駅のホーム
非日常的な日常
駐車場の営業終了のアナウンスが流れはじめた。
それを合図に、現実に引き戻される。
身支度を整えて急いで階段を上がり地上に出る。
階段を上りながら、自分がノーパンのままだったということに気付いて、ちょっと焦る。
脱いだ下着はバッグの中だ。
どうしようか、一瞬悩んだけど近くにトイレは見当たらないし、とりあえずそのままにしてしまう。
飲み物を買って繁華街のベンチに腰掛けながら、ちょっと真面目なお話しをしていたりする。
そろそろ終電の時間だ。
帰らなくちゃ。
下着を着けるタイミングをのがしたまま、駅に向かう。
人影もまばらな終電近い、地下のホーム。
駅員さんと電車を待っている数人を通り過ぎて、ホームの端の方まで来た。
ここから先、ホームのおしまいとそれに続く暗い線路には誰もいない。
ホームの端まで、20mくらいはあるだろうか、ぽっかりと空間が広がっている。
柱を背に暗闇を見る。
さっき通り過ぎた人はちょっと離れているはずだ、背後には気配がない。
私を柱の陰に追い込んで、スカートの中に手を入れる。
下着をつけていないことを忘れていたらしく、一瞬驚いてから嬉しそうな表情の那智さん。
とてもとても明るいホーム。
下着に入れた手は、「こんなところで、いや」という私の小さい抵抗を無視して、私を気持ち良くさせる。
いやいやと首を振る。
那智さんはキスをして、それを止める。
大人しくなる。
キスと快感で、モラルが飛ぶ。
誰もいなくて、良かった。
深夜だから、子供もいない。
お外で何かをする時は、恥ずかしいとか背徳感だけじゃなく、「変なものを見せて、驚かせてごめんなさい。」という気持ちになるの。
何%の人は「おお♪」なんて思うかもしれないけど、ほとんどの人は嫌悪感を抱くでしょう。
「おお♪」っとなる人だって、はじめは驚くはず。
私は私の存在で人の心を波立たせたくないのです。
ごめんなさいといたたまれなくなるのだ。
だから、露出は気持ち良いと思う反面、確実に誰も嫌悪感を抱かないとわかっている状況での露出なんてなかなかないから、困る。
だから、この深夜のホームはありがたかった。
視界には誰も映っていないし、仮に人が来てしまっても嫌悪感を抱かせる種類の人(子供連れとかね)の可能性は低いはずだ。
その抵抗感の少なさも手伝って、気持ち良いということに身を任せることができる。
きっと感じているだろう。
那智さんは、どう思っているかしら。
多分、感じている私を、もっと揺さぶりたくなったのだ。
触っていない方の手で、スカートを捲り上げた。
短いワンピースのスカートが私の腰の辺りで丸まって止まっている。
「だめ!!」飛んで行ったモラルが戻りそうになる。
私は、駅のホームで下着を着けていない下半身を全部晒してしまっているんだ。
那智さんは、ずっと私を気持ち良くさせている。
もう、だめ、嬉しい、戻って来そうな理性はあっけなく飛んで行ってしまった。
防犯カメラがありませんように。
どうか、誰も来ませんように。
誰か来ても、気付きませんように。
もし気付いたら、ごめんなさい。
誰も来ないで、誰も見ないで。
誰か来て、誰か見てください。
絶対に見られたらいけない、でも、見てほしくてたまらない。
妄想と現実、理性と本能、収拾がつかないごちゃ混ぜの脳みそ。
この脳みそになると、もう私は私の判断ができない。
誰か来たら、やめるのかやめないのか、那智さんの手中にある。
嫌悪感を抱かれる確率が少ない所。
ハプニングバーやカップル喫茶がそうだと思う。
人目に晒されるという意味では、お外に似ている。
疑似露出?
何度か経験して、人前で恥ずかしい姿を晒す、恥ずかしさを味わっている。
嫌悪感を抱かれず晒す安堵。
それだって十分に恥ずかしい。
だけど、そこで感じるのは「ぬるい」感覚。
人を驚かせたくない、絶対に見られちゃいけない。
だけど、街中で晒される、あのヒリヒリとした緊張感の中で味わう快感。
それに比べると、予定調和な人目はぬるく感じてしまう。
ああ、こんなこと言うとそれを望んでいると思われてしまうから怖いのだけど、大歓迎しているわけじゃないから、とても厄介ですね。
ただ、あのギリギリの快感は凄いのですよ、と告白したかっただけなのです。
「そうか〜、ごめんね〜、気付いてあげなくて。今度はもっと酷くしてあげるね。」という那智さんが目に浮かびます。
駐車場の営業終了のアナウンスが流れはじめた。
それを合図に、現実に引き戻される。
身支度を整えて急いで階段を上がり地上に出る。
階段を上りながら、自分がノーパンのままだったということに気付いて、ちょっと焦る。
脱いだ下着はバッグの中だ。
どうしようか、一瞬悩んだけど近くにトイレは見当たらないし、とりあえずそのままにしてしまう。
飲み物を買って繁華街のベンチに腰掛けながら、ちょっと真面目なお話しをしていたりする。
そろそろ終電の時間だ。
帰らなくちゃ。
下着を着けるタイミングをのがしたまま、駅に向かう。
人影もまばらな終電近い、地下のホーム。
駅員さんと電車を待っている数人を通り過ぎて、ホームの端の方まで来た。
ここから先、ホームのおしまいとそれに続く暗い線路には誰もいない。
ホームの端まで、20mくらいはあるだろうか、ぽっかりと空間が広がっている。
柱を背に暗闇を見る。
さっき通り過ぎた人はちょっと離れているはずだ、背後には気配がない。
私を柱の陰に追い込んで、スカートの中に手を入れる。
下着をつけていないことを忘れていたらしく、一瞬驚いてから嬉しそうな表情の那智さん。
とてもとても明るいホーム。
下着に入れた手は、「こんなところで、いや」という私の小さい抵抗を無視して、私を気持ち良くさせる。
いやいやと首を振る。
那智さんはキスをして、それを止める。
大人しくなる。
キスと快感で、モラルが飛ぶ。
誰もいなくて、良かった。
深夜だから、子供もいない。
お外で何かをする時は、恥ずかしいとか背徳感だけじゃなく、「変なものを見せて、驚かせてごめんなさい。」という気持ちになるの。
何%の人は「おお♪」なんて思うかもしれないけど、ほとんどの人は嫌悪感を抱くでしょう。
「おお♪」っとなる人だって、はじめは驚くはず。
私は私の存在で人の心を波立たせたくないのです。
ごめんなさいといたたまれなくなるのだ。
だから、露出は気持ち良いと思う反面、確実に誰も嫌悪感を抱かないとわかっている状況での露出なんてなかなかないから、困る。
だから、この深夜のホームはありがたかった。
視界には誰も映っていないし、仮に人が来てしまっても嫌悪感を抱かせる種類の人(子供連れとかね)の可能性は低いはずだ。
その抵抗感の少なさも手伝って、気持ち良いということに身を任せることができる。
きっと感じているだろう。
那智さんは、どう思っているかしら。
多分、感じている私を、もっと揺さぶりたくなったのだ。
触っていない方の手で、スカートを捲り上げた。
短いワンピースのスカートが私の腰の辺りで丸まって止まっている。
「だめ!!」飛んで行ったモラルが戻りそうになる。
私は、駅のホームで下着を着けていない下半身を全部晒してしまっているんだ。
那智さんは、ずっと私を気持ち良くさせている。
もう、だめ、嬉しい、戻って来そうな理性はあっけなく飛んで行ってしまった。
防犯カメラがありませんように。
どうか、誰も来ませんように。
誰か来ても、気付きませんように。
もし気付いたら、ごめんなさい。
誰も来ないで、誰も見ないで。
誰か来て、誰か見てください。
絶対に見られたらいけない、でも、見てほしくてたまらない。
妄想と現実、理性と本能、収拾がつかないごちゃ混ぜの脳みそ。
この脳みそになると、もう私は私の判断ができない。
誰か来たら、やめるのかやめないのか、那智さんの手中にある。
嫌悪感を抱かれる確率が少ない所。
ハプニングバーやカップル喫茶がそうだと思う。
人目に晒されるという意味では、お外に似ている。
疑似露出?
何度か経験して、人前で恥ずかしい姿を晒す、恥ずかしさを味わっている。
嫌悪感を抱かれず晒す安堵。
それだって十分に恥ずかしい。
だけど、そこで感じるのは「ぬるい」感覚。
人を驚かせたくない、絶対に見られちゃいけない。
だけど、街中で晒される、あのヒリヒリとした緊張感の中で味わう快感。
それに比べると、予定調和な人目はぬるく感じてしまう。
ああ、こんなこと言うとそれを望んでいると思われてしまうから怖いのだけど、大歓迎しているわけじゃないから、とても厄介ですね。
ただ、あのギリギリの快感は凄いのですよ、と告白したかっただけなのです。
「そうか〜、ごめんね〜、気付いてあげなくて。今度はもっと酷くしてあげるね。」という那智さんが目に浮かびます。
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COMMENT
ああ、ドキドキしています(#^.^#)
凄く分かります。
さすがに経験は無いですが(笑)
凄く分かります。
さすがに経験は無いですが(笑)
見られたら困るというのは対外的な良識がそう思わせているわけで、本当の気持ちは見られたいのです。
良識と欲望の引っ張り合いが苦しいのです。
その苦しさが伝わっていたら、うれしいな^^
良識と欲望の引っ張り合いが苦しいのです。
その苦しさが伝わっていたら、うれしいな^^
その引っ張り合い、すんごい分かります!
その引っ張り合いを苦しいと思うりん子さんが、那智さんはたまらないんじゃないかなあ、なんて思ったりしちゃいました^^
その引っ張り合いを苦しいと思うりん子さんが、那智さんはたまらないんじゃないかなあ、なんて思ったりしちゃいました^^
SM行為の快感をどこで感じるかは人によると思うけど、引っ張り合いが結果的に快感を呼ぶことはありますよね。
引っ張り合い自体は『もう、いや!!』なんだけど(笑)
那智さんが、この葛藤を好ましいと思ってくれているなら、安心します^^
引っ張り合い自体は『もう、いや!!』なんだけど(笑)
那智さんが、この葛藤を好ましいと思ってくれているなら、安心します^^