別なりん子1
独り言
K君と別れて、Yさんと半彼女状態だったころ、そのYさんと仲間たちに、当時大盛況だった「ディスコ」に連れて行ってもらった。(登場人物に関して興味のある方は「過去の恋愛」や「怒らない私」シリーズをご覧ください。もう年表作ろうかしら!)
内蔵を揺さぶる大音響、悪趣味なほどの豪華絢爛なインテリア、制服ごとに階級が決まってる黒服と呼ばれる男性店員。
何もかもが「大人の世界」。
遊びを覚えはじめた20そこそこの私には、それらが目映いばかりに輝いて見えた。
それをきっかけに私はそのディスコに時々遊びに行くようになる。
Yさんとやっと彼女になれた、でも、すぐ彼の心がS子さんに向かってしまったつらい時期、それを紛らわすように、私はたくさん遊んだ。
お酒を飲んで酔っぱらい、家に帰ってそのまま布団に倒れ込み眠る。
朝になればまたYさんのことでつらくなるのはわかっていたけど、それでも眠りに落ちながら「お酒って、一瞬紛らわしてくれるな〜」と寂しく感心しているような日を過ごしていた。
その遊びにディスコも入っていた。
その場所を私はとてもお気に入りになって、Yさんがまた私がいいと言ってくれていてからも、もちろんYさん公認で友人たちと一緒に遊びに行っていたのだ。
エレベーターガールの派手な女の子が数人、何度か通えば当然お店の人とも顔見知りになる。
特に、私とあと2人くらいは、週一回くらいは行っていたから、お馴染み。
私の勤めていた百貨店の定休日前日の曜日が、たまたま「サービスDAY」で、メンバーズカードを持っていれば女性は1000円だったのだ。
それで、ちょっと飲んでちょっと食べれる^^
だから、「明日はお休み〜、Yさんは麻雀」って日はだいたい遊びに行っていた。
常連。
メンバーズカードを忘れても会員価格。
通される席は、だいたい決まってる。
最初にビールを一杯。
ジャラジャラと派手で下品なアクセサリーをこれでもかってほど飾って、ミニスカートから伸びた足を組む。
一息ついたらリクエストカードに、いつも同じ曲をふたつ「りん子」と書いてBOXに入れる。
まだ混み合う前のおとなしい店内、音量もテンポもおとなしめ。
ほどなくしてDJの「りん子さんのリクエストで」という声で私の好きな曲が流れ始める。
それを合図にしたように、証明も音量も派手になっていく。
楽しい時間の幕開け。
でも、他のそういう場所をほとんど知らないからなんとも言えないのだけど、まだ「ジュリアナ」とかが流行るすこーし前のディスコは良く言えば「ほのぼの」していた。
扇子を持って下着が見えそうな服をきて腰をくねらせるイメージの「お立ち台ギャル」が話題になる少し前で、もちろん体に張り付くような服を着て派手にしているときもあるけど、ジーンズにスニーカーなんてときもあった。
中には、ナンパとか黒服と恋愛とかもあったと思うのだけど、私と友人たちにはそんな空気はなくて、もうね、スポーツ(笑)
いまでいう「パラパラ」のはしりで、曲に合わせて振りがあるのね。
それをいち早く習得して「どうだ〜」って披露する。
もう汗だくで友達と合わせる。
盆踊りとかフォークダンス状態^^;
大音響の中の深夜のフォークダンスは、すごく気持ちいい。
しかも、ダンスフロアの四隅にある半畳くらいのお立ち台に乗ってそれをするの。(ああ、恥ずかしい^^;)
隣や向かいに乗ってる友達とちゃんと合ったときなんかは、もう気分すっきり。
振りを知らないフロアで踊る人たちは私たちを見上げてマネをする。
もう、その快感といったら…。
「私について来なさーい!」って感じ。(は〜、書いてて赤面です)
その快感が病みつきになってるから、ナンパなんかされないし、黒服とも恋愛なんて興味なーし!!
軽い「ランナーズハイ」状態。
最後までいて、深夜の街に放り出される。
そのディスコは二部制みたいになっていて、その「ノリノリ」健全タイムから、後半はもう少し雰囲気が変わるのだ。
夜のお仕事をしている女性の早めの仕事帰りの遊び場になる後半の前に、一部は終了。
そこで、私たちは外に出る。
販売機でコーラを買って「はあ〜疲れたね〜」「楽しかったね〜」とか言いながら友達と別れる。
部活動帰りの高校生みたい。
いろんなイベントもあった。
大晦日のカウントダウンやクリスマス。
なかでもハロウィンのの時は、ちょっと力がはいっちゃう。
仮装して出かけるの。
黒服も何かしらの仕掛けをしていて、男性客のなかにはふざけて全身タイツの人もいたり。
私たちは6人くらいで、衣替えして着なくなったエレベーターガールの制服を着て手袋をはめて、髪はスカーフやリボンやカチューシャで思い思いに飾り立てて出かけていった。
同じ制服が6人も揃うとけっこう圧巻で、もう自己満足の世界(笑)
お立ち台に乗って良い気分でいたら、無理矢理割り込んで乗って来た女の子が思い切り私を押し、私はよろけて「あ〜れ〜」と大勢の人が踊る中に堕ちていってしまった。
そばにいた友達は怒りまくっていたけど、私は「まあ、目立ったからいいか!」くらいに能天気に思っていた。
しかも、後日制服を外に持ち出したことが上司に知られて、厳重注意されたというおまけ付きのハロウィンの思い出。
そんな健全な夜遊びをしていたハロウィンパーティの翌週、私は一人の男の子と出会った。
K君と別れて、Yさんと半彼女状態だったころ、そのYさんと仲間たちに、当時大盛況だった「ディスコ」に連れて行ってもらった。(登場人物に関して興味のある方は「過去の恋愛」や「怒らない私」シリーズをご覧ください。もう年表作ろうかしら!)
内蔵を揺さぶる大音響、悪趣味なほどの豪華絢爛なインテリア、制服ごとに階級が決まってる黒服と呼ばれる男性店員。
何もかもが「大人の世界」。
遊びを覚えはじめた20そこそこの私には、それらが目映いばかりに輝いて見えた。
それをきっかけに私はそのディスコに時々遊びに行くようになる。
Yさんとやっと彼女になれた、でも、すぐ彼の心がS子さんに向かってしまったつらい時期、それを紛らわすように、私はたくさん遊んだ。
お酒を飲んで酔っぱらい、家に帰ってそのまま布団に倒れ込み眠る。
朝になればまたYさんのことでつらくなるのはわかっていたけど、それでも眠りに落ちながら「お酒って、一瞬紛らわしてくれるな〜」と寂しく感心しているような日を過ごしていた。
その遊びにディスコも入っていた。
その場所を私はとてもお気に入りになって、Yさんがまた私がいいと言ってくれていてからも、もちろんYさん公認で友人たちと一緒に遊びに行っていたのだ。
エレベーターガールの派手な女の子が数人、何度か通えば当然お店の人とも顔見知りになる。
特に、私とあと2人くらいは、週一回くらいは行っていたから、お馴染み。
私の勤めていた百貨店の定休日前日の曜日が、たまたま「サービスDAY」で、メンバーズカードを持っていれば女性は1000円だったのだ。
それで、ちょっと飲んでちょっと食べれる^^
だから、「明日はお休み〜、Yさんは麻雀」って日はだいたい遊びに行っていた。
常連。
メンバーズカードを忘れても会員価格。
通される席は、だいたい決まってる。
最初にビールを一杯。
ジャラジャラと派手で下品なアクセサリーをこれでもかってほど飾って、ミニスカートから伸びた足を組む。
一息ついたらリクエストカードに、いつも同じ曲をふたつ「りん子」と書いてBOXに入れる。
まだ混み合う前のおとなしい店内、音量もテンポもおとなしめ。
ほどなくしてDJの「りん子さんのリクエストで」という声で私の好きな曲が流れ始める。
それを合図にしたように、証明も音量も派手になっていく。
楽しい時間の幕開け。
でも、他のそういう場所をほとんど知らないからなんとも言えないのだけど、まだ「ジュリアナ」とかが流行るすこーし前のディスコは良く言えば「ほのぼの」していた。
扇子を持って下着が見えそうな服をきて腰をくねらせるイメージの「お立ち台ギャル」が話題になる少し前で、もちろん体に張り付くような服を着て派手にしているときもあるけど、ジーンズにスニーカーなんてときもあった。
中には、ナンパとか黒服と恋愛とかもあったと思うのだけど、私と友人たちにはそんな空気はなくて、もうね、スポーツ(笑)
いまでいう「パラパラ」のはしりで、曲に合わせて振りがあるのね。
それをいち早く習得して「どうだ〜」って披露する。
もう汗だくで友達と合わせる。
盆踊りとかフォークダンス状態^^;
大音響の中の深夜のフォークダンスは、すごく気持ちいい。
しかも、ダンスフロアの四隅にある半畳くらいのお立ち台に乗ってそれをするの。(ああ、恥ずかしい^^;)
隣や向かいに乗ってる友達とちゃんと合ったときなんかは、もう気分すっきり。
振りを知らないフロアで踊る人たちは私たちを見上げてマネをする。
もう、その快感といったら…。
「私について来なさーい!」って感じ。(は〜、書いてて赤面です)
その快感が病みつきになってるから、ナンパなんかされないし、黒服とも恋愛なんて興味なーし!!
軽い「ランナーズハイ」状態。
最後までいて、深夜の街に放り出される。
そのディスコは二部制みたいになっていて、その「ノリノリ」健全タイムから、後半はもう少し雰囲気が変わるのだ。
夜のお仕事をしている女性の早めの仕事帰りの遊び場になる後半の前に、一部は終了。
そこで、私たちは外に出る。
販売機でコーラを買って「はあ〜疲れたね〜」「楽しかったね〜」とか言いながら友達と別れる。
部活動帰りの高校生みたい。
いろんなイベントもあった。
大晦日のカウントダウンやクリスマス。
なかでもハロウィンのの時は、ちょっと力がはいっちゃう。
仮装して出かけるの。
黒服も何かしらの仕掛けをしていて、男性客のなかにはふざけて全身タイツの人もいたり。
私たちは6人くらいで、衣替えして着なくなったエレベーターガールの制服を着て手袋をはめて、髪はスカーフやリボンやカチューシャで思い思いに飾り立てて出かけていった。
同じ制服が6人も揃うとけっこう圧巻で、もう自己満足の世界(笑)
お立ち台に乗って良い気分でいたら、無理矢理割り込んで乗って来た女の子が思い切り私を押し、私はよろけて「あ〜れ〜」と大勢の人が踊る中に堕ちていってしまった。
そばにいた友達は怒りまくっていたけど、私は「まあ、目立ったからいいか!」くらいに能天気に思っていた。
しかも、後日制服を外に持ち出したことが上司に知られて、厳重注意されたというおまけ付きのハロウィンの思い出。
そんな健全な夜遊びをしていたハロウィンパーティの翌週、私は一人の男の子と出会った。