ねずみの国2
独特な幸福感
ねずみの国のスーパースター『三木さん』に会いにいくアトラクションへ!!
ご存じない方に説明いたしますと。
某ねずみの国には三木さんという銀幕のスターがいて、その人の恋人や友人や飼い犬が中心人物となっているわけです。(素人のざっくり知識)
で、その三木さんのおうちにお邪魔して、映画撮影の合間の三木さんに会えるというお話なのです。(設定とは言いたくない 笑)
5組くらいで1グループになって、三木さんのいるお部屋に入り1組ずつ写真撮ったりハグしたり三木さんといちゃいちゃできるのですね。
ただ、これ、ものすごく待ち時間が長くて、まあ、そこまでして会う必要もないかなと、ほとんどスルーしてきたアトラクション。
特に那智さんには衆人環視の中着ぐるみ着た小柄な女性にハグしたり一緒に写真撮ったりなんて羞恥プレイ以外の何物でもないのでほとんど無視されてきた。
(いや、小柄な女性なわけない!!三木さんは三木さんなの!!!)
ただ、過去に一度だけお邪魔したことがあってね。
10年以上前、雨の降る日でかなり空いている時だった。
記憶が定かではないけど、夕方から入れるチケットだったのかな、空いていたからグループで入るのではなく個別に三木さんのお部屋に入れたのかもしれない。
とにかく、さほど労せず三木さんに会えたのだ。
その時の写真が那智さんにとって貴重なものになっていたらしい。
わたしとツーショットってなかなかないし、写真映りが悪いわたしがそこそこだったのだと思う。
三木さんとキャストはいたけど、一般の人がいなかったリラックス感もあったのかな。
那智さんにとっては、そのときの写真は大事なものだったのだ。
だけど、写真を撮ってそれほど月日が経たないうちに保存していたパソコンが壊れて(?)データ復旧に相当な労力を払わないといけなくなり、長年頓挫したままになっていた。
だから、なんとなく未練のような気持ちもあったので、今回再挑戦する気持ちになったそうなのだ。
待ち時間も比較的少ない時期だったのも幸いして再挑戦することになった。
いろいろなものがデフォルメされた独特の世界観の三木さんのおうち。
それを眺めているだけでも楽しい。
ちょっと大事な相談事などもしていたから数十分の待ち時間も問題なし。
わたしたちの前には若い女性2人組、後ろには女性1人。
そろそろというところでキャストが1組ずつ写真の案内をしていた。
自分たちのカメラだけではなくカメラマンがいて撮影してくれるらしい。
配布しているカードに記載されているID入力で写真をウェブ上で閲覧と購入ができるサービスのようだ。
「○○(そのカードの名称)」はお持ちですか~」と声をかけている。
当然、わたしたちは「持ってません~」とカードの説明を受けるのだけど、前後の女性たちはどちらも持っていた。
どうやらガチ勢だ(笑)
年間パスポートを持ち何度も通う。
特に後ろの1人で来ている女性なんかは、きっと仕事でイヤなことがあったりしたら三木さんに会いに行って心を癒しているに違いない。
わたしたちはガチ勢に挟まれたわけだ!!
ちょっと戸惑うも、実は少しだけ共感する気持ちもある。
わたしは遊びに行くととても楽しけど、特別某ねずみの国(及びその世界観)のファンというほどではない。
だけど、某ねずみの国の三木さんには不思議な魅力があって、彼を目の前にすると本当のスターを目の前にしたようになってしまうの。
いや、本当のスターなんだけどね、けして小柄な女性が着ぐるみ着ているんじゃないくて!!
なんかね、かっこいいのよ、惚れちゃう感じなの。
三木さんには中山可穂さんの小説に出てくるレズビアンの女性のようなかっこよさがあるんだ(ああ、なんか話逸れてる。。。)
あのかっこよさって、フィクションの『男』じゃないと出せないものなんだよね。
たぶん宝塚の男役とかにも通じると思うの。
フィクションの『男』だとキザなセリフもまたかっこいいみたいな。
って、話逸れましたが、とにかくキャラクターグッズではない生身の三木さんの魅力は多少理解できるので、わたしたちの前後のガチ勢さんたちの気持ちは多少共感できるのです。
でも、まあ、ガチ勢に挟まれたいい年したおじさんとおばさんとしてはちょっと照れくさいなぁというところだった。
そして、並ぶこと数十分。
いよいよ三木さんがいるお部屋へ案内される番が来た!!
残念ながら、以前のように1組ずつではなかった。
5組くらいで区切られ、「皆さんお入りください~」と扉を開け中へ通された。
目の前には三木さん!!
ああ、でも、やっぱりトップバッターのわたしたちの前の2人組みの女性がテンション高く「きゃーー」と三木さんに近寄り何かを見せたりいちゃいちゃしている様子を目の当たりにすると、おばさんとしては『落ち着いとこう』と自制心が働くもの。
振り返ると1人で来ている女性は一眼レフを準備している。
そうだよね、三木さんはみんなのスターだけど、きっと彼女にとってはスーパースターだ。
思い入れの軽いわたしがはしゃいだら、なんだか申し訳ないような気さえする。
わたしは那智さんと一緒に写真を撮り握手をして大人のハグができれば十分だ。
そう自答していると「次の人~、どうぞ、荷物こちらにおいてくださいね~」と順番が回ってきた。
三木さんに近寄る。。。。。
無理!!!!
なにこの感じ!!!
ダメ、高揚が抑えられない!!!!
自分の意思と裏腹に頬が熱くなって胸が高鳴る。
わああ、なんで??
なんで、こんな風にちゃっちゃうの!?
一抹の恥ずかしさが残りつつも、ほとんど視野狭窄。
興奮して感激して、うわごとのようにずっと「なんで?なんで?こんなふうになっちゃうの???」と言い続けていたように思う。
そしたらね、三木さんがわたしにハグしてくれて両手で頭をポンポンと挟んでくれたの~~~。
と、取り乱してますが。
メインイベント(?)はわたしじゃないのだ!!
そう、那智さん(笑)
着ぐるみを着た小柄な女性に迎え入れられ、衆人環視の中、ハグを強制されたり並んで写真を撮られたりしたわけだ。
その写真の那智さん。
カメラマンが撮った写真はすぐ見られないけど、スマホで1枚だけ撮ったので、三木さんのおうちを出てすぐ確認した。
三木さんを挟んで左右に那智さんとわたし。
その写真を見た那智さん、開口一番
昭和天皇じゃん(笑)
と。
一瞬、何?と思っていると
マッカーサーと並んでるヤツ
ご存じない方は『昭和天皇 マッカーサー』で検索してみてください。
歴史的にはいろいろな解釈がされていると思うけど、そこは無視してね!
那智さんと昭和天皇の顔が似ているのでもなくてね。
取り巻く空気とか概念としての『昭和天皇』なの!!
なす術なく立ち尽くす。
そこに漂うものは、圧倒的な『虚無感』。
自分の力ではどうすることもできず運命に翻弄され、それでもなんとか写真に写ることだけはしなければならない『虚無感』。
人はあんな表情できるのかという感じ。
大げさだけど(笑)
那智さんの例えが的を射ていていた。
お見せできないもので盛り上がって申し訳ないのだけど、いつかまたオフ会やるとしたら持参しますのでお許しください(笑)
大爆笑の写真だったけど、後日ウェブにアップされた写真には、ハグしようと手を大きく広げている三木さんと身体を引いて警戒心丸出しで避けている那智さんの写真もありました。
なかなか三木さん泣かせな那智さん(笑)
着ぐるみを挟んで顔真っ赤のわたしと虚無の那智さん、なかなかシュールな写真でした^^
最後にもう一話あります~。
<関連エントリー>
写真映り悪いのです
NUDE1
「等式」「ねずみの国2」感想です。うーん、通常の気持ちで「三木」さんにあってもりん子の付き合いで、自分が楽しむことは考えていませんでした。しかし、テンションを上げ「三木さん」会えた喜びを体現しないと私には表情が作れないことを忘れてきました。どこかのスイッチのオンオフなんですよね。
ねずみの国のスーパースター『三木さん』に会いにいくアトラクションへ!!
ご存じない方に説明いたしますと。
某ねずみの国には三木さんという銀幕のスターがいて、その人の恋人や友人や飼い犬が中心人物となっているわけです。(素人のざっくり知識)
で、その三木さんのおうちにお邪魔して、映画撮影の合間の三木さんに会えるというお話なのです。(設定とは言いたくない 笑)
5組くらいで1グループになって、三木さんのいるお部屋に入り1組ずつ写真撮ったりハグしたり三木さんといちゃいちゃできるのですね。
ただ、これ、ものすごく待ち時間が長くて、まあ、そこまでして会う必要もないかなと、ほとんどスルーしてきたアトラクション。
特に那智さんには衆人環視の中着ぐるみ着た小柄な女性にハグしたり一緒に写真撮ったりなんて羞恥プレイ以外の何物でもないのでほとんど無視されてきた。
(いや、小柄な女性なわけない!!三木さんは三木さんなの!!!)
ただ、過去に一度だけお邪魔したことがあってね。
10年以上前、雨の降る日でかなり空いている時だった。
記憶が定かではないけど、夕方から入れるチケットだったのかな、空いていたからグループで入るのではなく個別に三木さんのお部屋に入れたのかもしれない。
とにかく、さほど労せず三木さんに会えたのだ。
その時の写真が那智さんにとって貴重なものになっていたらしい。
わたしとツーショットってなかなかないし、写真映りが悪いわたしがそこそこだったのだと思う。
三木さんとキャストはいたけど、一般の人がいなかったリラックス感もあったのかな。
那智さんにとっては、そのときの写真は大事なものだったのだ。
だけど、写真を撮ってそれほど月日が経たないうちに保存していたパソコンが壊れて(?)データ復旧に相当な労力を払わないといけなくなり、長年頓挫したままになっていた。
だから、なんとなく未練のような気持ちもあったので、今回再挑戦する気持ちになったそうなのだ。
待ち時間も比較的少ない時期だったのも幸いして再挑戦することになった。
いろいろなものがデフォルメされた独特の世界観の三木さんのおうち。
それを眺めているだけでも楽しい。
ちょっと大事な相談事などもしていたから数十分の待ち時間も問題なし。
わたしたちの前には若い女性2人組、後ろには女性1人。
そろそろというところでキャストが1組ずつ写真の案内をしていた。
自分たちのカメラだけではなくカメラマンがいて撮影してくれるらしい。
配布しているカードに記載されているID入力で写真をウェブ上で閲覧と購入ができるサービスのようだ。
「○○(そのカードの名称)」はお持ちですか~」と声をかけている。
当然、わたしたちは「持ってません~」とカードの説明を受けるのだけど、前後の女性たちはどちらも持っていた。
どうやらガチ勢だ(笑)
年間パスポートを持ち何度も通う。
特に後ろの1人で来ている女性なんかは、きっと仕事でイヤなことがあったりしたら三木さんに会いに行って心を癒しているに違いない。
わたしたちはガチ勢に挟まれたわけだ!!
ちょっと戸惑うも、実は少しだけ共感する気持ちもある。
わたしは遊びに行くととても楽しけど、特別某ねずみの国(及びその世界観)のファンというほどではない。
だけど、某ねずみの国の三木さんには不思議な魅力があって、彼を目の前にすると本当のスターを目の前にしたようになってしまうの。
いや、本当のスターなんだけどね、けして小柄な女性が着ぐるみ着ているんじゃないくて!!
なんかね、かっこいいのよ、惚れちゃう感じなの。
三木さんには中山可穂さんの小説に出てくるレズビアンの女性のようなかっこよさがあるんだ(ああ、なんか話逸れてる。。。)
あのかっこよさって、フィクションの『男』じゃないと出せないものなんだよね。
たぶん宝塚の男役とかにも通じると思うの。
フィクションの『男』だとキザなセリフもまたかっこいいみたいな。
って、話逸れましたが、とにかくキャラクターグッズではない生身の三木さんの魅力は多少理解できるので、わたしたちの前後のガチ勢さんたちの気持ちは多少共感できるのです。
でも、まあ、ガチ勢に挟まれたいい年したおじさんとおばさんとしてはちょっと照れくさいなぁというところだった。
そして、並ぶこと数十分。
いよいよ三木さんがいるお部屋へ案内される番が来た!!
残念ながら、以前のように1組ずつではなかった。
5組くらいで区切られ、「皆さんお入りください~」と扉を開け中へ通された。
目の前には三木さん!!
ああ、でも、やっぱりトップバッターのわたしたちの前の2人組みの女性がテンション高く「きゃーー」と三木さんに近寄り何かを見せたりいちゃいちゃしている様子を目の当たりにすると、おばさんとしては『落ち着いとこう』と自制心が働くもの。
振り返ると1人で来ている女性は一眼レフを準備している。
そうだよね、三木さんはみんなのスターだけど、きっと彼女にとってはスーパースターだ。
思い入れの軽いわたしがはしゃいだら、なんだか申し訳ないような気さえする。
わたしは那智さんと一緒に写真を撮り握手をして大人のハグができれば十分だ。
そう自答していると「次の人~、どうぞ、荷物こちらにおいてくださいね~」と順番が回ってきた。
三木さんに近寄る。。。。。
無理!!!!
なにこの感じ!!!
ダメ、高揚が抑えられない!!!!
自分の意思と裏腹に頬が熱くなって胸が高鳴る。
わああ、なんで??
なんで、こんな風にちゃっちゃうの!?
一抹の恥ずかしさが残りつつも、ほとんど視野狭窄。
興奮して感激して、うわごとのようにずっと「なんで?なんで?こんなふうになっちゃうの???」と言い続けていたように思う。
そしたらね、三木さんがわたしにハグしてくれて両手で頭をポンポンと挟んでくれたの~~~。
と、取り乱してますが。
メインイベント(?)はわたしじゃないのだ!!
そう、那智さん(笑)
着ぐるみを着た小柄な女性に迎え入れられ、衆人環視の中、ハグを強制されたり並んで写真を撮られたりしたわけだ。
その写真の那智さん。
カメラマンが撮った写真はすぐ見られないけど、スマホで1枚だけ撮ったので、三木さんのおうちを出てすぐ確認した。
三木さんを挟んで左右に那智さんとわたし。
その写真を見た那智さん、開口一番
昭和天皇じゃん(笑)
と。
一瞬、何?と思っていると
マッカーサーと並んでるヤツ
ご存じない方は『昭和天皇 マッカーサー』で検索してみてください。
歴史的にはいろいろな解釈がされていると思うけど、そこは無視してね!
那智さんと昭和天皇の顔が似ているのでもなくてね。
取り巻く空気とか概念としての『昭和天皇』なの!!
なす術なく立ち尽くす。
そこに漂うものは、圧倒的な『虚無感』。
自分の力ではどうすることもできず運命に翻弄され、それでもなんとか写真に写ることだけはしなければならない『虚無感』。
人はあんな表情できるのかという感じ。
大げさだけど(笑)
那智さんの例えが的を射ていていた。
お見せできないもので盛り上がって申し訳ないのだけど、いつかまたオフ会やるとしたら持参しますのでお許しください(笑)
大爆笑の写真だったけど、後日ウェブにアップされた写真には、ハグしようと手を大きく広げている三木さんと身体を引いて警戒心丸出しで避けている那智さんの写真もありました。
なかなか三木さん泣かせな那智さん(笑)
着ぐるみを挟んで顔真っ赤のわたしと虚無の那智さん、なかなかシュールな写真でした^^
最後にもう一話あります~。
<関連エントリー>
写真映り悪いのです
NUDE1
「等式」「ねずみの国2」感想です。うーん、通常の気持ちで「三木」さんにあってもりん子の付き合いで、自分が楽しむことは考えていませんでした。しかし、テンションを上げ「三木さん」会えた喜びを体現しないと私には表情が作れないことを忘れてきました。どこかのスイッチのオンオフなんですよね。