ハイキングの日3
独特な幸福感
さて、古都を離れ常宿2へ。
ところがここからもなかなかの紆余曲折だった。
まずホテル満室。
「ついさっき入られて〜」とフロントの女性。
どうやらタッチの差で満室になったようだ。
待てば空きそうか聞くと、うーんと首をひねり少なくとも一時間は難しいだろうということだった。
ここは待合室があるんだけど、さすがに1時間も待てないと判断して、別のホテルに行くことにした。
このエリアはホテルはそこそこあるんだけど点在していて、なかなか他のホテルを見つけるのが難しい。
スマホで検索して、あっちの方にいくつかありそうとエリアを移動する。
まず見つけたホテルの看板の時間と料金、一見判りにくい表示だったのでサイトを検索してみることにした。
ホテル真横でスマホをいじるの、なんだか恥ずかしいし情けないなと思ったので、ちょっと脇道に逸れてもらった。
そして、わたしだけが検索するのイヤだったから那智さんにも検索してもらう。
見ると、そのホテルはビジネスホテル的なもので料金設定などが合わなかったのでパス。
近くにもう一軒あるみたいだったので地図を頼りに向かう。
途中、常宿2に電話して再確認したけど、まだ空きそうになかったから諦めて検索したホテルへ。
古そうなホテル。
でも看板とかだけいまどきの感じに改装しているみたい。
中に入ってパネルを見ると常宿2の高いお部屋が最低料金という感じだった。
なんていうか、お金をケチるということではないんだけど、フロントの暗い感じやパネルだけいまどきにした安易な感じが、どうしても常宿2ほどの満足感を得られないように思えた。
最初からここと決まっていれば問題ないのかもしれないけど、なんとなくここにしたら後悔しそうな感じだった。
ただ、わたしはあまりウロウロするのもためらうので、ここでも仕方ないかと黙っていたのだけど、那智さんも同じことを考えたのだろう。
やめよう
と言って出ることになった。
時計を見るとすでに20分は経っていた。
気持ち切り替え。
じゃあ、もう常宿2で待つか〜と意見一致。
こういうときの、阿吽の呼吸は気持ちいい。
で、ただ待つのはつまらない。
これもほぼ同時に同じことを思った。
宴会しちゃうか〜(笑)
善は急げ。
コンビニに寄ってビールとおつまみを買う。
那智さんはポテチ、わたしはフルーツの缶詰(そのまま食べられるようにフォークが付いている缶詰があったのよ!!)
常宿2に向かいながら「どれくらい待つかな」など予想をしていると、ふと最悪の事態を思い描いてしまった。
那智さん、待合室に先客いたらどうします?
わあ、それ、考えてなかった(笑)
ホテルの待合室はひとつしかないんだ。
狭い空間に椅子が2脚と簡易テーブルがひとつ。
う〜ん、そこにお邪魔して立ち飲み始める図々しさは、那智さんといえどもさすがに持ち合わせていないだろう(笑)
最悪の事態の答えが出せぬまま常宿2のドアが開く。
と、万事休す。
ドアの正面に見える待合室のカーテンの裾から先客の足が!!
うわぁ、想像が当たってしまった。
スタッフの女性が、ちょっと申し訳なさそうに
いま、満室でmおうすぐ一部屋開くんですが、先の客様がいらして。。。もう一部屋清掃に入りましたから、20分ほどでご案内できます!!
最初といい、いまといい、今日はどうやらタッチの差の日みたい。
狭いのですが、あちらで待ちください
と『2』の札を渡され、示されたのは2階に上がる階段の踊り場。
そこに丸椅子がふたつ並んでいる。
なんと階段の踊り場が第二待合室になっているんだ(笑)
いや、ぜんぜんOK。
丸椅子に腰掛け、とりあえずホッとした。
ラブホの階段に『プシュッ』という音を響かせ、本日2度目のビールタイム。
ポテチとフルーツで、楽しい、楽しい。
そのうち最初のカップルが案内されて、わたしたちも本当の待合室に移動して準備ができるまで宴会を楽しんだ。
次に空いたお部屋は一番高いグレードのお部屋だった。
まあ、しょうがないか〜。
ここはミストサウナとかカラオケとかある『無駄に贅沢な』お部屋(笑)
エレベーターで移動しながら「じゃあ、カラオケ大会ですかね〜」なんて言っていたら、お部屋に入って那智さんが仕切る。
どうする?カラオケにする?
それなら、くつろぐ前に買い出し行ってくるよ
と。
せっかくいいお部屋なんだから外で飲むのではなく、この部屋を使い倒そうということになった。
ということで、お風呂で汗を流し、マッサージをして差し上げ、お昼寝と『あれこれ』も満喫して、カラオケ大会を楽しんだ。
今日はハイキング後半からずいぶん『成り行き』な日だった。
ビール飲みたい気持ちが寄り道になったり、外的要因もあって、なかなかすったもんだだった。
それでも、すったもんだのたびにどうしたら楽しめるかを考えて、そして、楽しむために気持ちを持っていく、阿吽の呼吸や共通の意識が那智さんと合っていて、やっぱりお出かけは楽しいなと思うのだ。
那智さん、いつも楽しくしてくれてありがとうございます。
またお出かけしましょうね〜。
「等式」「ハイキングの日3」感想です。私のすることを信じて乗ってくれる気合と少しの勇気と楽しもうとする信念があれば最後は楽しいよね。稀に失敗することもあるけれど。(笑)
さて、古都を離れ常宿2へ。
ところがここからもなかなかの紆余曲折だった。
まずホテル満室。
「ついさっき入られて〜」とフロントの女性。
どうやらタッチの差で満室になったようだ。
待てば空きそうか聞くと、うーんと首をひねり少なくとも一時間は難しいだろうということだった。
ここは待合室があるんだけど、さすがに1時間も待てないと判断して、別のホテルに行くことにした。
このエリアはホテルはそこそこあるんだけど点在していて、なかなか他のホテルを見つけるのが難しい。
スマホで検索して、あっちの方にいくつかありそうとエリアを移動する。
まず見つけたホテルの看板の時間と料金、一見判りにくい表示だったのでサイトを検索してみることにした。
ホテル真横でスマホをいじるの、なんだか恥ずかしいし情けないなと思ったので、ちょっと脇道に逸れてもらった。
そして、わたしだけが検索するのイヤだったから那智さんにも検索してもらう。
見ると、そのホテルはビジネスホテル的なもので料金設定などが合わなかったのでパス。
近くにもう一軒あるみたいだったので地図を頼りに向かう。
途中、常宿2に電話して再確認したけど、まだ空きそうになかったから諦めて検索したホテルへ。
古そうなホテル。
でも看板とかだけいまどきの感じに改装しているみたい。
中に入ってパネルを見ると常宿2の高いお部屋が最低料金という感じだった。
なんていうか、お金をケチるということではないんだけど、フロントの暗い感じやパネルだけいまどきにした安易な感じが、どうしても常宿2ほどの満足感を得られないように思えた。
最初からここと決まっていれば問題ないのかもしれないけど、なんとなくここにしたら後悔しそうな感じだった。
ただ、わたしはあまりウロウロするのもためらうので、ここでも仕方ないかと黙っていたのだけど、那智さんも同じことを考えたのだろう。
やめよう
と言って出ることになった。
時計を見るとすでに20分は経っていた。
気持ち切り替え。
じゃあ、もう常宿2で待つか〜と意見一致。
こういうときの、阿吽の呼吸は気持ちいい。
で、ただ待つのはつまらない。
これもほぼ同時に同じことを思った。
宴会しちゃうか〜(笑)
善は急げ。
コンビニに寄ってビールとおつまみを買う。
那智さんはポテチ、わたしはフルーツの缶詰(そのまま食べられるようにフォークが付いている缶詰があったのよ!!)
常宿2に向かいながら「どれくらい待つかな」など予想をしていると、ふと最悪の事態を思い描いてしまった。
那智さん、待合室に先客いたらどうします?
わあ、それ、考えてなかった(笑)
ホテルの待合室はひとつしかないんだ。
狭い空間に椅子が2脚と簡易テーブルがひとつ。
う〜ん、そこにお邪魔して立ち飲み始める図々しさは、那智さんといえどもさすがに持ち合わせていないだろう(笑)
最悪の事態の答えが出せぬまま常宿2のドアが開く。
と、万事休す。
ドアの正面に見える待合室のカーテンの裾から先客の足が!!
うわぁ、想像が当たってしまった。
スタッフの女性が、ちょっと申し訳なさそうに
いま、満室でmおうすぐ一部屋開くんですが、先の客様がいらして。。。もう一部屋清掃に入りましたから、20分ほどでご案内できます!!
最初といい、いまといい、今日はどうやらタッチの差の日みたい。
狭いのですが、あちらで待ちください
と『2』の札を渡され、示されたのは2階に上がる階段の踊り場。
そこに丸椅子がふたつ並んでいる。
なんと階段の踊り場が第二待合室になっているんだ(笑)
いや、ぜんぜんOK。
丸椅子に腰掛け、とりあえずホッとした。
ラブホの階段に『プシュッ』という音を響かせ、本日2度目のビールタイム。
ポテチとフルーツで、楽しい、楽しい。
そのうち最初のカップルが案内されて、わたしたちも本当の待合室に移動して準備ができるまで宴会を楽しんだ。
次に空いたお部屋は一番高いグレードのお部屋だった。
まあ、しょうがないか〜。
ここはミストサウナとかカラオケとかある『無駄に贅沢な』お部屋(笑)
エレベーターで移動しながら「じゃあ、カラオケ大会ですかね〜」なんて言っていたら、お部屋に入って那智さんが仕切る。
どうする?カラオケにする?
それなら、くつろぐ前に買い出し行ってくるよ
と。
せっかくいいお部屋なんだから外で飲むのではなく、この部屋を使い倒そうということになった。
ということで、お風呂で汗を流し、マッサージをして差し上げ、お昼寝と『あれこれ』も満喫して、カラオケ大会を楽しんだ。
今日はハイキング後半からずいぶん『成り行き』な日だった。
ビール飲みたい気持ちが寄り道になったり、外的要因もあって、なかなかすったもんだだった。
それでも、すったもんだのたびにどうしたら楽しめるかを考えて、そして、楽しむために気持ちを持っていく、阿吽の呼吸や共通の意識が那智さんと合っていて、やっぱりお出かけは楽しいなと思うのだ。
那智さん、いつも楽しくしてくれてありがとうございます。
またお出かけしましょうね〜。
「等式」「ハイキングの日3」感想です。私のすることを信じて乗ってくれる気合と少しの勇気と楽しもうとする信念があれば最後は楽しいよね。稀に失敗することもあるけれど。(笑)