかわれて「いやっ」と思ったりするけど、那智さんが好き。
「しょーがねーなー」ってやってくれるのが好き。
「だめー」って、やってくれないところが好き。
「どうした?」って聞いてくれるのが好き。
那智さんといると安心する。
那智さんがいると幸せ。
私もあなたの幸せの素でいる、いるはず。
那智さんは、私の愛する人。
那智さんは、私の道標。
那智さんは、お父さん。
私はあなたのもの。
明日、那智さんが帰ってくる。
やっと声が聞ける。
大好きな声が聞ける。
おかえりなさいませ。
いい子にしていました。
寂しさを、何かに当たることで紛らわしたりしないようにと言われた通りに、いい子にしていました。
おかえりなさい、那智さん。
盛り上がって書いてますが、これは書き溜め。(しかもちょっとネタ尽き感)
これを書いているのは、出発当日。
全然おかえりなさいじゃなーい。
果たして、これを表に出すとき、私はいい子でしたと胸を張っていられるでしょか!?
please help me
独り言
こんな結末が待っていようとは!!
今日那智さんが帰国。
到着は夕方だから、昼間にゆっくり更新でもして家事もちょっとして(笑)図書館で借りた本でも読んで淡々と時間を過ごそう。
GWで、出張に行っていなくても連絡取りづらいから、思ったよりこの数日の音沙汰なしは耐えられた。
もしかしたら、通常通り家族が誰もいなくなるこの最終日の夕方までが一番待ち遠しく酸素不足を感じるかもしれない。
だから、淡々と過ごそう。
そうすれば、時間は確実に進んでくれて、メールやお電話で繋がれる時は来るはずだ。
甘美な待機時間にしよう。
なんて、思っていたのに。
いま私は一人じゃなーい。
有り体に言えば(ほんとは、こういうことぼやかしたいけど、今日はもういい!!)、夫が体調不良のため今日は出勤しなかったのです。
ああ、助けて。
体調不良の夫を責める気はない。
責めちゃいけない。
私は家族として、人として、具合の悪い人を労るのだ。
だけど、ここではいいよね!?
リアルタイムの嘆きを許して。
今日は那智さんの声、聞けないよ〜。
GWも更新して、それに対する何かリアクションも聞けない。
待っていたのに〜。
数日間意外に平気だったのに、ここに来て一気に大津波、大寒波、オゾン層破壊。
出発する前に、那智さんが冗談で言ってた。
不在の寂しさを紛らわすために、うっとうしくいままでコメントくださった方々に訴えて助けてもらえば?と。
「○○さ〜ん、かまって〜。△△さ〜ん、つまらないよ〜。」って(笑)
さすがに名指しでそれはできないですよ〜、なんて笑っていた。
おかげさまで、この数日間かまっていただけてそれを行使せずにすんでいました。(感謝、感謝)
でも、まさかそれが現実のものになってしまうとは!!!
「寂しいよぉ、つまんないよぉ」
どなたか哀れなりん子に、清き一票、いや違う、『愛のひとかまい』をお願いします〜。
お題なしの「かまえ」ほど、難しいことないですよね、でも、かまって、酸素ちょうだい♪
こんな結末が待っていようとは!!
今日那智さんが帰国。
到着は夕方だから、昼間にゆっくり更新でもして家事もちょっとして(笑)図書館で借りた本でも読んで淡々と時間を過ごそう。
GWで、出張に行っていなくても連絡取りづらいから、思ったよりこの数日の音沙汰なしは耐えられた。
もしかしたら、通常通り家族が誰もいなくなるこの最終日の夕方までが一番待ち遠しく酸素不足を感じるかもしれない。
だから、淡々と過ごそう。
そうすれば、時間は確実に進んでくれて、メールやお電話で繋がれる時は来るはずだ。
甘美な待機時間にしよう。
なんて、思っていたのに。
いま私は一人じゃなーい。
有り体に言えば(ほんとは、こういうことぼやかしたいけど、今日はもういい!!)、夫が体調不良のため今日は出勤しなかったのです。
ああ、助けて。
体調不良の夫を責める気はない。
責めちゃいけない。
私は家族として、人として、具合の悪い人を労るのだ。
だけど、ここではいいよね!?
リアルタイムの嘆きを許して。
今日は那智さんの声、聞けないよ〜。
GWも更新して、それに対する何かリアクションも聞けない。
待っていたのに〜。
数日間意外に平気だったのに、ここに来て一気に大津波、大寒波、オゾン層破壊。
出発する前に、那智さんが冗談で言ってた。
不在の寂しさを紛らわすために、うっとうしくいままでコメントくださった方々に訴えて助けてもらえば?と。
「○○さ〜ん、かまって〜。△△さ〜ん、つまらないよ〜。」って(笑)
さすがに名指しでそれはできないですよ〜、なんて笑っていた。
おかげさまで、この数日間かまっていただけてそれを行使せずにすんでいました。(感謝、感謝)
でも、まさかそれが現実のものになってしまうとは!!!
「寂しいよぉ、つまんないよぉ」
どなたか哀れなりん子に、清き一票、いや違う、『愛のひとかまい』をお願いします〜。
お題なしの「かまえ」ほど、難しいことないですよね、でも、かまって、酸素ちょうだい♪
素直に伝えるということ
りん子的独り言(エラそう)
父性の海に抱かれながら、心の中のことを素直に伝える。
なんとも魅力的なこと。
それはいやだとか、それは傷つくとか、悲しいとか。
私のように、自分にとって不快に思うという感情を相手に伝えるのが苦手で、それを伝えるくらいならその関係が深まらなくてもかまわないと思ってしまうような女には、それらを素直に伝えられるということは、新しい世界が開けたようでとてもとても魅力的な魔法のようだ。
だけど、それは、なんでも解決「ドラえもんのポケット」だけではない、労力もいるのだ。
もちろん圧倒的に「幸せ甘受」の方が大きいのはわかってるけど、あえて(?)魔法じゃないところも、ちょっと披露。
まず、負の感情を出し慣れていない、故の生みの苦労(?)。
「ああ、それは悲しい」と思っても、「いま忙しそうだし…」とか「この前もぐずってしまったし…」とか、何か障害があるとついいつものクセで「いいや、私が我慢すれば」「黙っとくほうがいいかも」と、逃げ腰になってしまう。
でも、それは心に小さくシミを残すことになって、いままでの失敗を繰り返してしまうだけ。
だから、慣れないことを「えいっ」とする苦労。
いま忙しいなら、諦めずに「悲しい」を保存しておいてでも、ちゃんと伝える。
誰でも負の感情を伝えることはパワーがいるはず、さらにそれが特に苦手な私は逃げてしまったほうが楽だったりもする。
それを、踏み止まって、深呼吸して「えいっ」と、生む。
もうひとつ、伝えることに段々慣れてきて、それを受け止めてもらえていると、今度はエスカレートしてしまう危惧。
受け止めてもらえると言っても「なんでもいいよ〜」というのではない。
存在を肯定した状態で、冷静に判断を下すというような感じ。
だから、間違ってるときはそう言われるし、「ふ〜ん」ですまされてしまうこともある。
それでも上下しない感情で「受け止める」姿勢を取り続けてくれることには、感謝しつつもつい甘えが出てしまうのだ。
悲しいことを悲しいと、怒ってることを怒ってると素直に伝えることと、その負の感情をぶつけて発散することを混同してしまってはいけないのだ。
つい受け止めてもらえることをいいことに、「那智さんを傷つけたく」なってしまう。
その悲しみが那智さんの言動や誤解など直接の原因であっても、それ以外の私のバイオリズムのせいでも、素直に伝えるという大義名分を掲げて「八つ当たり」をしてしまいたくなる。
そこで、また踏み止まる。
私がしなければならないことは、心を伝えること、故意に傷つけることを言ったり八つ当たりしたりは、心じゃなくて、発散方法だ。
そして、そういう方法で発散しても、何も残らない。
だから、勢いで言ってしまいたくなる理不尽な言動をグッと堪えて、心を伝える。
それでも、人間は感情の生き物。
頭でわかっていても、どうしても理不尽をぶつけたくなってしまうこともある。
だから、そういうときは「ごめんなさい、理不尽なこと言います」と言ってから、筋の通らないわがままや八つ当たりをするのだ(笑)
受け入れてくれることに対する自制。
これもけっこうパワーがいる。
甘えるも悲しいも頭に来ているも言う、しゃくりあげて泣いて訴えてもいい。
でも、それを発散にしない。
心がけてること。
メソメソもグズグズも変態も、全部ひっくるめて愛してもらうんだから、これくらいの自制はしなくちゃ、なのです^^;
父性の海に抱かれて素直に心を伝えることの代え難い魅力のために、ほんの少しの努力がいるのでした。
父性の海に抱かれながら、心の中のことを素直に伝える。
なんとも魅力的なこと。
それはいやだとか、それは傷つくとか、悲しいとか。
私のように、自分にとって不快に思うという感情を相手に伝えるのが苦手で、それを伝えるくらいならその関係が深まらなくてもかまわないと思ってしまうような女には、それらを素直に伝えられるということは、新しい世界が開けたようでとてもとても魅力的な魔法のようだ。
だけど、それは、なんでも解決「ドラえもんのポケット」だけではない、労力もいるのだ。
もちろん圧倒的に「幸せ甘受」の方が大きいのはわかってるけど、あえて(?)魔法じゃないところも、ちょっと披露。
まず、負の感情を出し慣れていない、故の生みの苦労(?)。
「ああ、それは悲しい」と思っても、「いま忙しそうだし…」とか「この前もぐずってしまったし…」とか、何か障害があるとついいつものクセで「いいや、私が我慢すれば」「黙っとくほうがいいかも」と、逃げ腰になってしまう。
でも、それは心に小さくシミを残すことになって、いままでの失敗を繰り返してしまうだけ。
だから、慣れないことを「えいっ」とする苦労。
いま忙しいなら、諦めずに「悲しい」を保存しておいてでも、ちゃんと伝える。
誰でも負の感情を伝えることはパワーがいるはず、さらにそれが特に苦手な私は逃げてしまったほうが楽だったりもする。
それを、踏み止まって、深呼吸して「えいっ」と、生む。
もうひとつ、伝えることに段々慣れてきて、それを受け止めてもらえていると、今度はエスカレートしてしまう危惧。
受け止めてもらえると言っても「なんでもいいよ〜」というのではない。
存在を肯定した状態で、冷静に判断を下すというような感じ。
だから、間違ってるときはそう言われるし、「ふ〜ん」ですまされてしまうこともある。
それでも上下しない感情で「受け止める」姿勢を取り続けてくれることには、感謝しつつもつい甘えが出てしまうのだ。
悲しいことを悲しいと、怒ってることを怒ってると素直に伝えることと、その負の感情をぶつけて発散することを混同してしまってはいけないのだ。
つい受け止めてもらえることをいいことに、「那智さんを傷つけたく」なってしまう。
その悲しみが那智さんの言動や誤解など直接の原因であっても、それ以外の私のバイオリズムのせいでも、素直に伝えるという大義名分を掲げて「八つ当たり」をしてしまいたくなる。
そこで、また踏み止まる。
私がしなければならないことは、心を伝えること、故意に傷つけることを言ったり八つ当たりしたりは、心じゃなくて、発散方法だ。
そして、そういう方法で発散しても、何も残らない。
だから、勢いで言ってしまいたくなる理不尽な言動をグッと堪えて、心を伝える。
それでも、人間は感情の生き物。
頭でわかっていても、どうしても理不尽をぶつけたくなってしまうこともある。
だから、そういうときは「ごめんなさい、理不尽なこと言います」と言ってから、筋の通らないわがままや八つ当たりをするのだ(笑)
受け入れてくれることに対する自制。
これもけっこうパワーがいる。
甘えるも悲しいも頭に来ているも言う、しゃくりあげて泣いて訴えてもいい。
でも、それを発散にしない。
心がけてること。
メソメソもグズグズも変態も、全部ひっくるめて愛してもらうんだから、これくらいの自制はしなくちゃ、なのです^^;
父性の海に抱かれて素直に心を伝えることの代え難い魅力のために、ほんの少しの努力がいるのでした。
日頃の恨み?
非日常的な日常
ソファに並んで腰掛けている。
髪を鷲掴みされて、那智さんの方を向かせられる。
首の後を追うように体も那智さんに向ける。
目の前に那智さんの顔。
ぐっと引き寄せられて、至近距離。
くちびるが触れるか触れないかのところで、止められる。
キスしてくれる。
期待して待ち受ける。
でも、そこから動いてくれない。
ああ、キスしてほしい。
待ち受ける表情を作ってしまったことが恥ずかしくてうつむく。
今度は髪を後ろに引かれ、顔を上げさせられる。
恥ずかしい。
キスを期待して待ってしまったことが恥ずかしい。
髪を引かれただけで、感じはじめている。
また、くちびるが近付く。
キスしてほしい。
でも、それと同じくらい、髪を引っ張られていることが嬉しい。
右手がくちびるに伸びた。
髪を掴まれたまま、ビンタ。
バシンという音と共に、顔が右に振れる。
痛い、そして、顔をぶたれるということは、それだけで恐怖。
手を持ち替えて、右の頬。
一回目は打つ位置がずれたみたい。
それほど痛くなかった。
もう一度、右頬。
今度はクリーンヒット。
脳みそがぐわーんと揺さぶられる。
痛くて恐いくせに、私はもううっとりとしている。
「んっ、んっ」となにか言いたげに、呻いている。
また、乱暴に髪を引かれた。
崩れるようにソファから転げ落ちて、床にペタリと座る。
乱暴にされるのが嬉しい。
立ち上がった那智さんを見上げる。
正座を崩して(女座りっていうの?)座っている私のすぐそばに立ち、見下ろす。
那智さんの足が確認するように私の太腿に乗せられる。
革靴の冷たい固さ。
それでぐいぐいと踏みつけられた。
ああ、嬉しい。
酷い扱いが嬉しい。
テーブルとソファの背もたれに手を置き力を加減しながら、徐々に太腿に乗せた右足に体重を掛けていく。
重い。
筋が潰されるような、皮膚が引きつるような痛さだ。
鈍い、でも確実な痛さが私を襲う。
これがこの先どれほど続いて、どれほど強くなっていくのか、わからなくて恐い。
顔を上げる。
真上に那智さんの覗き込む顔。
見つめ合う。
この時、那智さんの瞳に吸い込まれそうになりながら、私はどんなに望んだことか、唾を垂らしてほしい、と。
体重を掛けながら、ぐりぐりと踏みつけられる。
酷くされて幸せだ。
「立って」
ジーンズと下着を下げ那智さんに背を向けて、立つ。
おまんこやクリトリスを触られて、もう立っていられないほど気持ちいい。
ドアの外が見える。
ガラスでできたドア。
模様が入っていて、その模様の部分だけ磨りガラスになっている。
向かい側の同じドアから、外の光が差し込んでる。
その横にはエレベーター、下の階で停止しているのを表示している。
どうか、エレベーターが動きませんように。
誰も上がってきませんように。
そう、ここはお昼のカラオケBOX。
差し込む光の明るさとエレベーターの表示のランプが、頬を張られるには相応しくない状況を表している。
剥き出しになったお尻に平手。
ビシッという音も、私の呻き声も、きっと外に聞こえているはずだ。
幸い、このフロアには人がいなかった。
だから、声を出すこともためらいは少ない。
このまま誰も上がってきませんように。
那智さんの指がお尻の穴にも入ってきた。
もう気持ち良くて、どこをどう触っているのかわからない。
どこが気持ちいいのか、どこで感じているのか、わからない。
「誰か上がって来ないかな。」
「ダメ…。」
「りん子見られるの好きだろう?」
必死に首を振る。
でも、ちゃんと否定の首振りができているか、自信がない。
「男と女、どっちに見られたい?」
「…どっちも、ダメ…です。」
「なあ、男と女、どっちがいい。」
「ああ、那智さん、いってもいいですか?」
「ダメだよ、どっちがいい?」
「……男の人です…。いってもいいですか?」
「いいよ。」
汗と体液でビショビショになって、テーブルに手を付き腰を振っていく。
動かないエレベーターの数字がどんどん遠ざかって行くようだった。
汗を拭いて、ふと思い付いたことを聞いてみる。
「那智さん、今日のことどんな気持ちでしてました?」
「どんなって、可愛がってたよ。」
「1から10まで、全部可愛がる気持ち?」
「そうだよ。なにを今更?(笑)」
だって、よく考えたら、髪引っ張ってビンタして、引きずり倒して踏みつけて乗って、よ?
これを100%「可愛がる」から派生しているという精神構造が、不思議だったのだ。
もしかして、わずかに憎しみ込めてない!?(笑)
「いつも手ぇ掛けさせやがって〜」って。
ソファに並んで腰掛けている。
髪を鷲掴みされて、那智さんの方を向かせられる。
首の後を追うように体も那智さんに向ける。
目の前に那智さんの顔。
ぐっと引き寄せられて、至近距離。
くちびるが触れるか触れないかのところで、止められる。
キスしてくれる。
期待して待ち受ける。
でも、そこから動いてくれない。
ああ、キスしてほしい。
待ち受ける表情を作ってしまったことが恥ずかしくてうつむく。
今度は髪を後ろに引かれ、顔を上げさせられる。
恥ずかしい。
キスを期待して待ってしまったことが恥ずかしい。
髪を引かれただけで、感じはじめている。
また、くちびるが近付く。
キスしてほしい。
でも、それと同じくらい、髪を引っ張られていることが嬉しい。
右手がくちびるに伸びた。
髪を掴まれたまま、ビンタ。
バシンという音と共に、顔が右に振れる。
痛い、そして、顔をぶたれるということは、それだけで恐怖。
手を持ち替えて、右の頬。
一回目は打つ位置がずれたみたい。
それほど痛くなかった。
もう一度、右頬。
今度はクリーンヒット。
脳みそがぐわーんと揺さぶられる。
痛くて恐いくせに、私はもううっとりとしている。
「んっ、んっ」となにか言いたげに、呻いている。
また、乱暴に髪を引かれた。
崩れるようにソファから転げ落ちて、床にペタリと座る。
乱暴にされるのが嬉しい。
立ち上がった那智さんを見上げる。
正座を崩して(女座りっていうの?)座っている私のすぐそばに立ち、見下ろす。
那智さんの足が確認するように私の太腿に乗せられる。
革靴の冷たい固さ。
それでぐいぐいと踏みつけられた。
ああ、嬉しい。
酷い扱いが嬉しい。
テーブルとソファの背もたれに手を置き力を加減しながら、徐々に太腿に乗せた右足に体重を掛けていく。
重い。
筋が潰されるような、皮膚が引きつるような痛さだ。
鈍い、でも確実な痛さが私を襲う。
これがこの先どれほど続いて、どれほど強くなっていくのか、わからなくて恐い。
顔を上げる。
真上に那智さんの覗き込む顔。
見つめ合う。
この時、那智さんの瞳に吸い込まれそうになりながら、私はどんなに望んだことか、唾を垂らしてほしい、と。
体重を掛けながら、ぐりぐりと踏みつけられる。
酷くされて幸せだ。
「立って」
ジーンズと下着を下げ那智さんに背を向けて、立つ。
おまんこやクリトリスを触られて、もう立っていられないほど気持ちいい。
ドアの外が見える。
ガラスでできたドア。
模様が入っていて、その模様の部分だけ磨りガラスになっている。
向かい側の同じドアから、外の光が差し込んでる。
その横にはエレベーター、下の階で停止しているのを表示している。
どうか、エレベーターが動きませんように。
誰も上がってきませんように。
そう、ここはお昼のカラオケBOX。
差し込む光の明るさとエレベーターの表示のランプが、頬を張られるには相応しくない状況を表している。
剥き出しになったお尻に平手。
ビシッという音も、私の呻き声も、きっと外に聞こえているはずだ。
幸い、このフロアには人がいなかった。
だから、声を出すこともためらいは少ない。
このまま誰も上がってきませんように。
那智さんの指がお尻の穴にも入ってきた。
もう気持ち良くて、どこをどう触っているのかわからない。
どこが気持ちいいのか、どこで感じているのか、わからない。
「誰か上がって来ないかな。」
「ダメ…。」
「りん子見られるの好きだろう?」
必死に首を振る。
でも、ちゃんと否定の首振りができているか、自信がない。
「男と女、どっちに見られたい?」
「…どっちも、ダメ…です。」
「なあ、男と女、どっちがいい。」
「ああ、那智さん、いってもいいですか?」
「ダメだよ、どっちがいい?」
「……男の人です…。いってもいいですか?」
「いいよ。」
汗と体液でビショビショになって、テーブルに手を付き腰を振っていく。
動かないエレベーターの数字がどんどん遠ざかって行くようだった。
汗を拭いて、ふと思い付いたことを聞いてみる。
「那智さん、今日のことどんな気持ちでしてました?」
「どんなって、可愛がってたよ。」
「1から10まで、全部可愛がる気持ち?」
「そうだよ。なにを今更?(笑)」
だって、よく考えたら、髪引っ張ってビンタして、引きずり倒して踏みつけて乗って、よ?
これを100%「可愛がる」から派生しているという精神構造が、不思議だったのだ。
もしかして、わずかに憎しみ込めてない!?(笑)
「いつも手ぇ掛けさせやがって〜」って。