等式

独り言



常套句。

昔の出会い系ツールの主流、ツーショットダイヤルにおけるわたしの常套句のお話をしたので、今度は那智さん編。

那智さんから聞いた話をわたしなりに書くので那智さんの考えと１００％一致ではないことはご了承くださいませ。
また、これは常套句というより、相手を計りどのように自分のペースにで進めるかのリトマス試験紙という意味合いが強いみたいです＾＾


書いたことあるけど、那智さんとわたし、実は２回お話ししている。

わたしは１回目の記憶はほとんどないのだけど、約半年後に再度ツーショットでつながったときにはこの常套句を使われた記憶はあるので、やっぱりリトマス試験紙として常用していたのだろう。

まず「こんにちは」「はじめまして」などの挨拶を交わした後、すぐ

私は◯◯（名字）と申しますが、何てお呼びしたらよろしいですか？

と聞く。

まあ、これは知らない者同士必要なこと。
で、それには「りん子です」と極普通の答えが返ってくると思うのだけど、そしたら

『りん子さん』かな『りん子ちゃん』、それとも呼び捨てがいいですか？

と呼び方も、その場で聞くのだ。

まだ他人行儀の『さん』のままか、『ちゃん』と一歩親しげを増すのか、それとも最初から呼び捨てで呼ばれたいのか、もしかしたら『お好きなように』と那智さん任せの人もいたかもしれないし、いきなり『淫乱メス奴隷』なんて希望する女性もいたかもしれない。

リクエスト通りにしながら、那智さんはこれでまず『陶酔度合い』といいましょうか、そんなものを計っていたそうです。


ネット調教なんてない頃、もしあったとしてもそんなことには興味のない那智さんは当時、当然『会う』ことが目的で電話していたので、相手の女性がどういうつもりで電話をしてきているのかをこれで計っていた。

出会い系と言いながら、中にはわたしみたいに会うのは怖いけどどうしてもマゾの部分を誰かに知ってもらいたいとか、SMの話をしてみたいとか、もっというとオナニーのおかずで電話している人もいたようだからね。

まず最初の段階で『さん』を希望する女性は基本的に『会う』前提だと推測していたそうです。
会うために常識を持ってすり合せやコンセンサスを得るために対等な者同士でいる『さん』を選ぶと読めるから。

それ以外の『ちゃん』や呼び捨てなどは、陶酔度合いが高くこれだと電話で遊ぶつもりかリアルを求めていない人だと推測していたそうです。

もちろん、呼び捨てだから即NGというのではなく、良い感じだなと思ったらそこからリアル（会えるように）に変換するように作戦を立てたわけです。


その次に聞いたのは。

２４時間かまってほしいですか、それとも会っているときだけがいいですか？

という質問。

これはその女性のSMに求めるものなどを計る質問だったそうだ。
（ちなみに、わたしには『かまって』ではなく『管理』という言葉を使っていたので、バリエーションがあるのかも）

『会っているときだけ』と答えた場合は、性的な部分だけを満たしたいと推測できるし、２４時間と答えた人は、もしかしたら生活全般に満たされていない『何か』があかもしれないし、たとえば生活全般はある程度満たされていたとしても性的な部分以外でも生活を管理されたいというSM嗜好以外があると想像できる。（SMは加虐被虐嗜好だから、管理コントロールとは違うからね）

そのどちらを求めていたというわけではなく、その女性の希望を的確に把握して自分の希望と照らし合わせ攻略法を導き出していたのだと思うのです。


当時SMのスイッチが存在していた那智さんは、スイッチの範囲や入れ方などを明確にしてそのコンセンサスを得るためにも希望を知っていたかったのですね。

仮に２４時間と答えた女性に対して、実際問題衣食住を担っているわけではない那智さんが２４時間なんて無理なことなのだから、きっとその辺りを説明して２４時間のうちスイッチを入れる時間とそうじゃない時間を作り上げていったのだと思います。

リアルか非リアル。
相手の求めるもの。

相手を計り、そこから関係を構築する作戦のための『常套句』なのでした＾＾



ちなみに＾＾
わたしは最初の質問には『呼び捨て』を希望して、２４時間or会っているときだけには『可能ならば２４時間管理』と答えました＾＾


たしかに、最初は誰とも会うつもりなかったし、性癖以外もすごーーく足りない状態だったので、あながちハズレていないかも＾＾



＜関連エントリー＞
『常套句』





「等式感想です。」これは、今となっては価値ある情報か解りませんが私のマニュアル化されたコンセプトを含むお話なので、会話にて最初は対等にコミュニケーションをとることが目的ならば参考になるかも知れません。他にも色々あるけれど、りん子開示するのかな？約10年前から20年前位に「タランチェラ」でお話したことがある人は等式の読者の方にもいらっしゃるのかなと推測します。(笑)

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